次回予告
- ジャン:
- 俺、はだしのジャン。
これからね、おいらが住んでるパリをカメラで訪ねるコーナーが始まるよ。
それから、次回のアニメ三銃士は、ダルタニャンが就職活動を始めるんだ。そのために俺たちは変てこな事件に巻き込まれちゃうんだけど…。
じゃ、続けて見てね!よ・ろ・し・く・ジャーン!
17世紀フランス・ガスコーニュ地方。主人公ダルタニャンは、ある日領主の息子ジョルジュと取っ組み合いの喧嘩をする。自分の家で飼っている牛がフランス一大きい、と言うジョルジュに対し、ダルタニャンは象の方が大きいはずだと反論し、ジョルジュに嘘つき呼ばわりされたからである。ダルタニャンは喧嘩に圧勝するが、その日の夕方、ダルタニャンのもとにジョルジュの家の使いが訪れ、謝りに来るよう言い渡されてしまう。
どうしても謝りに行きたくないダルタニャンは、パリへ行って象を連れてこようと決心し、その夜こっそり家を抜け出そうとする。そんな孫に気づいたビクトールとカトリーヌは、父の形見の剣や傷薬、帽子などを与え、ダルタニャンを見送ったのだった。
パリに着くと早々に象を探し始めたダルタニャンは、街角でコンスタンスと出会いがしらにぶつかりそうになる。コンスタンスが手から落とした人形は、つい先程広場ではだしのジャンから買ったものだった。
広場で人形売りをしていたジャンは、象の芸が自分の商売の邪魔をしているのだと考え、象の鼻に胡椒をぶちまけて追っ払うことを思いつく。しかし、それを実行した途端象が暴れ出し、広場を破壊し始める。ダルタニャンが辿り着いたのは、象がひとしきり暴れた後の荒れ果てた広場で、象もどこかに姿を消していた。事情を知ったダルタニャンがジャンに詰め寄っていると、象のオーナーの放った小猿がジャンの財布を盗んだため、二人はロシナンテに乗り、小猿を追ってパリ中を駆け巡る。
ようやく小猿を追いつめた2人は、謎の女性ミレディーに出会う。彼女の助けを借りて、小猿から財布を取り返したものの、小猿がここに来るまでの間に中身をばらまいていたため、財布は空だった。ミレディーは小猿を連れて去っていった。
夕暮れ。ダルタニャンはジャンの住む小舟にいた。その時2人の目の前に象が現れる。その大きさに感動するダルタニャンだった。
こうしてダルタニャンのパリでの生活が始まった。
◇こうして改めて見ますと、何もかもが初々しいですね〜。ガスコーニュでの暮らしっぷりとか。それぞれの出会いのシーンとか。とりわけダルタニャンの声が初々しいところがまたよいです。
パリへの旅立ちのシーンがまた美しいんです。ダルタニャンが前方を見て「わあ…」と感動した表情になるんですけど、それって(ダルタニャンの想像した)象の形をした雲があったからなんですねー。
そういえばダルって両親いなかったんですよね。(今更)しかし、じいちゃんとばあちゃんがなかなか威勢が良くていいですね。若かりし頃はなかなかの美男美女だったかもしれないな〜。あと、これが最初で最後の登場だったジョルジュ君…なーんか老けてたな〜。でもダルタニャンがパリに上京したのは密かに彼の功績ですよね。(笑)
さて、せっかくの第1話なので、以下、シーンを多めに抜粋してみます。
◇いいなあじいちゃん。
しかしダルタニャン、パリへ行く理由が変わってますけど…。象を見に行くって言う方が説得力あると思うけどなあ。でもまあ、じいちゃん相手にはこの方が共感が得られるのか。
◇ジャンは生まれついての商売人です。
しっかしホントにコンスタンスって怒りっぽいね(笑)。しかもあのセリフですよ。「私だって優しいわよ!」自分で言っちゃうんだ。(笑)
でもこのキャラで、王妃の前ではなかなかの優等生ですからねコンスは。その辺のギャップがたまりません。
◇ダルとコンスの出会いの場面です。うん、上の怒りっぽいコンスタンスなら、ここでもこんな反応だろう。(笑)
まあそんなわけで、初めて言葉を交わしたパリジェンヌ・コンスタンスは、田舎者のダルにとっては魅力そのものだったんですね〜。しかし、「パリの女の子」ってコンス以外に見たことないぞ。
◇ええ、結局最後まで誰もそう呼んでませんでしたけどね!(ナレーションくらいしか)
まあ一応、「はだしのジャン」というネーミングには元ネタがあるんですが。
◇どこからともなくやってきて、どこへともなく去っていくミレディー。あんなとこに馬車を止めて何してたんだろう?
しかし、こんな子供2人に近づいたミレディーさんの意図がわかりませんね〜。暇つぶしなのか。猿が欲しかっただけなのか。ダルタニャンを見て気に入って、思わず助け舟を出してしまったのか。純粋にただの人助けだったのか…。(←だとしたら結構いい人)
◇ジャンの貴族に対する感情がほとばしり出たセリフ。この感情はこの先ずっとジャンの心を支配し続けます。
「パリへ出て誰かに仕えるとしても、トレビル隊長かリシュリュー様の他は相手にするな。よいな。」(byヴィクトール)
◇じいちゃんからのはなむけのありがたーいお言葉。ダルタニャンは今後この言葉を忠実に守ります。
「本当はヘソクリと一緒にずっと隠しておきたかったんだけどねえ。」(byカトリーヌ)
◇孫を旅に出したくないばあちゃんの本心。初めて聞いた時は、単なるケチなおばあちゃんだと思ったんですけど。(オイ)
当時フランスでは、総理大臣のリシュリューが、国王ルイ13世を凌ぐ力を持ち政治を操っていた。国王を自分の思い通りに動かすには、アンヌ王妃が邪魔だと考えるリシュリュー。イギリスの宰相バッキンガム公爵が、アンヌ王妃と密会しようとしているという情報を手に入れたミレディーは、その証拠を押さえて国王と王妃の仲を裂くのがよいと、リシュリューに入れ知恵をする。
一方、職探しに出たダルタニャンはリシュリューに会いに行こうとするが、邸の前で門前払いを食らわされていた。そこへ現れたミレディーは、自分たちの陰謀をダルタニャンにも手伝わせる事にする。
ローシュフォール伯爵の指示のもと仕事を手伝うダルタニャンだったが、その仕事とは、アンヌ王妃の侍女コンスタンスをさらい、アンヌ王妃がバッキンガム公に宛てた手紙を奪うことだった。不審に思ったダルタニャンは、ジャンと共にさらわれたコンスタンスを追いかけ、ミレディーとローシュフォールのもとから彼女を救い出すのだった。
翌日、ミレディーの計らいでリシュリューに紹介される事になったダルタニャン。しかしその面会中に、アンヌ王妃のかたわらにいるコンスタンスの姿を見つけたダルタニャンは、その場で銃士隊に入る決意をするのだった。
◇第2話、いやあ…おもしろいっすね!(笑)アニ三の中で5本の指に入る私の好きな話かも。
ちょっととぼけた独特の雰囲気が、話全体に漂っております。これはおそらくダルタニャン&ローシュフォール効果でしょう。あ、ジャンもか。
それにしてもダルタニャンのキャラがすごすぎ。確かに言ってることもやってることも筋が通ってるんだけどね〜…。少年らしい無邪気さと無鉄砲さ、そして能天気さを兼ね備えていて、なかなか…いやかなり魅力的なキャラです。門番とかローシュフォールを押しのけて前に出る等の、図々しさ溢れる行動には笑ったわ。ミレディーは最初からダルに一目置いてるみたいでしたもんね。こんなのに(笑)目をつけるとはミレディーさん、なかなかの度量です。
さて、宮廷の人々も初登場目白押しでした。アンヌ王妃はなかなか聡明な雰囲気で、貫禄もオーラも出ていました。さすが王妃様!三銃士は、3人揃って歩くのをダルタニャンに目撃されたのみ。黙々と歩いている姿が実に不自然だった。(笑)
あと、コンスタンスにたびたびジャンがお母さんの姿を重ね合わせてますが…全然似てないよねえ?
◇すごいへりくつを正当化させて、意地でもリシュリューに会いに行こうとするダルタニャンです。演技なのか本気なのか。そしてじいちゃんの教えもまた忠実に守ってます。しかし門番にしてみれば、いきなりこんなのが現れたらそりゃコワイよ。
◇ローシュフォールお墨付きの無神経です、ダルタニャンくん。
いやあしかし、こんな台詞が出てくるあたり、ローさんも意外と神経使って生きてるんですね。(笑)
「でも、それじゃなんだか楽しくないじゃないか。」(byダルタニャン)
◇ロシナンテが草を食べているのを見て、一生食いっぱぐれなくていいと言うジャンにさらりと返した一言。やっぱこれですね〜。
銃士隊長のトレビルに会いに行くことにしたダルタニャン。ところがミレディーの操るコウモリの仕業で、三銃士のアトス、アラミス、ポルトスのそれぞれから行く先々で言いがかりをつけられ、3人と決闘する事になってしまった。当時、リシュリューが決闘禁止令を出していたことから、ミレディーには、ダルタニャンが片づけられた後、残った三銃士も決闘のかどで逮捕してやろうという魂胆があった。
それを知ったジャンとコンスタンスは、なんとかして決闘をやめさせようと奔走するが、なすすべもないまま決闘の時が訪れる。隠れて待機する護衛隊の面々。決闘の待ち合わせ場所にダルタニャンと三銃士が揃ってしまう。
決闘が行われようとした瞬間、コンスタンスとジャンが駆けつけ、その説得にダルタニャンは決闘を考え直し始める。ダルタニャンたちがなかなか剣を抜かないことに、業を煮やすローシュフォール。見かねたミレディーが蛇を操り、アラミスの剣を抜かせることに成功する。それを理由に、ローシュフォールらは銃士たちを決闘の現行犯で逮捕しようとする。
そこへトレビルが駆けつける。トレビルの機転でその場はおさまったものの、ダルタニャンは見せしめとしてトレビルに父の形見の剣を折られてしまう。ショックを隠しきれないダルタニャンだった。
夕方、セーヌの岸辺にしょんぼり座っていたダルタニャンのもとに三銃士が現れ、友達として付き合おうとダルタニャンに提案する。友の誓いを立てようとした時、ダルタニャンの剣が折られているのに気付いた三銃士は、彼に合わせて各々の剣を折る。ダルタニャンはその友情に感動するのだった。
◇のっけから銃士任命式でビックリさせられますが、夢オチでしたね。(笑)現実はなかなかツラかった。ダルタニャンにとってはまさに試練の回です。
しかし、トレビル隊長が、ダルタニャンの剣を折らせたのは(しかもわざわざポルトスに)どうなんでしょうね?でもまあ、そこまでしたからこそ、三銃士がダルタニャンに同情して、友達になろうとまで言ってくれたのかもしれないですね〜。だって今回のダルタニャンは、本当に考えなしの生意気なガキそのものだったですもん。(ぶっちゃけ)
◇しょっぱなから、妙に不機嫌なアトス。と、某お方の小説で読みましたが、確かに普段のアトスならここまで突っかからないような気がしますね。アトスの身にいったい何が…。
しかし、いつものアニメダルならこれまた謝りそうな場面なんですけどねえ…。この後のアラミスにもポルトスにも。まあ、全てはストーリーを成り立たせるためですね!(その一言で全て片付く)
◇いやー厳しいですねトレビル隊長。「名剣」云々を聞き出した上で、ですからね。(笑)
そして特に最後の一言は効きますねー!私だったら浮上できないかも…。
◇三銃士がダルタニャンをどう慰めるのか個人的に興味があったんで、ハイ。このあとに記念すべき初の「みんなは一人のために、一人はみんなのために」のお約束シーンがあるんですよね。
「放っておきなさい。外に飛び出して鷹にでもさらわれてしまえばいい。」(byアンヌ王妃)
◇リシュリュー憎けりゃもらったオウムまで。アンヌ王妃、意外と過激です。
しかし、後の話ではコピーは鷹と勇敢に戦うこともあるんですけどね。(ボソ)
アンヌ王妃をますます煙たがるリシュリュー。今度はバッキンガム公を、王妃の偽手紙でイギリスからおびき寄せようと企てる。
一方、象の1件から広場での商売を禁止されてしまったジャン。護衛隊長のジュサックが、ジャンを広場から手荒く追い出そうとしたため、ダルタニャンが止めに入り一悶着。その場はどうにかおさまり、気を取り直して象を見に行ったダルタニャンだったが、見物料を払わなかったことでジュサックに再び目をつけられてしまう。
新しい商売として、風呂の出前を思いついたダルタニャンとジャン。早速アラミスが使ってくれることになる。アラミスの入浴中、偶然部屋の中をのぞいたジャンは、アラミスが女性である事を知ってしまう。
ダルタニャンの提案で象を洗ってやることにした2人は、象のオーナーがいなくなった隙に象小屋に忍び込む。しかし、ジャンが水を汲みに行っている間に、ダルタニャンは象のオーナーに見つかり、小屋から引きずり出されてしまう。居合わせたジュサックに、またも剣を抜くよう挑発されるが、剣を抜くわけにいかないダルタニャンは、象のオーナーの鞭に打たれ気絶してしまうのだった。
助けを求めに行ったジャンが、アラミスを連れて広場に戻ってくると、ジュサックの標的はアラミスに移る。ダルタニャンと同じく剣を抜こうとしないアラミスに、お前は女かと挑発するジュサック。屈辱のままその場に取り残されるアラミス。ようやく目を覚ましたダルタニャンを、アラミスは「よく我慢した」と抱きしめるのだった。
◇この回だけなら「ジュサック=やなヤツ」の図式がぴったり当てはまるんですが。
ダルタニャンはと言えば、前回の経験からか多少はおとなしくしてますね。でもまだまだ決闘騒ぎを起こしそうになったり、象の見世物小屋に列を作って並んでいる人たちを無視して、すたすたと中に入って象を見ようとしたり、相変わらずのトラブルメーカーっぷり。ジュサックに3回も目を付けられるとは、そりゃ相当ですよ。見てる方がハラハラします。
そして、前回に続いて、ダルタニャンにとってはやはり試練の回であります。アラミスにとってもね。ダルタニャンは自業自得だけど、アラミスにとってはまさにいい迷惑だったよなー。
◇ジュサックはワルです!これが証拠です!(笑)
◇のんきな居候を抱え込んだジャンの苦労が忍ばれます。しかもダルタニャン、ロシナンテに関して言ってることが2話の時と違うし!
◇ダルタニャンの親切心は象にまで及びます。しかし後払いなんて言って、本当に後で払うつもりなのか〜?(疑いの眼差し)のんきな居候を抱え込んだジャンの苦労が(以下略)。
◇やっぱジャンにとってはアラミスの秘密は衝撃だったろうな〜。それでも秘密をちゃんと守っててエライです。(後にゆすりのネタにはしてるけど…笑)
「お肌がすべすべになるセーヌの水!いかがですか〜?」(byダルタニャン)
◇これって絶対誇大広告(笑)。JAROに警告されちゃうぞ!
「アラミスと比べて、俺、なんだかカッコ悪いや…。」(byダルタニャン)
◇そりゃ比べる相手が悪いや。