アニメ三銃士各話紹介 17〜20話
17話 * 18話 * 19話 * 20話
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17話・一人はみんなのために
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あらすじ
アミアンの宿屋『金の百合』に泊まることにしたダルタニャンとアラミス。アトスたちへの目印に、宿屋の看板に帽子をかけておいたダルタニャンだったが、通りかかった羊飼いの少年ピエールとアンドレが、物珍しさから石をぶつけて落とし、帽子を持ち去ってしまう。間もなく通りかかったアトスとポルトスは、目印の帽子が出ていなかったため『金の百合』を通り過ぎてしまう。
一方、許可証をコンスタンスに盗まれたと察したミレディーは、リシュリューに馬を借り直ちに出発。コンスタンスを追いかけ猛然と馬車を走らせる。
アラミスの看病をしていたダルタニャンだったが、アトスたちの到着が遅いのが気になり出す。ふと外を見ると、看板にかけておいたはずの帽子がなくなっている。近所では子供たちがダルタニャンの帽子を投げて遊んでいた。子供たちのいたずらを叱りつつ、ダルタニャンは、ピエールとアンドレから話を聞き、アトスたちがここをだいぶ前に通り過ぎて行ったことを知る。
宿に戻ると、ダルタニャンとアラミスのことが役人にかぎつけられていた。急いで宿を出ようと馬小屋に向かった2人だが、すでに馬を隠された後だった。その間にも、馬小屋はローシュフォール率いる護衛隊の面々に取り囲まれていた。馬小屋に火を放つローシュフォール。もはやこれまで、と火に巻かれた馬小屋を飛び出そうとしたダルタニャンとアラミスの背後に、ピエールとアンドレがひょっこり現れた。偶然にも彼らの秘密の抜け穴が、馬小屋から外につながっていたのだ。隠されていた馬も見つかり、ダルタニャンとアラミスは、2人の子供たちの協力を得て護衛隊から逃れる事ができたのだった。
逃げた先の森の中で2人はアトスとポルトスに再会。緊張が解けたせいか、気を失ってしまうアラミス。そこで、その夜は先を急がず野宿をすることに。久しぶりに揃った4人は、池のほとりで夜を明かすのだった。
◇今回はなかなか盛りだくさんな内容でした。ローシュフォールとジュサックも久々に名コンビぶりを披露して大活躍!!(嬉)
そして、宿屋で熱を出したアラミスのために、ぬれタオルをおでこに。…と思いきや髪の上に置くダル!髪の上からじゃ、おでこが冷えないと思うぞ!最後の野宿シーンではちゃんと髪の下にタオル置いてくれてましたけど。(細かいなオイ)
シーン
注目のダルアラ (最近こんなんばっか)
- アラミス:「二人も乗っていたら奴らに追いつかれてしまう。俺が下りて奴らを食い止める。その間に逃げてくれ!」
- ダルタニャン:「一人で逃げられるなら、とっくに逃げてる!」
- アラミス:「止めろ!止めなければ飛び降りるぞ!」
- ダルタニャン:「無茶はやめてくれアラミス、死んじまうぜ…!」
◇何気にダルがかっちょいーんですが(笑)。
注目のアトダル
- 森の中での再会で「はははは」と豪快に笑いながらダルを抱きしめるアトス。
◇ちょっと原作の2人っぽい絡みであります。「息子よ!」ってカンジで。
注目のポルアラ
- 同じく森の中の再会シーンで。ポルトスに力任せに抱きしめられるアラミス。
◇キズの痛みにうめきつつも、ちょっと幸せそうなアラミスさんでした。気を失うのもポルトスの腕の中。(ガンバレアトス!)
『金の百合』の亭主の成れの果て
- (馬小屋が燃えているのを見つけた亭主。)
- 亭主:「ああっ!何をするんですか〜!(ローシュフォールに駆け寄り)酷いじゃありませんか!家まで焼けちまったらどーすんです!」
- ローシュフォール:「お尋ね者を泊めたんだ。運が悪かったと思って諦めるんだな。」
- 亭主:「(泣きながら)こんなことなら足止めなんかしないで、こっそり逃がしちまえばよかった…。」
◇うわ〜ん、泣いちゃった〜!
- ローシュフォール:「…しぶとい奴らだ…早く出てこなければ丸焦げになっちまうじゃないか。」
- 亭主:「(泣き崩れる)うわー!」
- ローシュフォール:「うるさい!ピイピイ泣くな!」
◇この間ず〜っとローにしがみついてるんですよ、このおじさん〜!(笑)
シメのロー&ジュサック
- ジュサック:「出てきませんね。」
- ローシュフォール:「…あいつは命が惜しくないのか。(中に向かって)…ダルタニャーン!何をしている!死んじまうぞー!!」
◇ロー、本気で心配してるし。自分でやっといて。
- (馬小屋が崩れる)
- ジュサック:「まさか…灰になっちまったわけじゃ…。」
- ローシュフォール:「間抜けな奴だとは思っていたが、ここまでとは…。(泣く)最後まで何を考えているのか分からん奴だった…。」
- (ダル&アラ生還。逃げて行く。)
- 衛士:「あ!あいつらが逃げていくぞ!!」
- ローシュフォール:「おっ。そうだよ、そうでなくっちゃなあ、ダルタニャン!!(嬉しそう)」
- ジュサック:「ローシュフォール様、喜んでる場合では…。」
- ローシュフォール:「バカ言えー!…追え!追うんだーっ!!」
◇やっぱりローは人情派。そしてジュサックは常に冷静。
セリフ
「おかげで君たちも人生で一番大切な物を欠かさないで済むんだぞ。」(byポルトス)
◇ごもっともです。食べないで長生きするよりもおいしいもの食べて死にたいですよね〜。(論点がずれてる)
「250キロの道を30時間で飛ばして、カレーに着いてみせます。」(byミレディー)
◇パリからカレーまで250キロ。ミレディーが全速力で馬を走らせて、30時間で着く距離なんですね。(食事や休憩の時間を考慮すると時速10キロくらい?)
ちなみに原作のダルは400キロを20時間で飛ばした鉄人です。
登場人物とか
- ピエール・・・羊飼いの少年。彼が石をぶつけて最終的にダル帽子を落としました。(←証言1)
- アンドレ・・・羊飼いの少年。彼がダル帽子に最初に石をぶつけました。(←証言2)
- 役人・・・金の百合に探りを入れてきたリシュリューの回し者。おそらく護衛隊の一人。ロン毛で三白眼。
愛のツッコミ
- ダルタニャンとアラミスが馬小屋から逃げた時に通った羊の柵。はじめ正面からのアングルではちょうど羊4頭分の幅(前向きで)です。その後、ちょっと上からのアングルだと横向きの羊が4〜5頭以上!おそろしい程広がっています。伸縮自在なんでしょうか?(byみんみんさん)
- ダルがベッドで横になっているアラミスを起こして逃げるシーンです。怪我を負ったアラミスはネッカチーフではなく、リボンをしていますが、天井から2人を見るシーンになると、あら、アラミスはネッカチーフをしているではありませんか。でもまたアラミスのアップになるとリボンに戻っているんですよね。そのネッカチーフはいずこへ…?(by吹雪女さん)
- アラミスさんは左肩を負傷した。で、ダルちゃんはアラミスさんの左肩を支えている。怪我している方を支えられて、アラミスさん激痛はしらないだろうか?ダルちゃん、怪我した左肩ではなく、せめて右肩支えてあげようよ。(by吹雪女さん)
- ピエールとアンドレは燃え上がる馬小屋に駆けつけて、ダルタニャンとアラミスが逃げる手伝いをしてあげましたが、そもそも2人は何しに馬小屋まで行ったのでしょう?何か隠している物でも取りに行ったかしら?(でもそんな様子は出てこなかった)(by御影憂さん)
- ダルちゃんがアラミスさんをベッドから起こして逃げるシーン。ベッドに横たわっているときは包帯だけ。しかし天井から見下ろすシーンでは剣帯だけ。しかし次のシーンでは包帯と入れ替わってます。包帯と剣帯の瞬間入れ替わりの術でも使っているんだろうか?(by吹雪女さん)
- 怪我をしたアラミスにダルは包帯を巻いてあげてますが、彼らは戦場に救急箱を持ち歩いていたのでしょうか?(byコバトンさん)
- 終盤で湖で魚を釣って焼いて食べているシーンがありましたが、魚に塩や醤油で味付けせずに食べて美味しいのでしょうか???最もグルメなポルトスのことだからマイ唐辛子ならマイスパイスを肌身離さず持ち歩いていたのでしょうか?(byコバトンさん)
- 気絶したアラミスをポルトスが受け止めるシーンですが、男同士でもお姫様だっこするのですね〜まあ、見ている人の大半はアラミスが女の子だってわかってたからいいのでしょうが・・・ちなみに私は17話がアニ三デビューだったので、この時はアラミス=少年と思っていました。(byコバトンさん)
次回予告
- ジュサック:
- ローシュフォール様!ダルタニャンが死にました。
- ローシュフォール:
- なんと!?それはまことか、ジュサック。
- ジュサック:
- ほら、この通りダルタニャンのお墓もちゃーんとあります!
- ローシュフォール:
- おお!!確かに。…リシュリュー様にたてつこうなどと、バカな事さえしなければよかったものを…。
- ジュサック:
- というわけで!次回、アニメ三銃士「ダルタニャンのお葬式」
- ローシュフォール:
- これで三銃士さえいなくなれば、オレたちが主役だなァー!
- ジュサック:
- ハイ、ハイ。
- ローシュフォール&
ジュサック:
- うははは〜ハァ〜…(ため息)。
18話・ダルタニャンのお葬式
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あらすじ
追っ手をまく為に、ダルタニャンは、三銃士と別れ一人先を急ぐことになった。別の道を選んだ三銃士は、追っ手をこちらの道へ引き付ける為に知恵を絞り、ダルタニャンの葬式を出すことにする。村の教会で立派な葬式が執り行われ、集まった人々の手でダルタニャンの棺が埋葬された。
4人を追ってきたローシュフォールたちは、その葬式にすっかり騙されてしまう。一行は司祭に教えられるがままに、三銃士が進んで行った道を追いかけて行った。
次に教会に差し掛かったのは、コンスタンスとジャンだった。2人はダルタニャンの死を信じ込み、墓の前に泣き崩れる。アンヌ王妃の使いの役目は三銃士が引き継いでいるだろうと考えた2人は、悲しみに暮れる間もなく三銃士の後を追う。
遅れてミレディーが教会へ到着。立派な葬儀に疑問を抱いたミレディーは、催眠術を使って、司祭にダルタニャンの墓を掘り起こさせる。案の定、棺から出てきたのはわら人形だった。
再び猛烈な勢いで馬車を走らせるミレディー。間もなくコンスタンスたちの馬車に追いつく。ミレディーの馬車に体当たりされ、乗っていた馬車が壊れた拍子に、道に投げ出されてしまうコンスタンスとジャン。危うくミレディーに渡航許可証を奪われそうになったものの、どうにか守り切る。ミレディーの馬車を奪うことに成功した2人は、ミレディーを残し一路カレーへと急ぐのだった。
一方ダルタニャンは、ついにカレーの港に辿り着いた。しかし渡航許可証がないという理由で乗船を断られてしまう。目指すイギリスを目の前にしてダルタニャンは途方に暮れるのだった。
◇やはりミレディーさんは勘が良いですね。アトスvsミレディーの頭脳対決はひとまずミレディーさんの勝利ってことで。まあ、時間が稼げたからいいのか。それにしてもミレディーさん、ここでかなり時間を食ったはずなのに、コンスタンスの馬車に追いつくの、早かったよなー。
あ、今回のミレディーさんの催眠術もやはりペペのしっぽを使ってました。
そうそう、コンスとジャンに馬車を奪われたミレディーさんですが、これがレスター版ミレディーさんだったら、きっと御者をめちゃめちゃに殴りつけていたに違いないと私は思います。(←分かってくれる人いるかなあ?)
シーン
アラミスの「ポルトスツッコミ」シリーズその2
- アトス:「待て待て、ただダルタニャンと別な道を行くだけでは芸が無い。追っ手をこちらに引きつける、細工の一つもしなければ…。」
- アラミス:「どうやって?」
- アトス:「何か良い知恵はないものかな…。」
- ポルトス:「ふふふふ…。ふもとの村で宿を取り、どんちゃん騒ぎの宴会でもやらかすか!そうすれば追って来たローシュフォールも、俺たちの方に気を取られるだろう。」
- アラミス:「飲み食いのことしか考えられないのか?」
- ポルトス:「無駄に飲み食いするわけじゃない。追っ手を引きつけて、ダルタニャンに少しでも先に行ってもらうためだ。」
◇ポルトス、なかなかいいアイデア出すなーと思ったんですが。アラミスにとってはツッコミどころでしかなかったわけです。(笑)
ホントに信じてる?
- ローシュフォール:「やはり、ダルタニャンが死んだという噂は本当だったのか。」
- ジュサック:「きっとローシュフォール様が撃った弾が命中したに違いありません。」
- ローシュフォール:「しかし、後の3人はまだ生きている。きっとこいつの役目を引き継いで、イギリスに向かったに違いない。すぐに後を追うんだ。」
◇ローシュフォールさんのリアクションが妙に冷静ですね。愛しのダルタニャンが死んだって言うのに!!(笑)
それにしても「ローの撃った弾」って…。前回の羊の柵のおっかけっこの時に撃ってた弾のことかしら?だとしたら、こんなところに伏線があったのか〜。(しかも、ローは22話まで自分がダルを討ち取ったと信じてます。笑)
セリフ
「止まらない気だね。よし、無理にでも止めてくれる!」(byミレディー)
◇このミレディーさんのセリフと言い仕草と言い、妙〜にツボです。(笑)
登場人物とか
- 司祭・・・運命を受け入れすぎてる感のある司祭様。ダルタニャンの葬儀を司る。
- 御者・・・ミレディーの馬車を猛スピードで走らせる御者。鞭まで取り出し、目立たないながら見事なまでの悪役っぷり。
- 船長・・・渡航許可証がないことでダルタニャンを船に乗せられなかった船長。商売あがったりで残念がってた。
- 役人・・・カレーの港で、怪しい人物がいないかと目を光らせている。船長の言葉からダルタニャンの存在を知った模様。
愛のツッコミ
- ダルちゃんの偽葬式を神父にお願いするシーンです。怪我したバージョンのアラミスさんはリボンをしていますが、振り返り棺おけを見るシーン以降ではネッカチーフとなっています。(by吹雪女さん)
次回予告
- ミレディー:
- わたくし、ミレディーでございます。
ダルタニャンがいくら若いとはいえ、ドーバー海峡を泳いで渡れるわけもなく、渡航許可証が手に入らなければ港で呆けてるしかございません。その隙に、わたくしは一足先にイギリスへ…。オホホホホ……コホン(咳払い)。
次回、アニメ三銃士「港のすれちがい」
ダルタニャンもコンスタンスも、あきらめてさっさとパリへ帰るのね!
それでは、オ・ルヴォワール。
19話・港のすれちがい
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あらすじ
許可証なしで船に乗ろうとしたことで、役人たちに目をつけられるダルタニャン。カレーの街を逃げ回り何とか追っ手をまく。
その日の夕方、コンスタンスとジャンもカレーへ到着。船長から話を聞いた2人は、許可証がなくて乗船できなかったという人物が三銃士の一人だと考え、港を一望できる宿屋に泊まり、窓から見張る事にした。2人の部屋の隣に宿を取ったのは、偶然にも、追っ手から逃れてきたダルタニャンだった。
その夜更け、ダルタニャンの行方を突き止めた役人たちが宿屋へ押しかける。窓の外へ逃げるダルタニャン。その姿を見てしまったジャンは「ダルタニャンのお化け!」と大騒ぎ。しかしコンスタンスには取り合ってもらえないのだった。
一方、三銃士は最後の蹴りをつけようと、村人の協力を得て一芝居打ち、ローシュフォールを捕える事に成功。哀れにもローシュフォールは風車に縛り付けられ回転させられたのだった。
翌日、波止場を見張っていたコンスタンスとジャンは、ミレディーが船に乗り込むのを目撃。こうなったら自分たちでロンドンに行こうと決意する。船に乗り込み、出発を待っていた2人の前に、水夫に扮したダルタニャンが現れ、大混乱の再会を果たしたのだった。
夕方、イギリスへと船出するダルタニャンを見送るコンスタンスとジャン。遅れて三銃士も駆けつける。皆に見送られながら、ダルタニャンはイギリスに向けて出発したのだった。
◇さて、今回はツッコミどころ満載よ〜! ダルタニャンにたった半日遅れでコンスタンスたちがカレーに着いたり、1日半遅れで三銃士が着いたりしてるとか。あと、ジャンがあんなにお化けお化けと大騒ぎしてたのに、コンスどころかダルも気付かなかったりね。声で気付いてあげようよ、ダル。
しかし何といっても気になったのは、ダルタニャンが宿屋で窓の外(窓枠の下)に隠れた時、探しに来た役人が窓から顔を出し、右・左・上を見て引っ込むとこ。おいおい、普通は真っ先に下を見るだろうー!
シーン
お化け騒動
- 兵士A:「失礼致します!怪しい者は見かけませんでしたか?」
- コンスタンス:「あ…いいえ。」
- 兵士A:「そうですか…。(部屋の中を眺め)どうも、失礼致しました。」
- (部屋の奥で、蝋燭に火をつけているジャン)
- 兵士A:「お気をつけ下さい。」(扉を閉める)
- (窓の向こう側に、ダルタニャンの顔が現れる)
- ジャン:「ん?(ダルタニャンに気付く)…い…っうわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
- コンスタンス:「どうしたの、ジャン!?」
- ジャン:「(窓を指差しながら)おっお化け…!」
- コンスタンス:「え?」
- ジャン:「そそそそそこに、ダダダダダダルタニャンの、おおばおば…お化けが…!」
- (が、窓の外には誰もいない)
- コンスタンス:「誰もいないじゃないの。」
- ジャン:「嘘じゃないったら。確かにいたんだよ!」
- ―中略―
- コンスタンス:「もう、寝ぼけないでね、ジャン!」
- ジャン:「寝ぼけてなんかいないよ、確かに見たんだ!」
- コンスタンス:「えぇえぇ、そうでしょうよ、夢でね!おやすみ。(ベッドの中に潜り込む)…明かりを消してね。」
- (ため息をつき、ジャンが何気なく窓の外へ目をやると、ダルタニャンが窓づたいに移動している)
- ジャン:「うわぁぁぁぁぁ〜〜!!」
- コンスタンス:「ん!?」
- ジャン:「あああ…ダダダダダ…ダ、ダルタニャン!(毛布をかぶったまま窓を指差す)」
- コンスタンス:「あっ!」
- (窓の方を振り向くコンスタンス。が誰もいない)
- コンスタンス:「いないじゃないの!いいかげんにしないと怒るわよ!」
- (震えていたジャン、恐る恐る顔を上げる)
- コンスタンス:「ホントにもう、寝ぼけてばっかりなんだから…。」
◇ここだけ取ってもツッコミどころ満載。(笑)
あれだけまじまじ部屋の中(しかも灯りがついてる)を見ても、ジャンに気付かないもんかね、ダルタニャンは。それに、「お気をつけください」と言って去った直後に悲鳴が聞こえても駆けつけないもんかね、総督府の役人たちは。
それにしても「寝ぼけてる」の一言で片付けられてしまうジャンってかわいそう…。コンスタンス、幽霊でもいいからダルタニャンに会いたいとか言ってたくせに、せっかく幽霊が出たってダメじゃん(笑)!所詮ダルタニャンへの想いなんてそんなもんなのねー。愛が足りないわー。
忘れられてた…?
- (馬を走らせている三銃士)
- ポルトス:「いやぁ、上手く行ったなぁ。」
- アラミス:「これでしばらくは追ってこないだろう。」
- 村人A:(遠くから)「銃士様ぁ〜!」
- (村人、三銃士のもとへ駆けつける)
- アトス:「いやぁご苦労。世話になったな。」(村人に小さな袋を渡す)
- 村人A:(それを受け取り)「お安いご用で。」
◇あ、後払い!?
まあそれは演出上、仕方ないとしても、村人が来なかったらそのまま行ってしまいそうな勢いでしたよ、三銃士の面々(苦笑)。
三者三様
- ポルトス:「わ!」
- アトス:「おっ。」
- アラミス:「…クス。」
◇イギリス行きの船に乗り込もうとするダルに、コンスが駆け寄りほっぺにキスした時の三銃士の反応です。個性出てるな〜。
セリフ
「まーた怒られた!」(byジュサック)
◇村人に呼び止められて遅れてしまったジュサックさんが、ローにぐずぐずするなと注意されてしまったときの一言。これも超ツボ台詞。(笑)
これ、もともとは村人に「早くしろ」って言うセリフだったみたいなんですが、何とまあ絶妙なセリフに置き換えられたことでしょう。グッジョブだよジュサッ君!
登場人物とか
- 総督府の役人・・・兵士たちを引き連れダルを追い回す。目の付け所は良かったが、毎回ダルにあっさりと逃げられる。窓の下もよく見た方がいいよ!(アドバイス)
- 船長・・・前回ダルを乗せ損ねた船の船長。コンスタンスにも声をかけられる。波止場に船はたくさん止まっているのに、なぜかいつも関わるのがこの人(笑)。今回はミレディーから金を積まれてホクホクと出航。
- 宿屋の主人・・・カレーの宿屋の主人。ダルから宿賃をもらい損ねた運の悪いおっちゃん。人は良さそうだったのにカワイソウ。パジャマ姿がなかなかラブリー。
- 兵士・・・総督府の役人の手下の一人。コンスタンスの寝起き姿にどぎまぎ(?)しながらも職務を果たす。
- 村人・・・三銃士に雇われ、かわいそうな村人を演じる。彼の話をちゃんと聞いてやるとは、ローもなかなかイイ人ですね。
- 水夫・・・コンスタンスたちを乗せた船の水夫。水夫に扮したダルの仲間になるはずだった…かも。
次回予告
- コンスタンス:
- ダルタニャン、イギリスにはミレディーが先に行ってるわ。気をつけてね。
- ダルタニャン:
- ああ、任せとけって、コンスタンス。
- ジャン:
- 寄り道なんかしないで、まっすぐロンドンのバッキンガム公爵の所へ行くんだぜ。
- ダルタニャン:
- わかってるよ!ジャン。
- コンスタンス:
- ミレディーにバッキンガム公爵、ああ、悪い予感がするわ。
- ジャン:
- あの二人がそろうと、ろくな事がないんだよなァ…。
- ダルタニャン:
- 心配すんなって!
- コンスタンス&
ジャン:
- う〜〜ん…。
- コンスタンス:
- 次回、アニメ三銃士。
- ジャン:
- 「ダルタニャン海を渡る」
- ダルタニャン:
- みんな、今度はイギリスでまた会おう!
20話・ダルタニャン海を渡る
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あらすじ
ダルタニャンの乗った船がカレーの港を出発した。カレーの町に置いてきたロシナンテが、海を泳いで船を追いかけてきたため、ダルタニャンは、ロシナンテも一緒にロンドンへ連れて行くことにする。
翌朝、イギリスに着いたダルタニャンは一路バッキンガム公の住む館へ向かう。先にロンドンにやってきていたミレディーは、バッキンガム公の留守中に部屋に忍び込むが、そこにはダイヤの首飾りはなかった。
バッキンガム公の館に到着したダルタニャンは、バッキンガム公が鷹狩りに出かけたというウィンザーに向かう。ダイヤの首飾りは、房飾りに作り直され、バッキンガム公が身に着けていた。ダルタニャンを追ってウィンザーにやってきたミレディーは、バッキンガム公の鷹を操りその房飾りを奪おうとするが、コピーの活躍で、ダルタニャンは房飾りを奪い返すことができたのだった。
今夜のウィンザーの離宮で行われる舞踏会に、房飾りを着けて行きたいバッキンガム公は、ダイヤを一晩だけ預からせて欲しいと申し出る。承諾するダルタニャン。ミレディーはその舞踏会に乗り込もうと企む。
一方、パリに戻った三銃士とコンスタンス、ジャン。コンスタンスはアンヌ王妃に、ダルタニャンがなんとかイギリスへ渡ったと報告したのだった。舞踏会まであと4日。
◇文章にするとなんだかやけに簡潔ですね今回は。なんか前回のあらすじとかペペのおっかけっこで時間稼いでたもんな〜(笑)。しっかしバッキンさんも、この火急の時にダイヤをもう一晩なんて…うわ、言っちゃったよ!!
今回はミレディーさんの魅力が前面に押し出されてました!バッキン邸の壁をよじ登る姿はまさに惚れ惚れ。しかしめちゃ目立ってました。あのショッキングピンクの衣装(笑)!!よく見つからなかったな〜。そして髪の中から研ぎ澄まされたピンが!!一体どこにしまってあったんだろう!ステキ!!
シーン
礼儀正しい坊主
- 水夫:(船の上から)「おーい坊主!もう行っちまうのかい?」
- ダルタニャン:「ああ、先を急ぐもんでね。」
- 水夫:「そうか。道中達者でな。」
- ダルタニャン:「ありがとう。」
◇うわっ、やっぱダルは「坊主」なのか!そんなダル坊は、今回は会う人ごとに丁寧にお礼言ってました。
鷹狩り
- バッキンガム:「よくやった、サンダース。」
- (サンダースに褒美の肉を与えるバッキンガム)
- バッキンガム:「では陛下との獲物争いに負けぬために、ご苦労だがもう一働きしてもらおうか。」
- (再び飛び立つサンダース)
◇何か鷹狩りって静かなイベントなんですね。獲物を追う鷹を人間は黙々と見てるだけで。
それにしても陛下=チャールズ1世、この狩場にいたのか!!影も出てきやしませんでしたよ。
ミレディーの教育その2
- ミレディー:「道理でダイヤが宝石箱にないわけだ。さて、どうしたものか…。」
- (ペペ、震え出す)
- ミレディー:「(ペペの様子に気がつく)どうしたの、ぺぺ?そんなに怯えて。」
- ペペ:「キィ!(指をさす)」
- (見上げるミレディー。そこにはバッキンガムの鷹、サンダースが飛んでいる)
- ミレディー:「そう…鷹が恐いのかい?大丈夫、心配は要らないよ。見ていてごらん。」
- (笛でサンダースを操るミレディー)
- ―中略―
- ミレディー:「さぁ、上手くおやりよぺぺ。」
- (ぺぺを木の上に登らせる)
◇もちろんこの後、ペペはサンダースから手渡しでダイヤを受け取るわけです。ミレディーさんて意外とスパルタなんですね(笑)。
白羽の矢
- ダルタニャン:「早く何とかしないと…。そうだ、コピー!(ロシナンテの上に乗っているコピーを抱き上げる)」
- コピー:「エ゛?エ゛?」
- ダルタニャン:「いいな、コピー。あいつを追うんだ!」
◇ダイヤを盗んで逃げた鷹のサンダースを追っかける役目を与えたダルタニャンでしたが…コピー、なんか一瞬嫌がってたぞ。
セリフ
「わかった。もう離れたりしない!」(byダルタニャン)
◇海を泳いできたロシナンテにこう言って抱きつくダルでした。べつにラブシーンでもないのに赤面モノにしてしまうのが彼の才能。(笑)
登場人物とか
- 水夫A・・・前回の水夫と同じ。泳いでくるロシナンテに気付く。
- 水夫B・・・ロシナンテを海獣と勘違い。イギリスに着いた時、先を急ぐダルタニャンに達者でと気さくに声をかける。
- 門番A・・・バッキンガム邸の門のところにいた兵士。ペペに完全におちょくられる。
- パトリック・・・バッキンガム公の従者。かぼちゃパンツの似合うサワヤカな好青年。原作では大臣の大臣というべき人物だとか。今回はバッキンガム邸で留守番してました。
- 衛兵B・・・ウィンザー城のところにいた兵士。ダルタニャンに狩場を教える。
- サンダース・・・バッキンガム公の愛鷹。房飾りを盗んだことでバッキンさんに首を切られそうになる。ペペもコピーも(笑)恐れてました。
次回予告
- バッキンガム:
- ウィンザーの離宮に舞踏会の妙なる楽の音が響き渡る時、さんざめく人々の間に、幻のようにアンヌ王妃のお姿が…。
- ダルタニャン:
- バッキンガム様、それはミレディーの罠です!
- バッキンガム:
- しかしダルタニャン。私は今確かにこの手で、王妃を抱きしめたのだ…。
- ダルタニャン:
- あっ!公爵様、ダイヤが…!
- バッキンガム:
- なに!?
- ダルタニャン:
- 次回、アニメ三銃士「王妃のダイヤモンド」
- バッキンガム:
- アンヌ王妃、あなたの美しさが…私を惑わせるのです…。
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