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アニメ三銃士各話紹介 映画「アラミスの冒険」

映画「アラミスの冒険」

あらすじ

 ノワージ・ル・セック村。少女ルネ(少女時代のアラミス)は森で馬を走らせていた。突然一発の銃声が鳴り響き、驚いた馬がルネを地面に振り落としてしまう。ルネを介抱したのは、狩りをしていたフランソワという青年だった。ルネとフランソワは互いに惹かれあう。彼は国王ルイ13世の双子の兄弟フィリップ王子に仕えるという、極秘任務についていた。

 ある日賊の一団にフィリップ王子の館が襲われ、フランソワは首領マンソンに命を奪われる。パリに出たルネは男に姿を変え、アラミスと名乗って銃士隊に入り、数年後、フランソワの敵であるマンソンを自らの手で討ち取ったのだった。

 それから1年後。ある日酒場にいたダルタニャン三銃士は、ジュサックたちが一人の花売りの女性に絡んでいるのを目撃する。護衛隊の面々を相手に一暴れした後、家路を急いでいたダルタニャンは、先ほどの花売りの女性カリーナが思いつめた様子で橋の上にいるのを発見。身投げをすると勘違いしたダルタニャンは、彼女のもとに駆けつけるが、もみ合っているうちに二人とも川に転落してしまう。ダルタニャンは、気を失ったカリーナをボナシュー家に連れて帰るが、目を放した隙に彼女は姿を消してしまう。

 カリーナは再び先ほどの橋に来ていた。橋の下から皮袋を引き出しその場を去ろうとすると、仮面をつけた人物が現れ、彼女の皮袋の中の紙片を奪おうとする。カリーナが取られまいと力を入れたため、紙は2つに破れてしまう。一瞬の隙に逃げ出したカリーナだったが、仮面の人物の投げた短剣を背中に受け、川に落ちる。

 翌日、トレビル邸にいたダルタニャンと三銃士のもとにローシュフォールが訪れる。カリーナがセーヌに死体となって浮いていたため、家に連れ込むのを目撃されたダルタニャンを逮捕しに来たのだという。現場の近くに落ちていたという帽子を突きつけられ、ダルタニャンはローシュフォールに剣を渡す。

 ボナシュー家にダルタニャンの逮捕を知らせに訪れた三銃士は、カリーナが着ていた服のポケットに入っていたという手紙を入手する。それは太后マリ・ド・メディシスの部下マックス卿が、カリーナに宛てた手紙で、もし自分が死んだら書付を太后に直接手渡して欲しいという内容だった。三銃士は死体置き場に行き、そこでカリーナの握っている紙片に気づく。例の書付と思われる半分にちぎれた紙片には、邸の図面のようなものが描かれていた。それを見てハッとするアラミス。家に帰ったアラミスは、女性物の服を取り出し着替え始める。

 アラミスは、カリーナの名を借りてリュクサンブール宮殿に住む太后マリ・ド・メディシスに会いに行く。書付を渡した瞬間、1発の銃弾に襲われる二人。太后を庇いアラミスが曲者を追いかけると、現れたのは太后の侍従ピサロだった。

 アラミスを信頼した太后は、館の中で詳細をアラミスに明かす。数年前、息子ルイ13世の起こしたクーデターによりパリを追放された彼女は、ルイに打ち勝つためにスペインに力を借りようとし、南フランスの領土をスペインに譲るという文書にサインをする。しかし、思い直した彼女は条約文書を取り戻そうとするが、それを知ったスペインにスパイを差し向けられることになってしまったのだった。

 マックス卿が死ぬ前に太后に残した手紙には「アンリ4世にあずけた」としか書かれていなかった。アラミスは、カリーナの持っていた図面がノワージ・ル・セック村のフィリップ王子の館の図面だと気づき、マックス卿はその館のアンリ4世の遺品に条約文書を隠したのだと考える。

 ――1年前、敵を討ち、フランソワの墓を訪れたアラミスは、フランソワの父ダニエル侯爵に出会っていた。新教徒で、アンリ4世を尊敬していたダニエル侯爵は、アンリ4世の縁の品を収集していた。アラミスがフランソワと出逢った時の思い出の椅子は、フィリップ王子の唯一所持したアンリ4世の形見であり、その椅子もまたノワージ・ル・セックの館から、スイスにある侯爵の城に移されていたのだった。

 現在、その条約文書がスイスのシャトー・ダジュールにあるとアラミスが述べた時、かすかに物音がする。その直後、ピサロは馬車に乗り込み、シャトー・ダジュールへと向かう。彼こそがスペインのスパイだったのだ。馬車の中には、カリーナを殺した例の仮面の人物が座っていた。

 銃士を辞め、シャトー・ダジュールへ向かうアラミス。一方、太后の強い要請でダルタニャンは釈放されるが、ダルタニャンは一足先に自力で脱獄していた。太后は、ピサロたちが姿を消したことでアラミスの危険を悟り、アトスポルトスを呼ぶ。事情を聞いた二人はアラミスを追って出発。少し遅れてダルタニャンもまた、コンスタンスと、旅から帰ってきたジャンを引き連れて後を追う。

 アラミスがシャトー・ダジュールに着くとダニエル侯爵は不在だった。アンリ4世の部屋に案内されたアラミスが、甲冑の中に手を入れたその時、ピサロが現れる。甲冑から出したアラミスの手に条約文書はなかった。ピサロたちをまいて屋根の上に逃げたアラミスに、黒ヒョウが飛びかかる。屋根の上に現れた人物が仮面を取ると、ミレディーの顔が現れたのだった。

 ミレディーたちに捕らえられ、天井から吊るされるアラミス。条約文書の場所を吐かせようとピサロがアラミスを鞭打つが、口を割らないままアラミスは気絶する。

 その頃、アトスとポルトスがシャトー・ダジュールに到着するが、門前払いを喰らっていた。力ずくで入った二人だったが、入った途端床が割れ、穴に落ちてしまう。穴の中にはダニエル侯爵と使用人たちが捕らえられていた。

 目が覚めたアラミスは自力で縄を解き、フランソワとの思い出の椅子に近寄る。椅子の裏から条約文書を見つけ出した途端、ミレディーたちが現れ、文書を奪われてしまう。そこへ、地下牢から抜け出してきたアトスとポルトスが登場し、戦闘が始まる。隙を見て逃げ出すミレディーを追うアラミス。塔の上まで追ったものの、ミレディーはハンググライダーで飛び立っていた。その時、ダルタニャン、コンスタンスとジャンが遅れて到着。

 塔の上からアラミスに、ミレディーを追うように声をかけられた3人は、まずコピーに追いかけさせる。コピーはハンググライダーの翼をつついて、ミレディーを雪の積もった斜面へと落下させる。そこへダルタニャンが追いつくが、ミレディーに銃を向けられてしまう。そこへアラミスも到着。アラミスの投げたナイフがミレディーの手に刺さり、銃撃は阻止できたものの、その時雪崩が起き、ミレディー、ダルタニャンもろとも飲み込まれてしまう。その拍子に文書はミレディーの手を離れ、宙を舞い、崖の上のアラミスの足元に落ちたのだった。

 夕方。雪崩から生還したダルタニャンと一同は帰途に着いていた。途中、空き地でボーリングをしている子供たちに遭遇。ジャンは、自分も仲間に入れてもらおうと子供たちのもとへ駆け出す。その様子を離れた場所から見ていた女性がいた。一同が声を掛け言葉を交わしているうちに、その女性がジャンの母親カトリーヌであることがわかる。カトリーヌは思わずジャンのもとへ駆け寄り、二人は抱き合う。

 後日。アラミスはリュクサンブール宮殿へ赴き、太后に文書を手渡す。太后はアラミスの目の前で、条約文書を暖炉の火の中に投じる。禍の元となった文書は、完全に灰となって消えたのだった。

◇うわ〜、長くなってしまった。
 この映画は、本放送が終了した直後の春休み(1989年3月…だったと思う)に映画館で上映されました。
 某アニメ雑誌の付録である、この映画の録音台本を最近ようやく入手いたしまして、このページを作ることができた次第であります。

<私的感想をつらつらと>
 一言で言いますと「アラミスの、過去のエピソード救済映画」といったところですかね。映画のパンフを手に入れたのも最近のことなのですが、パンフを眺めてるとスタッフの皆さんがそんな感じに語ってます。
 アラミスはさすが主役なだけあって、カッチョよく描かれてますね〜。質素なドレス姿でのアクションシーン、私ですらも見とれました。しかし今回、アラミスさんの秘密はやけに多くの人にバレましたね。太后にピサロにミレディーさんに…。いいのかなあ。
 ミレディーさんの復活についてはファンの間で賛否両論でしたが、仕方ないと思いますね。ミレディーさんに代わる魅力的な敵キャラがいないですもん。だってピサロ1人じゃあねえ…。ええ、ミレディーさんは最強ですよ。いや〜、映画でも大活躍でしたね!!ドレスを翻して宙を舞う姿にはホント魅せられました。スペイン側として黒幕を演じてるのも、やっぱあのベル・イールの爆発の後、スペインに逃れたからでしょうね〜。この辺はまあ納得。(どうやって生き残ったのかというのは別として)
 そしてミレディーさんの傍らには黒ヒョウのアレキサンダーくん(今は亡き)が…。そういやあペペは!?ま、まさかあの爆発でミレディーさんだけが助かってペペは助からなかったなんてことはないでしょね!?
 マリ・ド・メディシス太后も好きでしたね〜。アニ三にしては珍しく重みと奥行きのある宮廷人で。(笑)
 しかし、ジャンのお母さんが見つかるエピソードをあんなにあっさりやられるとは思いませんでした。まさに取って付けたようじゃありませんか。まあ、最後の最後まで見つからないよりはましなのかもしれませんが。
 まあ、でも上映時間45分という短い時間の中ではあれが限界だろうし、あれだけできれば上出来だろうなと思います。結局のところ、アニ三のキャラが動き回っているというだけで単純にうれしいですし。絵も文句なしにキレイでしたしね〜。…でも45分はあまりにも短すぎる…。(涙)

シーン

華の独身の名折れ

  • カリーナ:「いやです。放してください!」
  • ジュサック:(カリーナにからんで)「俺たちと付きあってくれたら、花をみんな買ってやるぜ。」

◇ジュサッ君…せっかく出演できたのにこれじゃあ(笑)。護衛隊の面々も、せっかくだから出番作ってやるか程度の出演でしたね。この映画に関しては、全体的にそんな雰囲気です。

バカップル?

  • コンスタンス:「それじゃ、溺れそうになったのを助けただけなのね。」
  • ダルタニャン:「助けようとしたら溺れそうになったんだよ。」
  • コンスタンス:「なによそれ。」

◇このさらりとした会話は好きだわ〜(笑)。それにしてもこの2人、既に熟年夫婦みたいな域に達してましたよね。コンスタンス、ダルタニャンを尻に敷きまくりで。微笑ましい…。

アラミスのナゾ

  • ポルトス:「よお、アラミス。カリーナの身元が判ったぞ。」
  • アトス:「アラミスと同じノワージ・ル・セック村の生まれだ。」
  • アラミス:「すまないが、今度のことは君たちにまかせる。」(そのまま行こうとする)
  • ポルトス:「なに!?」
  • アトス:「どこへ行くんだ。」
  • アラミス:「ちょっと都合があって、銃士を辞めることにした。」
  • ポルトス:「なんだとォ!!ダルタニャンを助けなきゃいけないこんな大事な時に、何で銃士を辞めなきゃならんのだ!」
  • アラミス:「その事なら心配いらない。」
  • ポルトス:「だったらダルタニャンの無事な顔を見てから…!」
  • アラミス:「そこをどいてくれ。もう行かなければならないんだ。」
  • ポルトス:「こいつ!」(アラミスに殴りつける)
  • アトス:「ポルトス、よさないか!」(ポルトスを止めに入る)
  • ポルトス:「この、薄情者ーっ!」
  • アラミス:「それで気が済んだかい…。じゃ、みんなにもよろしくな…。」(歩き出す)

◇ホント相変わらず言葉少なだなあアラミス…。いや、これじゃあポルトスが怒るのもわかりますよ。伝えようという意思が見られませんもん。説明できないのもわかるけど、言い方ってもんもあるでしょうに。しまいにゃ「それで気が済んだかい」なんて…(苦笑)。まあ、事情を知らずにすぐ怒り出すポルトスもポルトスですけどね。

因縁の二人

  • ミレディー:「おーや、ダルタニャン。まだ生きていたのかい。」
  • ダルタニャン:「それはこっちの言うことだ。」
  • ミレディー:「それじゃ、今度こそ死んでもらおうかしら。」(銃をかまえる)
  • ダルタニャン:「そっちの弾は1発だ。外したらおまえの命はもらうぞ。」
  • ミレディー:「それもいいわね。」

◇最後のミレディーさんのセリフもイカス〜!ダルタニャン、せっかくの再会なんだからもっと喜ぼうよ〜。(無理)

セリフ

「私は職務に私情ははさまん!」(byローシュフォール)

◇うーん、その通りのような、そうでないような…。でもローらしい一言です。

「元気そうでなによりね、アラミス…。」(byミレディー)

◇ミレディーさんこそな!まったくの無傷で麗しいお姿での復活、恐れ入りました。

「お礼なんかいりません。おかげで大事な人を見つけることができたんですから。」(byアラミス)

◇この「大事な人」っていうのはやっぱりジャンのお母さんのことですかね〜。もっと深読みされる方もいらっしゃるようですが。

登場人物とか

  • ダニエル侯爵・・・フランソワの父。スイスのシャトー・ダジュールに住む。尊敬していたアンリ4世の遺品を収集している。
  • カリーナ・・・マックス卿の世話をしていた花売りの女性。条約文書の一件に関わったため殺されてしまう。アラミスと出身地が一緒。
  • マリ・ド・メディシス・・・国王ルイ13世の母で、皇太后。リュクサンブール宮殿に住む。事件の発端となった条約文書を探している。
  • マックス卿・・・マリ・ド・メディシスの部下。条約文書を太后に届けようとして命を落とす。カリーナにその後の事を託す。
  • ピサロ・・・マリ・ド・メディシスの侍従。というのは表向きで、実は条約文書を狙うスペインのスパイ。ミレディーと組む。
  • カトリーヌ・・・ジャンのお母さん。スイスにいた。ジャンとの再会を果たす。
  • 召使い・・・シャトー・ダジュールでダニエル卿の留守にアラミスをアンリ4世の部屋に通す。実は偽の召使いだった。
  • アレキサンダー・・・ミレディーの手なずけていた黒ヒョウ。アラミスに倒される。

愛のツッコミ

  • ダルちゃんがシャトレの牢獄から逃げ出しながら、「さいならー!」と言っているシーンです。上着と手袋がくっついた状態になっったまま、走って逃げています。ダルちゃん、投獄されている間に縫いつけたの?普通だったら走っている間に手袋落としていると思うんだけど・・・。(by吹雪女さん)
  • ピサロ役の大林さんの名前がローリングテロップでは”大林”となっていましたが、DVDのパッケージでは”大村”さんに!?(by吹雪女さん)