次回予告
- ダルタニャン:
- マドモアゼル・シャルロットは、本当にジャンのお母さんなのか…。俺とジャンはそれを確かめるために、ベルサイユで行われる狩りについて行った。しかし、そこにはリシュリューの陰謀が暗い影を落としていたのだ。
ベルサイユの野に、ジャンの、お母さんを呼ぶ声が響く。
次回、アニメ三銃士「狩りはベルサイユで」
泣くなジャン、俺がついてるぞ。
ある夜ジャンは、母親が兵隊に連れて行かれた時の夢を見てひどくうなされる。それをきっかけに、お母さんのことを思い出してしまったジャン。事情を聞いたダルタニャンは、ご婦人方の噂がすぐに耳に入る仕立屋ボナシューの弟子になって、お母さんの情報を集めればよいと提案。ボナシューも快くそれを受け入れ、それ以来ダルタニャンとジャンはボナシューの弟子となる。
一方、リシュリューのもとにミレディーからの航空便が届く。烏によって運ばれたミレディーの手紙には、イギリスの宮廷で、ルイ13世とアンヌ王妃の間に世継ぎが生まれないことが噂になっていると記され、国王に魅力的な女性を近づけて、王妃との仲に水を差すのがよいと提案されていた。その噂を早速国王の耳に入れるリシュリュー。噂を断ち切るために、狩りを催してアンヌとの仲睦まじいところを見せ付ければよいと、リシュリューは国王に提案したのだった。
ボナシューのお供で、得意先のポルトスの家を訪ねたダルタニャンとジャン。ポルトスから、ノルマンディー出身のマドモアゼル・シャルロットの噂を聞いたジャンは、その女性が自分の母ではないかと考え、思わず彼女のいるローシュフォールの屋敷へと向かう。
ダルタニャンと2人、屋敷の中に忍び込むジャン。銃の練習をするシャルロットの姿に、母の面影を見たジャンは、彼女の前に飛び出していく。自分のお母さんじゃないかと尋ねるジャンに、思わず銃を構えてしまうシャルロットだったが、撃つことはできなかった。ダルタニャンはジャンを連れ、屋敷を脱出する。
シャルロットが自分の母親ではないかという思いにとらわれるジャン。ダルタニャンは、ジャンの気が済むまで真実を突き止める協力をすると約束する。
◇ジャンのつらい過去が明るみになります。ちょっと重い回ですね。ところでジャンのお母さんは今22,3歳らしいので、そこから推測するとジャンは9歳ってことはないだろうな。6〜7歳くらいか…。この時代ってどのくらいの年齢で子供産んでたんだろ。
しかし、22,3歳でマドモアゼル(未婚)をうたってるシャルロットさんに、ジャンが「おばちゃん」と話しかけたのは個人的につらかったわ。(苦笑)
◇いつも明るい分、お母さんのこととなるとこんな風に依怙地になってしまうジャンがつらいです。ダルタニャンもボナシューも慰めの言葉が見つからず…。
◇もともとジャンのお母さんの情報を仕入れるために、ボナシューさんの弟子入りした二人だったけど、ジャンはわりと張り切ってますね。仕事道具を乗せたロシナンテを自ら引いたり、ボナシューさんを率先して「親方」と呼んだり。ポルトス家でも、ダルは壁にもたれて何もしてなかったのに(笑)、ジャンはしっかりお手伝いしてました。エライぞ〜。
◇アンヌ王妃、密かにこの手の話題提供が好きです。それにしてもコンスタンスの「年下の坊や」発言がなにやら新鮮でした。
「マドモアゼル・シャルロットが母ちゃんじゃなくてもいい。でも、どうしても確かめたかったんだ。」(byジャン)
◇たとえゼロに近くても、可能性がある限り諦めきれないジャン。まあ、そのためにパリに来たんだしね。
狩りの日、ダルタニャンとジャンはベルサイユで行われている狩りの会場にこっそり忍び込んだ。
リシュリューは、マドモアゼル・シャルロットをルイ13世に紹介する。一目で彼女を気に入ったルイは、早速シャルロットを狩りのお供に連れて行く。リシュリューの思惑を感じ取ったアンヌ王妃は、コンスタンスに2人の後をつけさせる。
ルイたちを探していたコンスタンスは、森の中でばったりダルタニャンとジャンに出会う。2人から事情を聞いたコンスタンスは、シャルロットの腕に火傷の跡があるかを確かめるのに協力することに。コンスタンスは、ルイとシャルロットのもとへ近づき、リンゴ酒を誤ってかけたふりをしてシャルロットの腕を見ようとするが、シャルロットの腕には包帯が巻かれていた。それを見てますます疑いを強くするジャン。
ポルトスの協力も得て、1人になったシャルロットの前に再び出て行くジャン。だが、シャルロットはどうしても腕の傷を見せようとしない。そのまま馬で走り去ってしまうシャルロットだったが、必死に自分を追いかけるジャンの姿に心を痛める。
一方、ポルトスに誘い出されたルイは猪を狩っていた。ルイの撃った弾が命中し、猪は一度倒れたものの、急所を外していたのか暴走を始める。その猪がシャルロットの前に現れ、驚いた馬に彼女は振り落とされてしまう。シャルロットに向かって突進する猪。その瞬間、ジャンがシャルロットの前に立ちはだかり、猪に跳ね飛ばされる。投げ出され気を失うジャン。再び猪がシャルロットに向かった時、ポルトスが駆けつけて猪を退治する。
ジャンを介抱するシャルロット。ようやく目を覚ましたジャンに、シャルロットは優しい言葉をかけ、2人は抱き合う。
シャルロットはダルタニャンを人気のない場所へ呼び出し、腕の傷を見せる。偶然にもそれは火傷の跡だったが、彼女はジャンの母親ではなかった。家族に送金するためにリシュリューの企みに乗り、幼い娘を故郷に残してきていたと言うシャルロット。考えを改めたとダルタニャンに告げ、彼女は娘のいる故郷へと帰っていった。
帰り道、シャルロットはジャンのお母さんではなかったと、ジャンに話すダルタニャン。意気消沈するジャンに、ダルタニャンは、いつか必ずお母さんを見つけてやると心に誓うのだった。
◇シャルロットさん、絶対ジャンのお母さんだと思ったのに…。でも、迷いもなく猪の前に飛び出して行ったジャンはほんとにスゴイ!
ところで侍女にするとまで言って喜んでた陛下に、リシュリューはどうやってシャルロットさんがいなくなったことを説明したのでしょうか?(実にいらん世話)
◇普段は親切が売りのダルタニャンも、寝ぼけてると意外に冷たいことが判明。(笑)
◇ジャンの口からこんな言葉が出るなんて。うう、つらい…。
それにしても、ダルタニャンの慰めがすごく温かく響きます。(メロリ)
「まかせて。私がやってみるわ。」(byコンスタンス)
◇コンスタンスのセリフだと、すごく頼もしく感じるのはナゼ?
イギリス国王チャールズ1世の使いとして、バッキンガム公がパリへ訪れる事になった。ローシュフォールは、今度も計画を邪魔されないよう、 バッキンガム公が来仏する前に三銃士を殺すのがよい、とリシュリューに提案する。
ローシュフォールたちが最初に目をつけたのは、三銃士の要であるアトスだった。トレビル邸を出たアトスに、どこからともなく群がってくる浮浪者たち。彼らは突然アトスに襲い掛かった。その正体は、マスクをし武装したローシュフォールたちだった。
三銃士の剣は、トレビルの注意にも関わらず、ダルタニャンとの友情の誓いの時から折れたままだった。その為に瀕死の重傷を負ったアトスは、何とか敵から逃れてボナシュー家に転がり込む。ダルタニャンはアトスの剣が折れていたのに気付き、心を痛める。
ローシュフォールたちがついに居場所を突き止め、ボナシュー家に来襲。ボナシューの案内で、ローシュフォールらは包帯でぐるぐる巻きにされたアトスを運び出した。そのままアトスの体を森に埋めるローシュフォールとジュサック。彼らがその場を去ると、ジャンとロシナンテは慌ててアトスを掘り起こした。土の中から出てきたのはアトスに扮したダルタニャンだった。ダルタニャンはローシュフォールたちに一泡吹かせようと提案する。
ローシュフォールたちが森を出ようとすると、不気味な声が聞こえてきた。振り返ると、埋めたはずのアトスが近づいてくる。剣で一突きしようとしたローシュフォールだが、その瞬間アトスの姿は消え去った。実際はジャンが後ろでロープを引っ張っていただけだが、まんまと騙され幽霊だと言って震えるジュサック。真っ暗な森で、その後も次々と怪奇現象が2人に振りかかり、おびえにおびえた2人はとうとう一目散に逃げていった。
この功労が認められ、トレビルに呼ばれたダルタニャンは、銃士見習に任命される。以前トレビルに折られた剣先も返ってきて大喜びのダルタニャンだった。
一方イギリスでは、いよいよバッキンガム公がフランスへと旅たとうとしていた。そこにはそれを見届けるミレディーの姿もあった…。
◇前半はかなり黒い感じだったんですけどね〜。後半一気にコメディーですよ。次回予告で「シリアス大活劇は、いつの間にやら大ドタバタ騒動に…。」ってダルが言ってた通りだ…(笑)。
さて、そんなわけで今回はまさにロー&ジュサックのおいしい場面が目白押し!ロー&ジュサック好きには必見の回なのです!とりわけジュサックの魅力満開!(←こんなに喜んでるのってアンタだけなんじゃ…)
◇ジュサック、華の独身。恋人募集中。(笑)
◇おびえてる割に妙な正論を口にするおちゃめなジュサッ君。
◇いざとなるとローは頼もしいがジュサッ君は腰抜け。
◇やっぱり2人とも腰抜け。しかし、このダメっぷりがまたいいのよね〜vv(ベタ惚れらしい)
◇なかなか核心をついたご意見で。(笑)
「とどめを刺しますか?」(byジュサック)
◇ジュサックの「とどめを刺す」発言が今回実に2回もあるのです!2回ともローがさりげなく却下してましたが。んもう、ジュサッ君ってば本領発揮ね☆
晴れて銃士見習となったダルタニャンに、待ちに待った初出勤の日が訪れた。その日は、バッキンガム公が、イギリス国王チャールズ1世の大使としてルーブル宮殿にやってくる日でもあった。ルイ13世の妹アンリエットを、イギリス王妃として迎えようという案が持ち上がっていたのである。バッキンガム公を追ってミレディーもまたパリ入りし、陰謀の気配が渦巻く。
張り切って出勤してきたダルタニャンだったが、トレビルにすげなく馬小屋の掃除を命じられる。いよいよバッキンガム公がルーブル宮殿に着いたという知らせを受けて、トレビルはルーブルへと出かけていった。
ルーブル宮ではバッキンガム公の謁見が行われていた。謁見の間、熱い視線を送ってくるバッキンガム公に困惑気味のアンヌ。それを見てほくそえむリシュリュー。
銃士隊がルーブルへと出払ってしまったトレビル邸で、一人留守番をしていたダルタニャンの元へジャンがやってくる。ルーブル宮殿にミレディーが入っていったのを目撃したと言うのだ。悪い予感のした二人はルーブルに忍び込む。
一方、舞踏会場でバッキンガム公に近づいたミレディーは、言葉巧みに、自分は王妃の味方であるとバッキンガム公に信じ込ませる。ミレディーに案内された抜け道を伝い、バッキンガム公はアンヌの部屋へとたどり着く。突然現れたバッキンガム公の姿に驚くアンヌとコンスタンス。
狼狽し、バッキンガム公に帰るよう諭すアンヌ。その瞬間、部屋をノックする音が聞こえてきた。リシュリューの差し金で、ルイがアンヌの様子を見に来たのである。リシュリューの罠だと悟ったアンヌは、とっさに舞踏会で身につけていたダイヤの首飾りをバッキンガム公に持たせ、元来た道を帰らせる。その首飾りは国王からの誕生祝いの贈り物だった。
抜かりのないリシュリューは、抜け道の出口に護衛隊を張り込ませていた。だが、一足早くバッキンガム公のピンチに気付いていたダルタニャンが、マントで正体を隠しつつ、ローシュフォールやジュサックを押さえてバッキンガム公を無事救出する。応援に駆けつけた三銃士たちもまた護衛隊に圧勝。ダルタニャンとジャンは、役目を終えてルーブルを抜け出したのだった。
◇今回はついにバッキンがアンヌ王妃と接近し、ダイヤの首飾りをせしめるというビッグイベントが発生。しかしイベントらしいイベントはそれだけだったので、ダルが隊長の馬を追い掛け回したりと、どうでもいいエピソードに時間かけてます(言いたい放題)。
そういやミレディーは、バッキンに仕返しをするためにイギリスに渡ってたはずなのに(6話の最後に自分で言ってました)、リシュリューさんにバッキンの近況報告をしただけで帰ってきちゃいましたね。
◇マスクをしていたにも関わらず、馬車が通り過ぎる一瞬で、しかもおそらく中がちらりと見えただけで、ミレディーと見破るジャン、恐るべし。
今回こんなにあっさり見破ったかと思えば、今後、全くミレディーと気付かないこともあったりして…。ミレディーのマスクは侮れん。(つーか、髪の色ですぐバレるよねえ。笑)
◇こんなところにもダルタニャンの嘘がつけない性格が現れてると思います〜。些細なことですけどね。
◇「アンヌ王妃はバッキンに特別な感情はない(むしろ迷惑)」説を主張するワタクシですが、ダイヤを「自分の身代わり」として「大事に」持っていろと言っているあたりそうでもないのか…な?
…それにしてもバッキンの視線はアツすぎ。(←ダメ出し。笑)
「ヤッホー!ホホイのホホイのホイ!」(byダルタニャン)
◇1回しか出てないと思ってたけど、やけに見かけるこのセリフ。おいおい、これって口ぐせなのかー?