アニメ三銃士各話紹介 13〜16話
13話 * 14話 * 15話 * 16話
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13話・スパイは誰だ
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あらすじ
バッキンガム公は無事に役目を終え、イギリスに帰っていった。しかしオウムのコピーから、ダイヤの首飾りがバッキンガム公の手に渡ったことを聞き出したリシュリューは、その事を国王ルイ13世に告げる。リシュリューに入れ知恵された国王は、パーティーを催す計画をアンヌ王妃に伝え、そのパーティーにダイヤの首飾りをつけて出席するようにと言いつける。
アンヌは、首飾りの件を漏らしたのはコンスタンスではないかと疑う。ショックを隠し切れないコンスタンス。彼女の相談に乗ったダルタニャンとジャンは、アンヌ王妃の部屋にいるオウムのコピーが怪しいと目星をつけ、一計を案ず。
翌朝、コンスタンスはアンヌに「バッキンガム公がダイヤの首飾りを返してきた」と伝える。この嘘の情報を吹き込まれたコピーは、早速鳥かごを飛び出していった。コピーを追っていくダルタニャンとジャン。コピーが向かったのは案の定リシュリュー邸だった。コピーがリシュリューたちを前に嘘の情報をしゃべっているのを目撃した2人は、ローシュフォールやミレディーに邪魔されながらもコピーを捕獲し、アンヌの元に連れて帰ることに成功した。コピーの言葉を聞き、納得するアンヌ。
こうして、コンスタンスは無事アンヌ王妃の信頼を取り戻し、コピーはジャンの友達になったのだった。
◇今回は赤づくめの衣装のかっちょいいダルタニャン(名付けて「赤いダルタニャン」byりささん)が登場します。(今回限り)しかも片手で大車輪してた。すごすぎ(笑)。
しかし、なぜ変装しなきゃいけなかったんでしょう?…まあ、別にいいけど。
そしてしつこくツッコミますが…、コピーは放っといても勝手に王妃の部屋の鳥かごに戻ってきたんじゃないでしょか?あんな苦労して捕まえんでも…。…まあ、別にいいけど。
シーン
ポルトスのアドバイス
- ポルトス:「ダルタニャン!」
- ダルタニャン:「やあ、ポルトス!」
- ポルトス:「隊長がお呼びだ。すぐ来いとおっしゃってるぞ。」
- ダルタニャン:「え?すぐ来いってなんだろう?」
- ポルトス:「叱られるに決まってるさ。思い当たることがあるなら、先に謝っちまえ。」
- ダルタニャン:「う〜ん…。(考え中)んー?」
- ―中略―
- ダルタニャン:「すみません、隊長。」
- トレビル:「何だ?」
- ダルタニャン:「僕も何だかわからないのです。とにかく、申し訳ありませんでした。」
- トレビル:「だから何を謝っているのだ?」
- ダルタニャン:「訳は隊長のほうがご存知でしょう?叱るのは隊長なんですから…。」
- トレビル:「誰が叱ると言った?」
- ダルタニャン:「あれ?僕を叱るんじゃないんですか?謝って損したなあ。」
◇5話では早とちりでお礼を言ってトレビルに叱られてました。つまりこれは5話のエピソードと対なわけですね〜。(解説風)どちらもポルトスがからんでるところがミソです。この爽快感あふれるポルトスの決め付けっぷり!
無情な王手
- (チェスをしているルイとアンヌ)
- ルイ:「この度の、我が妹アンリエットとチャールズ一世との婚約を祝って、パーティーを開こうと思うのだが…。いかがかな?」
- アンヌ:「それはようございますわ。アンリエット様もさぞお喜びになられることと存じます。」
- ルイ:「このパーティーには、私がそなたに送ったダイヤの首飾りをつけて出席してもらいたい。よいな?」
- アンヌ:「えっ?」
- コンスタンス:「はっ。」
- アンヌ:「…なんですって!?」
- ルイ:「ダイヤの首飾りだ。この間のバッキンガムの歓迎舞踏会で、あのダイヤをつけたそなたは、出席したレディー達の誰よりも美しかった。今度のパーティでも私はもう一度、ダイヤの首飾りをつけた、そなたの艶姿を見たいのだ。」
- アンヌ:「…。」
- ルイ:「どうした?何か都合の悪いことでもあるのか?」
- アンヌ:「い、いいえ。陛下のお言い付けとあれば、どのような装いでもいたします。」
- ルイ:「ダイヤの輝きにも負けぬそなたの美しい姿を、楽しみにしているぞ。…チェック。」
◇9話10話でのラブラブっぷりはどこへやら。バッキンが絡むとコワ〜イ陛下。11話から一気に険悪なムード。まったく、バッキンの影響力は凄まじいです。ハイ。
コンスタンスの忠誠
- ダルタニャン:「ええっ!それじゃ、王妃様はコンスタンスのことをスパイだと疑っているのか!?」
- コンスタンス:「王妃様もお気の毒なの。どう考えても、私のほかにいないのだから…。」
- ジャン:「それにしたってひどいよな。」
- コンスタンス:「リシュリューが、どうしてダイヤの首飾りのことを知ったのか、それさえわかれば、王妃様のお疑いも晴らすことができるのだけれど…。」
◇こんな時でもアンヌの心配をするコンスタンス。さすがアンヌマニア…いやいや、人間が出来ておられます。そして、王侯貴族への毒舌はやっぱりジャンの役目。
セリフ
「また会おう!」(by赤いダルタニャン)
◇実にヒーローくさいセリフです。とってもハマってましたけどね。(でも今回限り)
「ねえコンスタンス、王妃様の首飾りはきっと僕が取り返してきてやるよ。安心しろって!」(byダルタニャン)
◇オイオイ、これってコンスタンスが次回思いついて、その上でダルタニャンに頼むことでしょ?頼まれる前に言っちゃうなんて、微妙にネタバレなんじゃないの〜?(笑)
登場人物とか
- 護衛隊・・・街角にたたずんでいた衛士二人。二人ともあんまり特徴がない。(笑)
- ビリヤード*・・・初登場!リシュリュー様のビリヤード。台にはゲートボールのゲートみたいなのが1つ付いていて、赤い球と白い球が3球ずつあってそれを打ち合ってました。ルールはよくわかりません。
- チェス*・・・ルイとアンヌがやりあってました。たぶんこれも初登場。(ゲーム特集?)
愛のツッコミ
- 首飾りの件をリシュリューに知られたのは、コピーのしわざと目星をつけたダルタニャンとジャン。リシュリュー邸に乗り込んでコピーを奪取したときのこと。リシュリュー、ローシュフォール伯、ミレディーの3人がいて、ロー伯とミレディーは、かっこいい赤ダル(笑)と戦うのに、リシュリュー閣下は消えてしまうのです。こんなときって、時代劇風に「であえ〜くせ者だ、かかれ〜」って、ジュサック率いる下っ端衛士がゾロゾロ出てきそうなもんですが・・・リシュリュー閣下、怖くなって逃げちゃったのかしら。それとも、木の陰で二人の腕前をチェックしてたのかしら・・・(byRomiさん)
- 三銃士紀行で、「2人(←イギリスのチャールズ1世とアンリエット王妃のこと)は1927年フランスのラ・ロシェルの新教徒に援軍を送り失敗した」…これは誤植で正しくは1627年では?(byRomiさん他)
次回予告
- ダルタニャン:
- アンヌ王妃のダイヤの首飾りは、バッキンガム公と共に海を渡りイギリスに…。10日後の舞踏会までに戻って来ないと、王妃様は…。
- ジャン:
- どうなっちゃうんだ?
- ダルタニャン:
- ルーブル追放…。そして、フランスとイギリスは戦争になっちゃうかも。
- ジャン:
- えらいことじゃん!なんとかしなくちゃ。
- ダルタニャン:
- うだうだ言ってても始まらない!ここはひたすら行動あるのみだ!!
- ジャン:
- てなわけで、次回、アニメ三銃士「パリ脱出」
- ダルタニャン:
- みんな、また会おう!
14話・パリ脱出
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あらすじ
イギリス国王チャールズ1世とフランス国王の妹アンリエット姫の婚約祝賀パーティーに、ダイヤの首飾りをつけて出席しなくてはならなくなったアンヌ王妃。進退窮まったアンヌに、コンスタンスは、ロンドンに急ぎの使いを出してバッキンガム公にダイヤを返してもらおうと提案。使いとして彼女が推薦したのはダルタニャンだった。
コンスタンスは、ダルタニャンをセーヌの川辺に呼び出しロンドンへの使いを頼む。アンヌの手紙と、アンヌが指輪を売って作ったというお金を受け取り、快諾するダルタニャン。
早速、トレビルに10日間の休暇を願い出るダルタニャン。事情を察したトレビルは三銃士にも休暇を出す。休暇を与えられた三銃士がボナシュー家に集結した。
一方、リシュリューも王妃に関わりのある者を警戒していた。あちこちに見張りを立て、ダルタニャンのもとに三銃士が揃っていることを突き止める。ボナシュー家に護衛隊がどっと押し寄せたが、4人の機転で彼らをまくことに成功する。
ダルタニャンと三銃士はジャンに見送られながら、そのままロンドンへと旅立ったのだった。
◇今回の見どころは…催眠術をかけられたボナシューさんのとろんとした目でしょうか。普段とほとんど変わりません、ハイ。
それと本文では触れませんでしたがダルとコンスのキス未遂事件あります。(一応報告)
シーン
名誉と信頼と…?
- ダルタニャン:「十日ほど休暇を頂きたいのです。」
- トレビル:「何のために?」
- ダルタニャン:「旅に出るんです。」
- トレビル:「どこへ?なぜ?」
- ダルタニャン:「…うっ…。…それは言えません…。」
- トレビル:「危険な旅のようだな。」
- ダルタニャン:「はい。」
- トレビル:「それなら余計、訳も聞かずに休暇を許すわけにはいかんな。」
- ダルタニャン:「ある女の人のためです。でもその方の名誉のために、訳は秘密にすると約束したのです。」
- トレビル:「それでは理由にならん。」
- ダルタニャン:「訳を話せば、許してくれますか?」
- トレビル:「そのために秘密を喋っても良いのか?約束を破ることになるぞ。」
- ダルタニャン:「…ぁっ…。」
- トレビル:「ついでに言っておくが秘密を明かしても、それが正当な理由でなければ休暇はやれん。」
- ダルタニャン:(しばらく考えて)「わかりました。」
- トレビル:「どうする?」
- ダルタニャン:「銃士見習を辞めます。」
- トレビル:「銃士になる望みを捨てると言うのか?」
- ダルタニャン:「はい!」
- トレビル:「たかが女のために。」
- ダルタニャン:「女のためではありません。愛と信頼のためです。」
- トレビル:「なるほど…。そこまで考えているなら休暇をやろう。」
- ダルタニャン:「…ありがとうございます!」
◇ちょっとねえ。これ私には理解できない問答なんですけど(笑)。こういう駆け引きっぽいやり取りはよくわからん。…女のためじゃなくて愛と信頼のためってどういうこと?隊長も、それで納得してるし…。
参考までに、原作でのここのやり取りを抜粋しておきます。
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- トレヴィル:「用件というのはなにかね?」
- ダルタニャン:「はい、突然お邪魔して申しわけございません。でも事件が事件でございますから」
- トレヴィル:「では、早く言いたまえ」
- ダルタニャン:「王妃さまのご体面が、いや、ことによったらお命までが危うくなるような大事件で……」
- トレヴィル:「なに?」
- ダルタニャン:「じつは、偶然ある秘密が耳に入りまして……」
- トレヴィル:「秘密なら、自分の胸にしまっておくがよい」
- ダルタニャン:「でも、ぜひ隊長殿のお耳に入れておかなくては。王妃さまのお言いつけを果たすには、お力にすがる他はございません」
- トレヴィル:「きみだけの秘密かね?」
- ダルタニャン:「いいえ、王妃さまの秘密でございます」
- トレヴィル:「その秘密をわたしに打ち明けてよいと、王妃さまはおっしゃったのかね?」
- ダルタニャン:「いいえ、それどころか、絶対に秘密を守るようにと……」
- トレヴィル:「じゃ、どうしてわたしに打ち明けるのだ?」
- ダルタニャン:「さっきも申し上げましたように、隊長殿のお力を借りなければ、なにもできないからでございます。どんな目的でご助力をお願いにあがったか、ご説明申し上げなければ、と思いまして」
- トレヴィル:「秘密は自分の胸にしまっておきなさい、ところで頼みごとというのは?」
- ダルタニャン「デ・ゼッサール殿にお願いして、十五日間の休暇をとっていただけませんか」
- トレヴィル:「いつ?」
- ダルタニャン:「今晩にも」
- トレヴィル:「パリを離れるのか?」
- ダルタニャン:「お使いにまいりますので」
- トレヴィル:「どこへ行くのかね」
- ダルタニャン:「ロンドンへ」
- トレヴィル:「きみが出発したら、だれか喜ぶやつがいるのかね?」
- ダルタニャン:「わたくしの計画を邪魔だてするために、枢機官はありとあらゆる手を打つことでございましょう」
- トレヴィル:「で、きみ一人で行くのかね?」
- ダルタニャン:「一人でまいります」
- トレヴィル:「一人じゃパリを抜け出すこともできんだろう。トレヴィルの言うことに間違いはないぞ」
- ダルタニャン:「どうしてでございます?」
- トレヴィル:「殺されるに決まっているよ」
- ダルタニャン:「男子の本懐ではございませんか」
- トレヴィル:「しかし役目は果たせないだろう」
- ダルタニャン:「そう言えばそのとおりで」
- トレヴィル:「いいかね。こういう仕事では四人のうち一人が成功すれば、上首尾と言わねばならない」
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ゼェゼェ。長くなっちゃいました。まあ、あくまでも参考に。
ミレディーの教育
- ローシュフォール:「報告3。王妃の衣装係コンスタンスが、銃士見習ダルタニャンと川縁で密かに会っていた。」
- リシュリュー:「うむ。」
- ローシュフォール:「報告4。えー、ダルタニャンの下宿に三銃士が集まり、何やら相談している…。」
- リシュリュー:「何だと?」
- (そこへぺぺが現れる。)
- ローシュフォール:「おおぺぺ!待っていたぞ!(手を伸ばし手紙を取ろうとするが、ぺぺが威嚇する)…な、何のマネだ…?」
- (ぺぺ、手紙をリシュリューに差し出す。)
◇ペペにまでバカにされるローシュフォール(笑)。ミレディーさんの教育が実に行き届いております。伯爵殿の前途に幸あれ。
セリフ
「レディーの名誉を守るのは、男にとっても名誉なことだからな。 (ここでウインク☆パチッ)」(byトレビル)
◇男性陣の魅力強化キャンペーン中らしく、今回はトレビルを始め、ダルもジャンもポルトスもアトスもウインクしてました。パチッ☆
登場人物とか
- 見張り・・・リシュリューが張り込ませたスパイのうちの3人。船の上にいた人(セリフ有り)と風車売りの人とボナシュー家の前に馬車を停めてた人。
- ケティー?(笑)・・・ミレディー(ポルタ通りのミラボー夫人)んちの侍女。前髪で目を隠してる。気味が悪い人その1。
- ミレディーの催眠術*・・・たぶん初登場。今回はペペの尻尾を使ってました。
- フォルジュの温泉*・・・表向きの4人の旅の目的地。だけどこの後一回も使われなかったような気がするぞ。
次回予告
- アトス:
- 我々三銃士と、ダルタニャンのロンドンへの旅が始まった。行く手にはリシュリューの罠が待ち構えている。
アラミス、ポルトス、油断するなよ!
- アラミス:
- 俺は大丈夫だが…ポルトスがなァ。
- ポルトス:
- うぐうぐ…(食べてる)。ここのシチューはうまいぞ。やはり旅の楽しみは食いものだな。
- アトス:
- そのポルトスの食い意地が、我々を危機に陥れる。
次回、アニメ三銃士「危険な旅」
- アラミス:
- ポルトス、食ってばかりもいられないぞ。
- ポルトス:
- ん?なんだ?
15話・危険な旅
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あらすじ
ロンドンヘの道を急ぐ三銃士とダルタニャン。リシュリューの罠を警戒し、シャンティーの旅籠屋『マルタン』まで4人は別れ別れに進むことにした。
一方、ボナシュー家にはミラボー夫人に扮したミレディーがやってくる。彼女はまたしてもボナシューに催眠術をかけ、ダルタニャンらの動きを探ろうとするが、コンスタンスとジャンの機転で失敗に終わる。
シャンティーでは、一足先に到着していたポルトスが、アランという男と知り合いになっていた。しかしポルトスは、アランが国王を侮辱したことでカッとなり、店の前で決闘を始めてしまう。仕方なくダルタニャン、アトス、アラミスの3人は、ポルトスを置いて先へ進むことにした。3人が去ってしまうと、それまで見物していた男たちが一斉にポルトスに襲い掛かった。実は全員がリシュリューの手下だったのだ。
先を急いでいた3人だったが、不意にダルタニャンは、アトスにアンヌ王妃の手紙を預け引き返す。やはりポルトスのことが気になったダルタニャンは、加勢するために戻ったのだった。敵を蹴散らし、形勢逆転となったダルタニャンとポルトスだったが、敵が銃を取り出したため絶体絶命のピンチに陥る。その時、火薬を大量に手配したアトスとアラミスが現れた。2人が派手にやってくれたおかげで、4人は揃って無事にそこを逃れる事が出来たのだった。
◇今回はポルトス大活躍(いろんな意味で)。うんうん、食べ物は大事だね。
そして、第一の関門突破ですね。…ポルトスの軽率な言動さえなければ、おそらく避けられた関門でしたけどね。
そしてまたもや催眠術をかけられたボナシューさん、前回にもまして鬼気迫る表情&台詞回しでした。ミレディーの催眠術がパワーアップしたのか?
そして、個人的には兎のシチューが食べてみたくなりました。ポルトスが言うとすごく美味しそうで。
シーン
アラミスの「ポルトスツッコミ」シリーズ
- アトス:「あとはポルトスだ。」
- ダルタニャン:「まだ来ないのかい?」
- アラミス:「ああ。何しろ目方があるからな。馬も速く走れないのだろう。」
◇まずは序の口から。
- アラミス:(後ろからポルトスをつついて)「おい!」
- ポルトス:「ん?」
- アラミス:「何だ、あの調子のいい男は!」
- ポルトス:「いや、たまたまここで顔を合わせて、お互い一人では退屈だから一緒にやろうということになったのだ。」
- アラミス:「無用心だな。俺達の使命を忘れたのか!俺達のこと、何を喋ったんだ!?」
- ポルトス:「何って…別に俺だってバカじゃない。ロンドンへ行くなんてことはこれっぽっちも…。」
- アラミス:「シーッ!喋らなくたって我々が4人連れだとわかれば、リシュリューの手下ならすぐピンと来るさ!何のために別れ別れになってここまで来たと思うんだ!?」
- ポルトス:「すまん、そう言われては言葉もない…。」
◇ポルトスの名言1(笑)。それはともかく、この時の2人の密着度はめちゃめちゃ高し!隠れポルアラファンのアナタ、必見ですよ!
- ポルトス:(アランの剣に脇腹を掠められ)「うお…っと…。」
- アラミス:(からかうように)「ポルトス、何をやっているんだ!代わってやろうか?」
- ポルトス:「馬鹿言え!そんなことしたら、一世一代の恥だ!!誰も手を出すな!…今はちょっと食いすぎて、身体が重たいだけだ!!」
◇この回あたりから、こんな風にポルトスのツッコミ役はアラミスという形ができていくわけですね〜。(シリーズ続く…かも?)
ミラボー夫人の謎
- コンスタンス:「思い出したわ!」
- ジャン:「え!?」
- コンスタンス:「ミラボー夫人というのは、たしかこの前の舞踏会の夜、バッキンガム公を罠にかけようとした人だわ!」
- ジャン:「すると、王妃様の敵ってわけか!」
◇ここまでわかって、何でミラボー夫人がミレディーだと気付かないんですかね、この2人。特にジャンなんて、前回は一目見ただけででミレディーだと見破ったくせにィ〜。(→12話参照)
注目のダルポル
- ポルトス:(小声で)「すまん、ダルタニャン…。」
- ダルタニャン:「何言ってるんだよ、ポルトス。」
◇この2人の会話が妙に好きです。(あまり多くは語るまい)
セリフ
「重たい俺を乗せているお前が、一番つらいだろう。」(byポルトス)
「食べるのは、生きている証拠だ!死んだら何も食えないのだからな!」(byポルトス)
◇今回はポルトスの名言が多いですね。ハイ。
「生地よりも私を見て。」(byミレディー)
◇ボナシューさんに催眠術をかけるためこっちを向かせようとしたミレディーさん。無条件でこのセリフに一票!ミレディーさん、やるゥ〜!!(嬉しそう)
登場人物とか
- アラン・・・シャンティーの旅籠屋で待ち伏せてたリシュリューの手下。調子のいい男(byアラミス)。一応リーダー格らしく、偉そうに指示を出してた。
- エキストラ・・・アランの手下ども。いっぱいいる。(笑)
愛のツッコミ
- 三叉無しで長銃を撃つな。絶対命中しないからそれ。100メートルくらい威力のある銃を持って囲むな。むしろ味方に当たるぞ。更に、連発銃なんて存在しない筈なのに、2発続けて撃った奴がいる。そんなところで笑いをとらなくてもいい。(by悠宇さん)
- 出演者のテロップです。ロー様役の千葉さんの名前が”繁”ではなく”茂”になっていました。(by吹雪女さん)
次回予告
- アトス:
- ロンドンを目指す我々の前に、なおも立ちふさがるリシュリューの罠。
- ダルタニャン:
- 大変だ!アラミスが敵の銃弾に倒れた…!
- アトス:
- ダルタニャン、お前はアラミスを連れて先に行くんだ。
- ダルタニャン:
- しかし、アトス…。
- アトス:
- 敵は、俺とポルトスで食い止める。ぐずぐずしていると、みんなが危なくなるぞ!
- ダルタニャン:
- わかった!アラミス、がんばれよ。宿に着いたらすぐに手当てしてやるからな。
- アトス:
- 次回、アニメ三銃士「急げ!ダルタニャン」
- ダルタニャン:
- みんな、また会おう!
16話・急げ!ダルタニャン
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あらすじ
シャンティーを突破した三銃士とダルタニャン。リシュリューは第二の罠を仕掛けると同時に、先手を打って出国禁止令を公布していた。リシュリュー直筆の許可証がなければ港を出ることが出来ないように画策したのである。
一行が工事現場に差し掛かると、工夫たちが棍棒や斧を手にして襲ってきた。リシュリューの仕掛けた第二の関門である。彼らを相手に4人がすったもんだしている隙に、銃を持った男が崖の上に移動し、ダルタニャンに照準を合わせた。それに気付いたアラミスは、 とっさにダルタニャンを庇い左肩を打たれてしまう。一旦その場を逃れる4人。
アトスは、渋るダルタニャンを無理やり先に行かせる。ダルタニャンが引き返そうとすると、ロシナンテはダルタニャンをその場に置き去りにし、勝手に戻ってしまう。
ポルトスは追っ手を食い止めるために大木を動かして道を塞ぎ、しんがり役をつとめていた。そこへロシナンテが戻ってきて、銃で狙う男からポルトスを救うという活躍を披露。
アトスの方は、負傷したアラミスを連れダルタニャンに追いついたが、ダルタニャンがロシナンテとはぐれた事を知り、ダルタニャンにアラミスを任せてポルトスの元へと引き返した。アトスの用意した油で大木は一瞬にして燃え、追っ手を防いだのだった。
アラミスと共にアミアンまでやってきたダルタニャン。『金の百合』という宿屋で部屋を取ることに。ダルタニャンが手当てをしようとすると、アラミスはかたくなに拒んだ。部屋を追い出されたダルタニャンは理由がわからず首をかしげるのであった。
一方パリでは、ミレディーが念には念をと、自らロンドンに向かい、バッキンガム公の持っているダイヤの首飾りから、ダイヤを一つだけ切り取っておくことをリシュリューに提案する。リシュリューはミレディーに渡航許可証を用意する。
ロンドンへ発つ前にボナシュー家に寄るミレディー。例のごとく催眠術でボナシューからダルタニャンの情報を引き出すためだが、新しい情報は得られない。ボナシュー家を出てから、ミレディーはポケットに入れていたはずの許可証がなくなっていることに気付く。ミレディーがボナシューの仕立てたドレスに着替えている間に、ジャンが抜き取っていたのだ。
その頃、許可証を手に入れたジャンとコンスタンスは、それをダルタニャンに渡そうと全速力で馬車を走らせていたのだった。
◇いやあ、首飾り事件もなかなか盛り上がってきてますね。
今回わからなかったのはロシナンテの行動。ダルタニャンを置いていくとは魔が差したのか!?
そしてまたもや催眠術をかけられたボナシューさん、3話連続です(笑)。ちなみにコンスタンスとジャンは、おそらくそんなボナシューさんをほったらかしにして家を出てきちゃったんじゃなかろうかと気になるところです。
そして、にわかにダルアラめいてきました。(そんなんばっか)
シーン
黄金パターンその1
- ダルタニャン:「アラミス、大丈夫か?」
- アラミス:(苦しそうに)「俺のことはかまうな。ダルタニャン、先に行け!」
- ダルタニャン:「そんなことできるものか!死ぬも生きるも一緒だ!」
- アトス:「ダルタニャン、君には大事な役目があるのを忘れるな。」
- ダルタニャン:「しかし…。」
- アトス:「アラミスは我々で面倒を見る。君は先に行け!」
- ポルトス:「心配するな、すぐに追いつくさ。」
- (迷っているダルタニャン)
- アトス:「早く行くんだ!」(ロシナンテのお尻を蹴っ飛ばす)
◇いやー、アトスが思わずロシナンテのお尻を蹴っ飛ばしたくなる気持ちもわかりますねー。(笑)
何をしたいのか
- アトス:「ダルタニャン、こんなところで何をしているんだ?」
- ダルタニャン:「ロシナンテの奴が…。ポルトスは?」
- アトス:「しんがりの役を買って出て、追っ手を食い止めている。」
- ダルタニャン:「それじゃ俺も!」(立ち上がる)
- アトス:「待て。そんなに一緒にいたければ、アラミスを頼む。」
- ダルタニャン:「え?」
- アトス:「どこかで手当てをしてやらなくては…。君がアラミスを連れて先に行き、宿をとってくれ。」
- ダルタニャン:「それはアトスが…。」
- アトス:「アラミスは君の身代わりに撃たれたんだぞ!君が面倒を見るのが当たり前じゃないか!それに馬も無いことだ。アラミスと一緒に乗って行け。」
◇ダルタニャンはいったい何がしたいんでしょう?上では怪我のアラミスを置いていけない、と言ってたばかりなのに、今度はそのアラミスをアトスに委ねてポルトスの元へ行きたがる…。意外とはっきりしないヒトなのねえ。(毒舌)
夢か幻か
ミレディーが、許可証を失くしたと知ってポケットを探るシーン。
◇ミレディーでもあせる事があるのね〜。失くした事実を受け入れたくない、という想いがひしひしと伝わってきます。
セリフ
「アラミスって時々わからないんだよなぁ。」(byダルタニャン)
◇親切のつもりがアダとなり、ダルにとっちゃ今回はまさに踏んだり蹴ったり。まあ、アラミスにも事情があるからね。目をつぶってあげようね。
登場人物とか
(今回はエキストラだらけ)
- 密偵その1・・・シャンティーからの早馬で、リシュリューに第一の関門の報告をした人。前回スパイとして、セーヌの上の船でダルタニャンとコンスタンスを見張っていた人と同じ人っぽい。
- 密偵その2・・・第二の関門の報告をした人。ダンディーなヒゲをたくわえてる。
- 工夫その1・・・第二の関門で最初にポルトスにからんだハゲ。
- 男その1・・・工夫たちのリーダー格っぽい人。狙撃担当の男にダルタニャンやポルトスを撃つよう指示を出す。
- 狙撃手・・・銃を持っていた男。アラミスに傷を負わせた張本人。
- 村人・・・アミアンにいたヒマそうで人の良さそうな男。ダルの問いに愛想良く答えてた。
- 宿屋の亭主・・・アミアンの宿屋『金の百合』の亭主。次回大活躍、乞うご期待。(笑)
- 関門*・・・第一の関門がシャンティーのアランさん、第二が工夫たち。第三は…え〜と…何だっけ?
- 出国禁止令*・・・「全国の港を封鎖する。余の許可証を持つ者以外、乗船出港は許さぬ。リシュリュー」フランス全ての港に届いた命令書。
- 渡航許可証*・・・「この書状を所持する者は出国禁止令に関わらず、イギリスへの渡航を許可する。リシュリュー」ミレディーが持ってた、リシュリュー自筆の許可証。これがないとイギリスには渡れない。
愛のツッコミ
次回予告
- ダルタニャン:
- ついに、護衛隊の連中が俺たちに追いついてきた。そして、ローシュフォールは俺とアラミスの立てこもった馬小屋に火を放ったのだ。
- アラミス:
- アトスもポルトスもまだ来ないのか。このままでは、焼き殺されてしまうぞ。
- ダルタニャン:
- あちちちちっ。まったくやる事が汚いんだから…。
- アラミス:
- ダルタニャン、俺が奴らを迎え撃つ。その隙に逃げるんだ。
- ダルタニャン:
- そうはいかない。逃げるのは君だ、アラミス。
- アラミス:
- 次回、アニメ三銃士。
- ダルタニャン:
- 「一人はみんなのために」
- アラミス:
- 諸君、また会おう。
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