アニメ三銃士各話紹介 49〜52話
49話 * 50話 * 51話 * 52話
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映画「アラミスの冒険」へ
49話・とらわれの銃士たち
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あらすじ
コンスタンスとジャンは、ベル・イール・アン・メールへ象を運ぶ船の中に閉じ込められたまま、セーヌを海まで下ってしまう。一計を案じたジャンは、船の中に積んであったぶどう酒の樽を倒して中身を出し、その中に2人で隠れる事にする。ルーアンの港に着き象を降ろすと、何も知らない船長はお礼として酒樽を一つ象使いに渡す。その中にはコンスタンスとジャンが入っていたのだった。
ベル・イールでは、アトスとアラミスが足かせをつけられ、鞭で叩かれながら、多くの奴隷たちに混じって働かされていた。ベル・イールの兵士に化けたダルタニャンとポルトスは、炊事場へ潜入し、奴隷たちの食事を配る当番になりすましてアトスとアラミスに接触する。ダルタニャンが炊事場で手に入れた包丁がアトスに手渡され、アトスたちは船を手配し、ダルタニャンたちはフィリップ王子を救出することになる。
再び炊事場に戻ったダルタニャンとポルトスは、炊事係を脅してフィリップ王子の食事を作らせ、塔の最上階にいるフィリップの元へ運ぶ。フィリップはダルタニャンの着ていた兵士の衣装を着て、ダルタニャンと入れ替わりに下へ降りる。炊事係たちから何者かに襲われたと報告を受けた鉄仮面らがフィリップの部屋に押し入ると、そこにはダルタニャンの姿しかなかった。ダルタニャンと鉄仮面は剣を交えながら塔の屋上へと移動する。
一方アトスとアラミスは包丁を使って兵士を脅し、船着場まで案内させていた。ポルトスとフィリップもまた、塔の上のダルタニャンから指示を受けながら船着場へと無事に辿り着く。4人は小舟に乗って漕ぎ出すが、後ろからマンソンと兵士たちの舟が追いかけてくる。塔の上で鉄仮面を相手にしていたダルタニャンは、ミレディーのけしかけてきた鷲の足を掴み、そのまま塔の上から滑降。マンソンたちの舟に飛び降りたダルタニャンは、舟を揺さぶってマンソンたちを海に落とす。こうしてフィリップと四銃士はベル・イールを後にしたのだった。
◇うわっ鷲だよ!ダル、鷲にぶら下がって滑降だよ!!…まあ、この辺はすでに突っ込みポイントとしては弱くなってきてますけどね。(笑)
さて、要塞に辿り着くまでは断崖絶壁を登らなければならなかったのに、脱出時はやけにあっさり浜に辿り着けましたよね。ベル・イールってどういう作りになってるんだろ?
そういえば、鉄仮面たちは未だに、諸外国に応援を求めてフィリップを王座につけるつもりだったんですね〜。まだあきらめてなかったのかー。
ところで今更ですが、鉄仮面ってフランソワが殺されたあの事件の時からずっと仮面かぶってるんですよね。そうすると最低でも6年間ですよ。ナゼに?この間ずっとあのマンソンの別荘に潜んでいたのか?何で今頃になってようやく動き出したのか?
あんまり深く考えてはいけない気がするので(笑)この辺でやめときますが、とにかく鉄仮面にとってもそのくらい長い期間の悲願だったというわけで、最後までしぶとく王座を狙うつもりなんですかね。しかし、鉄仮面といい、ミレディーといい、結局王座を奪って何をしたいんでしょうね〜。(疑問のまま終了)
シーン
捕われ生活
アラミスが倒れ、それを見た兵士が鞭で叩き、それを見てアトスが逆上するシーン。(2回アリ)
◇セリフだけ拾うと妙だったのでやめときました(笑)。アラミスが叩かれて思わず理性を失いそうになるアトス…どう見てもアラミスが女性であることを知ってるような気がしてなりませんね。まあ、2回目のは演技だったようですけど。
マンソンの指示
- マンソン:「この島から誰も逃がすな!出口は全部ふさぐんだ!行け!」
- 兵士:「跳ね橋を上げろ!」
- 門番:「はい!」
- (跳ね橋が上がり、出口がふさがれる。)
- ポルトス:「しまった!気づかれたらしい。こうなったら、腕ずくで突破してやる!」(剣の柄に手をかける)
- フィリップ:「待て。それは最後の手だ。」
- ポルトス:「えっ。」
- フィリップ:(仮面を外しながら)「いいから黙ってついて来い。」(兵士服を脱ぎながら、悠然と歩いて行く)
- ポルトス:「あ…。」(ついて行く)
- 兵士:「誰だ!?」
- フィリップ:「フランス国王、フィリップだ。」
- 兵士:(深々とお辞儀をし)「こっ、これはどうも!」
- フィリップ:「怪しい者を見なかったか?」
- 兵士:「いっ、いえ…!」
- フィリップ:「よし。では海辺の視察に参る。」
- 兵士:「は…はいっ。…橋を下ろせ!」
- 門番:「は!」
- (橋が下ろされる。)
- フィリップ:(ポルトスに)「ついて参れ。」
- ポルトス:「はっ!」
- (そのまま橋を渡り、脱出に成功する二人)
◇こんなもんですか?…こんなもんなんですね。
幽閉されている立場ののフィリップさんが自由に歩き回ってる事を、誰も不自然に思わなかったんでしょうか。てか、マンソンさん、アナタが誰を一番逃がしたくなかったのか、全然みんなに伝わってませんよ。
しかしフィリップさんはだいぶ度胸がつきましたよね〜。(微笑)前からこうだったっけ?
セリフ
「ダルタニャンと三銃士のことです。きっと上手くやっています。」(byリシュリュー)
◇前回から、妙にこの4人を持ち上げるリシュリューさん。なーんか気持ち悪いなあ…。(←失礼な)
「い…いやあどうも…。ちょっと味見をしていたのだ。もっと塩を入れたほうが美味くなると思うが、どうかな?」(byポルトス)
◇どんな状況下においても食事に妥協を許さない男…その名はポルトス。
登場人物とか
- 水夫たち・・・ジャンとコンスを取り逃がしてがっかり。でもわりとあっさり諦めてた。
- 炊事係・・・体格のいい料理人。この人だけ他の兵士たちのように顔を隠してなくて、ちょっと別格な感じ。奴隷の食事は手を抜くが、フィリップ王子の食事には本領発揮してたらしくダルに好評。
- 手下ども・・・いろんな人がいますね。アトアラを鞭で叩く奴、ダルポルに仕事を手伝ってもらって素直に感謝する奴…。
愛のツッコミ
- アトスさんとアラミスさんが鉄球をはずして逃げ、舟に乗る際にはなかった帽子。しかしフィリップを助け、マンソンが乗った舟が追ってきたときにはアトスさんとアラミスさんなぜか帽子を被っている。羽飾りを含めてコンパクトになるんでしょうか?(by吹雪女さん)
- ジャンとコンスタンスが船に閉じ込められ、樽に隠れるシーンです。ジャンが「姿が見えなければ、逃げちゃったと思う」と言っていた。でも船もなにもない2人なのに、泳いで逃げられると船員は思うんだろうか?「どこかに隠れているはずだ!」と思われるのが当然ではないだろうか?(by吹雪女さん)
- この回は、アトスくんとアラミスさんの剣帯が現れたり消えたりしてることに気がつきました。彼らはマジックをやる余裕があったんでしょうか?(by吹雪女さん)
- アトスくんとアラミスさん、鉄球はずせと敵を反対に襲うシーンです。鉄球の鍵を奪ったときはなかったのに、アトスくんとアラミスさんが「早く船着場に案内しろ」というシーンでは、2人とも剣帯をかけている。敵から奪い取ったんでしょうか?しかし船着場に着いたら、剣帯が2人とも消えている。
- ポルトスがフィリップをかつぎ逃げ、アトスくんとアラミスさんと北の浜で落ち合うシーンです。この2人がポルトスを見つけた瞬間ですが、アラミスさん剣帯をつけている。しかし次の瞬間は剣帯がない。
- フィリップを助け出し、本土に戻る途中の四銃士。前回の帽子のときと同じように、アトスくんとアラミスさんには剣帯がまた現れている。
次回予告
- コンスタンス:
- ジャン、見て!私たち、海の上に来ちゃったわ。
- ジャン:
- この象、あの島に行くみたいだよ。
- ダルタニャン:
- コンスタンス、ジャン!どうしたんだよ、こんな所で。
- コンスタンス&
ジャン:
- ダルタニャン!!
- コンスタンス:
- じゃあ、あの島は…。
- ジャン:
- ひょっとして…。
- ダルタニャン:
- そう、鉄仮面の要塞だ。
- コンスタンス&
ジャン:
- え〜っ!?
- ダルタニャン:
- ミレディーたちに見つかる前に逃げるんだ!
- コンスタンス:
- 次回、アニメ三銃士。
- ジャン:
- 「象 海を渡る」
- ダルタニャン:
- みんな、また会おう!
50話・象 海を渡る
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あらすじ
フィリップ王子を救出したダルタニャンと三銃士が、フランス本土へ向かって舟を漕いでいると、ベル・イールに向かって泳いでいる象の姿を遠くに発見する。その時、象の上に積んであった樽が転がり落ち、その樽からコンスタンスとジャンが顔を出す。舟を近づけダルタニャンが2人を救出しようとすると、大渦が発生し、コンスタンスとジャンは樽もろとも巻き込まれていく。ダルタニャンが海に飛び込んで2人の入った樽に辿り着くと、樽はそのまま大渦の中心に吸い込まれてしまう。残された三銃士はフィリップを無事にルイのもとへ送り届け、双子の兄弟は和解したのだった。
ダルタニャンとコンスタンス、ジャンは、気づくとベル・イールの中にある洞窟に打ち上げられていた。ベル・イールには象が到着し、砲台の工事が着々と進められていた。出口を探していた3人だったが、鉄仮面たちに気づかれてしまう。そこで、ダルタニャンが囮となって敵を引きつけ、その間にコンスタンスとジャンは、崖の途中にある平らな岩場に辿り着き、そこに身を寄せることにする。しかし、ダルタニャンは大勢の兵士たちには敵わず、ミレディーの操る鷲の落とした岩に当たり気絶してしまう。
翌朝目を覚ますと、ダルタニャンは要塞の屋上に縛り付けられていた。目の前の海には、フランス艦隊がベル・イールに攻め寄せてくるのが見える。しかし、鉄仮面側から大砲による砲撃が開始されると、艦隊は次々と撃破され、艦隊はやむを得ず退却することになる。
その間にどうにか縄を解いて脱出したダルタニャンは、松明を振り回して砲台に現れ、火薬の樽に火を投げ込んで砲台の一角を壊し、そのまま姿をくらましたのだった。その後ダルタニャンはコンスタンスとジャンのいる岩場へと辿り着く。
艦隊での攻撃を諦めたフランス軍は、今度は小舟で近づきベル・イールに上陸する作戦を取る。しかし鉄仮面側が投石器での攻撃をはじめ、降り注ぐ石の中、フランス軍はまたしても退却を余儀なくされてしまう。その様子を見ていたダルタニャンは、ベル・イールへ上陸する方法をコンスタンスの持っていたハンカチに書きつけ、コピーに届けさせる事にする。
◇今回はもう見れば見るほど強引な展開です。えーと、どこから突っ込もう…。(悩)
象から樽が転げ落ちて、その樽になぜか人が乗ってて、それがたまたま知り合いで、そのまま渦潮に飲み込まれて、全員無傷でベル・イールに辿り着いちゃうところまでは放っておく事にして(苦笑)、7,8人を相手に剣で互角に戦うダルだとか、またしても垂直に壁を駆け降りるルパン…じゃなかったダルだとか、「死んだか?」「おそらく」とか鉄仮面たちが会話してるそばで、ピンピンしてるダルだとか、示し合わせたわけじゃないのにコンスとジャンのいる場所にすんなり辿り着くダルだとか。さすが、人間じゃないだけあるな!(注:人間です。)
でもあの、縛り付けられたダルが懸命にもがいて縄を抜け出すシーンは最高でありました。(でもありえない)
シーン
海上の樽
- (樽の栓を内側から押し抜き、外を見るジャン)
- ジャン:「うわぁぁぁ!やっぱり海の上じゃん。どこまで行くつもりかなあ…。どうしよう。」
- コンスタンス:どうしようって…とにかく、どこかへ着くのを待つしかないわ。」
- ―中略―
- ジャン:「あ〜あ…気づかずに行っちゃったよ。」
- コンスタンス:「こんな所で下ろされても困るわ。」
◇何だか妙に呑気なコンスです。水夫たちに閉じ込められた時はジャンの方が肝が据わってたのに。
ロイヤルツインズの和解
- アトス:「陛下、フィリップ王子をお連れいたしました。」
- ルイ:「うむ。フィリップ、よくぞ無事でいてくれたな。」
- フィリップ:(跪き)「陛下、この度はずいぶんご迷惑をおかけしました。お許し下さい。」
- ルイ:「なに、許しを請うのはこの私だ。(フィリップに歩み寄り)さ、立ってくれフィリップ。知らなかったとはいえ、今までの事は許してくれ。」
- フィリップ:「もったいないお言葉です。これからは私も、陛下とこのフランスのために尽くしたいと存じます。何かお役に立つことがありましたら、何なりとお言いつけ下さい。」
- ルイ:「フィリップ…。(フィリップの手を握り締める)堅苦しい言いかたはよせ。これからはお互い仲の良い兄弟として、助け合って行こう。」
- (フィリップ、その手を握り返す)
◇2人とも心の広い平和主義者でよかったよかった。(しみじみ)
セリフ
「ミレディーの猿が象使いの所に来ていたんだ。象の後をつけてったら、変な男たちに掴まって、それで樽に…。」(byジャン)
◇それで樽に、ってすごい経緯だなあ。ありえねえ(笑)。たったそれだけの説明で満足してしまうダルもダルだけどね。
登場人物とか
- 象・・・鉄仮面軍の砲台の準備が劇的に早くなりました。
- 鷲・・・今回もまた大活躍。ダルタニャンたちの侵入を見つけたり、ダルタニャンを気絶させたり。それにしてもペペは鷲の恐怖をすっかり克服しましたね。
- ラ・ポモーヌ*・・・フランス海軍最強の軍艦(巡洋艦)。の割にはあっさり敗退したけどね。
愛のツッコミ
- ラスト。ダルタニャンはハンカチに果実のインクと羽のペンで手紙を書きましたが…。書き終えてすぐハンカチを「内側」に折り、「ようし、これでいい」と、コピーに渡してましたよね。果実インクが乾く前にハンカチを内側に折ったりしたら…書いた文章がぐじゃぐじゃになる筈では…と思うのです…。アトスはどうやって読んだのかしら、と。インクの渇きが驚異的なスピードだったのでようか…。コンスタンスの不安げな表情も気になりますし(笑)。(by笠島うみのさん)
- 四銃士がコンスタンスとジャンを海上で助ける場面です。アラミスさんの向きが、ここまでは船首に対して背を向けて漕いでいたんですが(上から見下ろすシーンではみな進行方向について背をむけている)、しかし次のシーンでは船首と同じ向きで漕いでいます。(見えないところでは、やはりアトスも同じなんでしょう)どうやって向きを変えたのか?疑問だ。(by吹雪女さん)
次回予告
- ダルタニャン:
- アラミス、君は女だったのか!
- アラミス:
- ダルタニャン…。女の私がなぜ男に成りすましていたのか、そのわけを聞いてくれ。
- ダルタニャン:
- そんなことより、傷の手当てが先だ!
- アラミス:
- いや、もし私がここで死んだら、私の代わりにフランソワの仇を討って欲しい。
- ダルタニャン:
- フランソワ?
- アラミス:
- 私の…許嫁だ…。
- ダルタニャン:
- 次回、アニメ三銃士「アラミス、断崖の決闘」
いよいよ決戦だ!みんな、また会おう!
51話・アラミス断崖の決闘
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あらすじ
ダルタニャンの手紙をコピーが運んだことによって、国王たちは、ベル・イールへ侵入するのに、島の近くの海の渦潮に巻き込まれるという方法があることを知る。三銃士が決死隊として乗り込むことになり、3人が樽に入り渦に投げ込まれると、ほどなくしてベル・イールの中の洞窟に辿り着いたのだった。
三銃士はダルタニャン、ジャン、コンスタンスと合流し、ここから2組に別れて行動することになる。アトス・ポルトス組は、ジャンとコンスタンスを伴い、投石器のある断崖で騒ぎを起こすことになり、ジャンが象に向かって胡椒を投げつけて象を暴れさせた。要塞の兵士たちが断崖に気を取られている間に、ダルタニャン・アラミス組は砲台を占領し、フランス艦隊に合図を送ったのだった。
砲台を守っている間に、アラミスは左腕にマンソンの放った弓矢を受ける。ダルタニャンが怪我の手当てをしようと咄嗟にアラミスの服を引きちぎると、さらしの巻かれた胸が見え、ダルタニャンはアラミスが女性であることに気づく。手当てを受けながらアラミスは、婚約者フランソワの仇であるマンソンだけは、自分の手で討ち取りたいとダルタニャンに話す。
その後、ダルタニャン組は一度鉄仮面たちに砲台を奪い返されてしまうものの、アトス組の加勢により、再び封印する事に成功。その間にフランス艦隊は島に近づきつつあった。
一人マンソンを追いかけたアラミスは、断崖の上で一騎打ちとなる。マンソンの隠し持っていた剣で、自分の剣を奪われたアラミスは、崖っぷちにじりじりと追いつめられ、ついにマンソンに胸を一突きされる。しかし剣は折れ、その拍子に2人そろって崖から落ちてしまう。アラミスは咄嗟に、崖の途中に生えた木の根を掴んで命を取り留めるが、マンソンはそのまま海へと転落していった。仲間たちに引き上げられたアラミスがふと胸元からペンダントを引き出すと、ロケットの蓋の部分が砕け、そこに自分の肖像画が現れたのだった。
◇今回は、一言で言いますと、実に気合の入った回でありました。
演出というか、人々の動きとかが何となく凝っていて、このへんは下に挙げ連ねてみました。あと、画面の切り替えも機敏(?)だったりして、こちらもまた下に挙げ連ねてみております。いつも通りにツッコミどころもそこそこあったのですが、今回はもう、それはおいとくことにいたしましょう。
まあ、とにかく絵柄も素晴らしくて目の離せない1話でございます。特にダルの顔の整い具合には文句の付け所もありません。(満足げ)でもマンソンの顔にちょっと迫力が足りなかったかな〜。(厳しい)
さあ、次回はいよいよ最終回です。あと1話!あと1話!(←気持ちを奮い立たせている)
シーン
凝った人々の動き編
- ダルタニャンからの手紙(ハンカチ)を受け取った時のアトスのキラキラした表情。
- アトスとポルトスが見張りの兵士に襲い掛かるときのカメラワーク。
- ローシュフォール:「やったぞ…!旗だ!のろしを上げろ!全速前進!!くぅ〜…っ!!(望遠鏡を握り締め)」
◇この時のローの動き。(実に宮崎アニメチック)
- トレビル:「陛下、のろしです!決死隊が砲台を押さえたようです!」
ルイ13世:「何!(トレビルから望遠鏡を受け取り、覗く)…よし!全艦発進せよ!」
◇この時のルイルイの望遠鏡をトレビルからひったくって覗く様子。
- 大砲が生き返り、予期せぬ砲撃を受けた時のローシュフォールの一瞬の表情。
…等々。
機敏な画面切り替え編
- ポルトス:「ダルタニャンに出来た事が、我々に出来ないわけがありません!」
- アトス:「やらせてください!」
- ルイ13世:(トレビルを見、頷く)
◇この直後とか。
- 兵士:「マンソン様!大変です。砲台に敵が…!」
- マンソン:「何!?」
◇この直後とか。
- ダルタニャン:「また攻めて来るさ。さあ、今のうちに手当てを。」
- アラミス:「すまない。」
◇この直後とか。
…等々。
今回のメインディッシュ
- ダルタニャン:「血を止めないと…!」
- (袖を破ろうとするが、勢い余って胸の方まで服が破れてしまう)
- アラミス:「あっ…。」
- ダルタニャン:「あ…アラミス…き、君は女だったのか…!うっ…。」(目のやり場に困り、目をそらす)
- アラミス:「それがどうした…!そんなことより、今はここを守り抜くのが先だ!」
- ダルタニャン:「…アラミス…。」
◇以前ダルモノで「女性だと知ってしまった後のダルタニャンは、アラミスを妙に意識しているように感じる」と書きましたが、今回はあんまり気になりませんでした。慣れなのか?否定しようとしているうちにホントに気にならなくなったのか?(それは都合のよい頭だね)
- アラミス:「なぜ男に成りすましていたか、聞きたいか?」
- ダルタニャン:「いや…いいよ。無理に言わなくても…。」
- アラミス:「いや、聞いてくれ。もしかすると、ここで死ぬことになるかも知れないのだから…。もしそうなった時には、私の代わりにフランソワの仇を討ってくれ。」
- ダルタニャン:「フランソワ?」
- アラミス:「私の許嫁だ。」
◇アラミスの話を聞いてる時のダルタニャンがまた、ものすんごく優しい雰囲気でねえ…惚れ直すよ。(ハイハイ)
セリフ
「ダルタニャン、俺は敵わないまでも、マンソンに一太刀切り付けてやる!…君はひとまず逃げろ!」(byアラミス)
◇まーたそんなこと言ってる。そう言われて逃げる人はいないってば。(苦笑)
「アトス、アラミス、ポルトス、ジャン、コンスタンス、みんな…みんな長い間本当にありがとう。」(byダルタニャン@次回予告)
◇次回予告ですけど、これだけは外せません!!何度聞いてもぐっとくるんですこのセリフ〜。(めろりんちょ)
登場人物とか
- 樽*・・・三銃士が決死隊として入った樽。しかしコピーは入る必要なかったと思うんだけどな…。
- 胡椒*・・・最終話目前にして、第1話を彷彿とさせる小道具の登場ですね〜。ナイスチョイス!
- 巨大な水鉄砲*・・・鉄仮面らの兵器(?)。ダルタニャンたちが死守していた大砲の松明の火を消してしまう。この時は役に立ったけど、他ではあんまり使い道がなさそうな。
愛のツッコミ
- 50話ではダル達が乗っていた樽は打ち上げられた時にはバラバラになっていたのに、51話で三銃士が乗っていた樽は、ちゃんと原型を留めていたのが不思議(蓋の有無かもしれないけど)。【当時何かの科学番組で、「樽の形をしたものは、渦潮に呑みこまれる速度が一番遅い。だから渦潮に巻き込まれた時は樽状のものにしがみついてれば助かる確立が高い」なんてことをやっていた記憶が(おぼろげながら)あるのですが…。】(by暁香月さん)
- ついでに言うと、ダル達が打ち上げられた場所と三銃士が打ち上げられた場所は違うのに、ダル達が難なくそこまで迎えに行けたのも不思議と言えば不思議。(by暁香月さん)
- 決死隊として樽の中に入る三銃士ですが、ここでふと思ったこと。アトスとアラミスは樽の中に入れても、ポルトスその体でよく入れたよな〜。そしてよく出られたよな〜。ポルトスの体は自由に伸縮できるんだろうか?あの体格なら片足入っても体全体は入らないと思うんだが…。(by吹雪女さん)
次回予告
- ダルタニャン:
- さあ、いよいよ最後の戦いだ!
- ジャン:
- だけど、鉄仮面もミレディーもしぶといからな。
- コンスタンス:
- 早くみんなで無事にパリへ帰りたいわ…。ダルタニャン、気をつけてね。
- ダルタニャン:
- うん。コンスタンス…この戦いが終わったら…。
- コンスタンス:
- え…?
- ジャン:
- 次回、アニメ三銃士。
- コンスタンス:
- 「さようなら、ダルタニャン」
- ダルタニャン:
- アトス…アラミス…ポルトス…ジャン…コンスタンス…。
みんな…みんな長い間本当にありがとう。
52話(最終回)・さようなら!ダルタニャン
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あらすじ
フランス軍がベル・イールに上陸し、いよいよ総攻撃が始まる。しかし、塔の中に立てこもった鉄仮面たちの防御は強固で、なかなか攻撃に結びつかない。そこでダルタニャンは自分の両手両足に布を縛りつけ、自ら投石器に乗ることに。そのまま打ち上げられたダルタニャンは、ムササビのように塔の屋根に取り付き、小窓から中に侵入。ダルタニャンが内側から敵を突破し表の扉を開けると、フランス軍がどっとなだれ込み、戦闘が始まる。
鉄仮面とミレディーは、盗んできた宝を袋につめ、潜水艦で脱出しようとしていた。そこへダルタニャンが現れる。逃げたミレディーを追ってダルタニャンが地下までやってくると、鉄仮面が火薬庫の導火線に火をつけ、火薬庫の扉に鍵をかけた後だった。鉄仮面と剣を交えるも、鉄仮面は銃を取り出しダルタニャンに向ける。絶体絶命と思われたその時、ミレディーが、最後は自分の手で決着をつけたいと鉄仮面から銃を受け取り、鉄仮面を先に逃がす。
その直後、銃声が響き渡る。しかし、ダルタニャンは生きていた。ミレディーは、自分の処刑の時に助けてもらった借りをこれで返せたと言い、ダルタニャンを逃がしたのだった。なかなかやって来ないミレディーに痺れを切らして戻ってきた鉄仮面は、ミレディーの腕を掴み連れ出そうとするが、ミレディーはそれを拒否。鉄仮面は一人潜水艦に乗り込み出発する。ミレディーは火薬庫の前で跪き、爆発の瞬間を待つ。
陣に戻ったダルタニャンは、爆発を知らせる。フランス軍が岩陰に隠れると同時に、島の内部から凄まじい爆発が起こり、塔は崩れ、島全体から煙が立ち昇る。
フランス軍はパリに凱旋。ダルタニャンと三銃士は国王に呼ばれ、褒美に何でも好きな物を選ぶようにと言われる。その日の夕方、ダルタニャンは象に乗ってボナシュー家に現れたのだった。三銃士も招かれ、その日はボナシュー家で賑やかな晩餐が開かれる。
翌日、休暇をもらって故郷のガスコーニュに象を連れ帰ることになったダルタニャンと、パリを離れ母親探しの旅に出ることになったジャンは、二人揃ってパリを出発。分岐点で、別々の道を選んだ二人は、それぞれの道を歩み出したのだった。
◇ついに感動の…感動のフィナーレです!!(いろんな意味で)
…やっぱ最終回はいいわ。(余韻に浸りつつ)
さて、最後の最後までツッコんでみますが、何のためのベル・イール総攻撃だったんでしょう?鉄仮面ら主犯を捕らえるつもりだったら、潜水艦で逃げ出してくるのはわかり切ってるのだから、潜水艦を見張ってれば一発だったと思うんですが…。あ、あの洞窟にも塔の中からしか行けないんでしたっけ?いやでも他にも方法はありそうですしね…。まあ最後だからいいや、派手に総攻撃で。(投げやり)
さて、やはりミレディーさんの最期(とあえて言わせてもらおう)の様子は胸に迫るものがありますね。ミレディーがわざわざ鉄仮面の味方についたのは、常にダルとの接点が欲しかったからじゃないか…なんてついつい思ってしまいます。前回の処刑の時と言い、最期にいいとこ見せて印象付けるあたり(笑)ミレディーさんやるな、と思いますわ。
とにかくこの最終回はいろいろ見(魅)せてくれて、素晴らしい回だと私は思っておりますが、皆様はどのような感想をお持ちでしょう?
以下、最終回だから特別大盤振る舞いであります。(単に絞れなかっただけとも言う)
シーン
ミレディーの思惑
- ミレディー:「来たわ…。終わる時は意外とあっけないものね。」
- 鉄仮面:「この塔は、そう簡単には落ちん。」
- ミレディー:「時間の問題じゃないかしら?」
- 鉄仮面:「その時間が稼げれば十分だ。(パイプから兵士たちに指令を出す)者ども、用意はいいか!敵の軍勢は既に島に上陸した。だが恐れることはない。この塔は難攻不落だ。奴等を蹴散らし、目にもの見せてやれ!」
- 兵士たち:「ははっ!」
- 鉄仮面:(パイプの蓋を閉じ)「フフフフ…。さあ、潜水艦にお宝を積み込んで脱出だ。俺とお前と、そしてあの財宝さえあれば、どこででも巻き返しができるさ。」
- (ミレディー、窓の外に目を移す)
◇ミレディーさん、もうこの時既に覚悟を決めてたんですね〜。“鉄仮面と一緒に逃げる気はさらさらないオーラ”が出まくってます。
しかも鉄仮面は、自分たちのために戦ってる兵士を、もとから置き去りにするつもりの模様。みんなには「そう簡単には落ちん」とか言いながら、最終的には自ら火薬庫に火をつけるんですもんね〜。酷いなあ。
あ、そう言えば、ベル・イールに来てから、例の背の高い長髪の男は見かけませんね。ついて来なかったのか…?(それはそれで賢い選択)
ミレディーの覚悟
- (火薬庫の前。ミレディーの下ろした手に握られてた銃の口から煙が立ち昇っている。それを呆然と見ているダルタニャン)
- ダルタニャン:「あ…。」(ミレディーの顔を見上げる)
- ミレディー:(銃を地面に放り投げ)「さ、早く逃げて。」
- ダルタニャン:「ミ…ミレディー…?」
- ―中略―
- ミレディー:「あなたは処刑されるはずだった私を助けてくれた。そのお返し。これであなたへの借りは返したわ。急いで知らせないと、上にいる連中も吹っ飛んでしまうわよ!」
- 鉄仮面:(声だけ聞こえる)「ミレディー!どうしたんだ!!」
- ミレディー:「鉄仮面が戻ってくるわ。面倒なことになる前に、さあ早く!!」
- ダルタニャン:「わ…わかった…。」(走り去る)
- ミレディー:「さようなら…ダルタニャン…。」
- (鉄仮面が戻ってくる。)
- 鉄仮面:「ミレディー!早く来るんだ!」
- ミレディー:「私は行かないわ。」
- 鉄仮面:「何!?」
- ミレディー:「逃げたければあなた一人で逃げて。若い時から追われつづけて、私はもう疲れたわ。…逃げたところで一生お尋ね者。これ以上追われるのは、もうたくさん…。」
- 鉄仮面:「そんなこと俺が許さん!(ミレディーの手を掴み)さあ!一緒に来るんだ!!」
- ミレディー:「(鉄仮面の手を振り解き、短剣を取り出す)私に命令するのはもうおやめ!!さあ、行って!」
- 鉄仮面:「ミレディー…さらばだ!」(潜水艦の方へ引き返す)
- (ミレディー、短剣を捨てる。)
- ぺぺ:「キィ!」
- ミレディー:「さ、ぺぺ、あんたもお逃げ…さあ…。」
- (肩の上で抵抗するぺぺを手でそっと押しやる。肩から下りたぺぺ、ミレディーを振りかえる。)
- ミレディー:「早く!」
- (走り去るぺぺ。ミレディー、火薬庫の扉に寄りかかる。)
◇潔いミレディーさんの最期。これだから惚れちゃうんだよねえ、私も……(言いたくないけど)ダルも…。
それにしても、戻ってきた鉄仮面は、疑問を持たなかったんでしょうか?…ダルタニャンの死体がそこに転がってないことに…。(笑)
最後だし
- コンスタンス:「ダルタニャン。」
- ダルタニャン:「うん?」
- コンスタンス:「象を連れてガスコーニュへ帰ったら、もう戻ってこないんじゃないの?」
- ダルタニャン:「いや、戻ってくる。だってガスコーニュにはコンスタンスがいないもの。」
- コンスタンス:「ホントね。約束よ。」
- ダルタニャン:「ああ。だから約束のキスだ。」
- コンスタンス:「あ…っ。(顔を背け)ダメ…お月様が見てるわ…。」
◇一応ココも押さえておきましょうか。(義務っぽく)まあ、この後月が雲に隠されて2人はキスしてしまうわけでありますよ。うひょ〜。(カユさに身悶え中)しっかしコンスはいつの間にこんなにダルラブ(笑)になっていたのでしょう?もっと意地っパリパリ屋さん♪の方がいいような気もするけどねえ。(個人的な趣味らしい)…まあ最後だからいっか〜。(そればっか)
別れの前夜
- (夜、野宿しているダルタニャンとジャン。川辺で焚火が焚かれている。)
- ジャン:「今頃みんな何してるかな。」
- ダルタニャン:(魚を食べながら)「何言ってるんだよ。もう寂しくなったのか?旅は始まったばっかりだぞ。」
- ジャン:「えへっ、そうだね。…(魚を食べながら)覚えてる?ダルタニャンと初めて会った頃、よくこうやってセーヌの魚をとったじゃん。」
- ダルタニャン:「うん、ロシナンテに手伝ってもらったりしてな。金はなかったけど、あの頃は結構楽しかったよな。」
- ジャン:「うん。(魚を一口食べ)…あれから、ずいぶんいろんな事があったね…。」
- ダルタニャン:「…ああ…。」
◇この時の2人の表情が実にイイんです。ああ、ホントにいろんな事があったねえ。私も、今となっては初期の頃が懐かしいよ…。(しみじみ)
セリフ
「神様…こんな私でも、あなたの身元ヘ行けますでしょうか…。」(byミレディー)
◇この後、ペペが戻ってくるんですよね〜(号泣!)。で、ミレディーがペペを迎えようと一歩踏み出したところで、導火線の火が火薬に移り……!!…いやあ、アニ三における「動物」ってのはホント偉大だわ。
「鉄仮面のマスクも、海岸で発見されました。島もろとも運命を共にしたのでしょう。」(byトレビル)
◇潜水艦の中にいた鉄仮面のマスクだけが海岸で見つかるのもおかしな話だけども(第一、海岸に打ち上げられる前に海の中に沈みそう)、まあいいか。爆発の衝撃で吹っ飛んだと言う事で。でもそれだったらマスクの中に頭が入っててもおかしくな…(強制終了)。
登場人物とか
- ムササビダル*・・・一枚の大きな布を両手両足に縛りつけ、ムササビのように空を飛ばすダル型新兵器(笑)。
- 鉄仮面の口から*・・・針のようなものがシュパパッと飛び出てきました。あの仮面はどういう作りになってるんだ…最後まで謎。
愛のツッコミ
- 51話で胸の方まで破れたアラミスの服、52話では腕の部分だけしか破れてなかった。自動再生したんかい(笑)。(by暁香月さん)
- ええい!四銃士!あんなにご褒美貰った割に誰もジャンに靴を買ってあげないとわ(笑)皆ジャンの長旅を知っておきながら何故(笑)やはりジャンは基本「はだし」でなくてはならないのでしょうか。(byあやみさん)
次回予告
- コンスタンス:
- コンスタンスです。
皆さん、これまでアニメ三銃士を応援して下さって、本当にありがとうございます。心からお礼申し上げます。
- ジャン:
- ジャーン!おいら、はだしのジャンも!
- ダルタニャン:
- 僕たち四銃士も!
- 四銃士:
- もう一度、皆さんにお会いしたいと願っています。
- コンスタンス:
- みんなで一緒に夢冒険を歌ってお別れしましょう。
- 一同:
- さようなら。オ・ルヴォワール!
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