次回予告
- ポルトス:
- ボナシューがさらわれたって!?
- アトス:
- ダルタニャンの留守を狙われたようだ。
- アラミス:
- 鉄仮面の狙いは何なのだ?
- ポルトス:
- 奴のやることはわけがわからん!
- アトス:
- マンソン、そしてマスクの女…。何かが我々の見えない所で密かに動いているようだ。
- アラミス:
- 恐ろしいことが起こるような気がしてならん…。
- ポルトス:
- 次回、アニメ三銃士。
- アトス:
- 「消えた仕立屋の謎」
- アラミス:
- 諸君、また会おう。
銃士隊をクビになったダルタニャンだったが、鉄仮面を逮捕する意欲を失ったわけではなかった。
ボナシューの元に、王室御用達の仕立屋べルスランの使いの者が訪ねてきた。体に触れることなく服の寸法をとれるというボナシューの腕を貸して欲しいのだと言う。盗み聞きしていたダルタニャンは、その体に触れられたくないお客というのがマンソンであることを知り、ボナシューに、自分もベルスランの店へ連れて行ってくれるよう頼む。
ベルスランの店は大盛況で、店の前には行列が出来ていた。行列の中にはポルトスの姿もあったが、そこに並ぶ人は皆門前払いを喰らった人々だった。
マンソンの寸法を取リ始めるボナシュー。なぜ直に寸法を取られるのが嫌なのかと問うボナシューに、馬から落ちて肩の骨を痛めたことがあり、不用意に触られたくないからだと答えるマンソン。ボナシューがさりげなくマンソンの肩を触ると、マンソンは激怒してボナシューの手を振り払った。ボナシューは、マンソンの肩に盛り上がった傷があるのを確認する。
ボナシューの役目を終え下がろうとした時、ダルタニャンは、マンソンがベルスランに国王の服を見せてくれるよう頼んでいるのを目撃する。マンソンは、連れの長髪の男にこっそり国王の服をスケッチさせていたのだった。帰り道、ボナシューはマンソンの肩に盛り上がった傷があること、同じような傷を持った「ラクダ」と呼ばれる盗賊団がいたことをダルタニャンに話す。
話を聞いたダルタニャンはその足で三銃士のもとへ向かう。「ラクダ」と聞いて目の色を変えるアラミスだった。
その頃、マンソンはリシュリュー邸を訪れ、園遊会が催されるリシュリューの別荘の手入れをさせてほしいと申し出ていた。その時リシュリューを訪ねてきたミレディーは、リシュリューの前でマンソンと引き合わされる。同じ頃、ボナシュー家には鉄仮面が現れていた。ジャンとコンスタンスの必死の反抗も空しく、鉄仮面は手下の男たちと共に、あっという間にボナシューを馬車で連れ去ってしまったのだった。
◇思うのですが、今回のサブタイトルの「名探偵」は、ダルタニャンというよりボナシューさんじゃないですかね。「名探偵ボナシュー」。ホラ、何か字数もしっくりくるし。(笑)
だって、マンソンの肩の傷を確かめたのも、それで「ラクダ」を思い出したのもボナシューさんなんですよ〜。ダル、ついてくる必要なかったんじゃ…。(アイタタ…)何しろ今回のダルタニャンの唯一の活躍と言えば、ベルスランの店の前で騒ぎを起こしたポルトスをなだめたことくらいですからね〜。(苦笑)
◇コンスタンスのこのリアクション…なんかほのぼのと感じるのは私だけ?(笑)ボナシューさんの一言がまた絶妙なんですよね〜。
◇ボナシュー親子の間で揺れるダルタニャン…。(笑)
いやー何ていうか、この辺のくだりがまた妙〜なテンションでね〜。私的にツボでした。文章だとちょっと掴みにくいかもしれませんが。あのダルの変なポーズとかもね。ホント力が抜けそうです。しっかし、ボナシューさんにはホント惚れるわ〜。(笑)
「ポルトス、すまないが今日は大人しく帰ってくれないか。」(byダルタニャン)
◇何気に笑えます。悪気はないんだろうけどね〜。
「もうお前は銃士でも銃士見習いでもない。勝手に入って来るな。」(byトレビル)
◇相変わらず厳しいです隊長。ダルタニャンもあれだけ言われて、ホントよくめげないなあ…。
アトスからの呼び出し状を受け取ったダルタニャンは、銃士隊へ出かけ三銃士と会う。ボナシューがさらわれた事、マンソンがベルスランに国王の服を見せてもらっていた事を結びつけ、4人の話し合いは、鉄仮面がボナシューに国王と同じ服を作らせようとしているのではないかという結論に至った。
早速調査を開始する4人。ベルスランが、マンソンに国王の服を見せた事を認めたため、4人は次にマンソン邸に乗り込み、なぜ国王の服を見せてもらったのかを問う。マンソンはパリ一番と評判の絵描きル・ブランに、園遊会の衣装を着た国王の肖像画を描かせていたのだった。鉄仮面との関係を完全に否定され、反論できないダルタニャンだった。
一方、さらわれたボナシューは、鉄仮面とミレディーに、スケッチと同じ衣装を作るよう要求される。しかしボナシューはそれが国王の衣装だと見破り、作るのを拒否する。そこで、ミレディーはその夜ボナシュー家に忍び込み、コンスタンスの衣装箱から服とハンカチを盗み出す。その服を着た人形とハンカチを見せ付けられたボナシューは、コンスタンスが人質にとられていると勘違いし、国王の服を作ると約束してしまう。
コンスタンスの服とハンカチが盗まれているのに気づいたダルタニャンは、ボナシューのハンカチをロシナンテに嗅がせてボナシューの居所を追跡することを思いつく。ロシナンテの鼻で、とある邸に辿り着いたダルタニャンとジャン。すると、ちょうどそこへマンソンの馬車が入っていった。
ダルタニャンは、アラミスと2人で邸内を調査するが、マンソンに案内され一通り部屋を調べても、ボナシューの姿を見つけることはできなかった。というのも、この邸には部屋を上下に動かす大掛かりな仕掛けがあり、裏でミレディーがその仕掛けを動かして、ボナシューのいる部屋を巧みに隠していたからだった。
がっかりして邸を出た2人の目の前に、小舟に乗った鉄仮面が現れる。2人が舟に飛び移って鉄仮面を追いつめた時、橋の上からミレディーが短銃で2人を狙い撃つ。その隙に鉄仮面はひらりと橋の上に逃げ、ミレディーと共に逃げ去ってしまう。
ダルタニャンは、鉄仮面の仲間の女性がミレディーであること、ミレディーを処刑できなかったことをアラミスとポルトスに告白する。謝るダルタニャンを笑顔で許す2人だった。
◇いやあ、今回も突っ込みがいがありそうですよー!(笑)
まずですね、マンソンの別荘の部屋が動くあの仕掛け…アレ、音が大きすぎやしませんか。動いてるのがすぐバレそうであります。次にダルとアラミス、あの広い屋敷をたった2人で調べるのはまずかったんじゃないの〜。あの仕掛けがなくたって、他の部屋を見てるうちに移動できそうでしたもん。(苦笑)
そして鉄仮面が船に乗ってやって来た時のダルとアラミスの対応。あれはまずかったですね〜!(批評家っぽく)もう少し隠れて待ってたら、マンソンの別荘に入っていくところを目撃できただろうし、そのままマンソン、ミレディーもろとも逮捕できたんじゃないの〜?それに、そもそもボナシューさんのハンカチで場所を突き止められるなら、ミレディーさんの短剣でミレディーさんがここにいることも…。…まあ、いいですけどね!(強制終了)
そうそう、ボナシューさんですが、今回ついにミレディーさんの催眠術を跳ね除けましたよ!なんという意志の力!さすがボナシューさん!!(ますます好感度アップ)
◇あのダルのセリフ!今回はまさにアレですよ。(妙にツボらしい)
しっかし、ダルタニャンが銃士隊をクビになってからせいぜい1週間くらいしか経ってないと思うんですけどね…。(笑)
◇みんな、優し〜い!それにしても、リシュリューを追放するつもりだったの?アラミス。密かに大きな野望を抱えてたんだね。(笑)
「実は、ぜひ君の知恵を借りたい事があってな。」(byアトス)
◇これはビックリ、ダルタニャンはすっかりブレイン担当ですか!しかもアトスに頼まれるほどの、ねえ…。(不安げ)
「なるほど。確かにわたくしマンソンは、国王陛下の服を見せていただきましたが。それが何か?」(byマンソン)
◇なんかネタっぽい一言だ。(笑)
「着替えの服と、ハンカチが一枚なくなっているわ。私のイニシャル入りなの。」(byコンスタンス)
◇これまた意味もなくツボです。
しかし、この時代ってやっぱ、イニシャル入りのハンカチが身分(身元?)を示したりするのに、重要な役割を担ってたんですかね。原作でもよく出てきたし。
娘コンスタンスのために急いで国王の服を仕上げたボナシューだったが、鉄仮面とミレディーから、コンスタンスがここにはさらわれてきていないことを明かされ、ショックを受ける。ボナシューは隙を見て部屋から逃げ出そうとするが、壁に行き当たってしまう。
鉄仮面に追いつめられ、ボナシューが思わずそばにあった甲冑兵から剣を抜くと、背後の壁が動き出し部屋が出現する。そこにもう一人の鉄仮面が現れる。鉄仮面をかぶった男は、ボナシューの方に向かって突進し、ボナシューを突き飛ばしてそのまま階段を駆け上ろうとするが、鉄仮面に遮られ、ボナシューの前に蹴り落とされる。「見たな。」鉄仮面の声とともにボナシューは気を失ってしまう。捕われの鉄仮面は再び地下の隠し部屋へ戻されたのだった。
一方、ダルタニャンはイギリス国王によるミレディーの処刑命令書があったことを思い出し、それを手に、ジャンとともにリシュリューの邸の前でミレディーを待ち伏せる。案の定ミレディーは馬車で邸へと入って行った。出てきた馬車を追って小高い丘に差し掛かると、2人は御者を呼びとめて馬車の中を確認するが、中はもぬけの殻だった。いち早く2人の行動に気づいていたミレディーに出し抜かれてしまったのだった。
ミレディーは着実に計画を進めていた。マンソンの別荘の地下の隠し部屋にいる、鉄仮面をかぶった男に会いに行ったミレディーは、彼がフランス国王ルイ13世の双子の兄弟、フィリップ王子なのだと本人に明かす。鉄仮面の仲間である振りをしてフィリップを救い出す計画を立てている、という立場を演じながら、ミレディーは今の国王に代わって王座に着くべきだとフィリップを説得する。その夜再び訪れたミレディーに、フィリップは徐々に心を開き、計画に協力する姿勢を見せ始める。
マンソンもまた、リシュリューの別荘の準備を着々と進めていた。鉄仮面、ミレディー、マンソンによる、フランス王すり替えという大陰謀が企てられていたのだった。
◇陰謀が着々と進められています。そんな回です。
ついに国王の双子の兄弟、フィリップも登場!これで役者がそろったわけですね。
しかし、忘れちゃならないのがフランソワ!そう、フィリップの家庭教師、そしてアラミスの鍵を握るあの人物であります!!しかも、中でもヤングフラ(ヒゲなし)が見られるのはこの回だけ!
そうそう、37話でマンソンと一緒にベルスラン宅に現れた例の長髪の男は、今回ミレディーの仲間としてフィリップに紹介されておりました。前回も、マンソンの別荘の仕掛けを動かすという仕事をしてたし、結構活躍してるのに名前がないなんてカワイソウ。
◇何かが見えてきませんか。からかわれてまんざらでもないミレディーさん、それに対し嫉妬する鉄仮面のアニキ、みたいな。(笑)敵側の内情みたいなのが垣間見られて、ちょっと興味深い場面であります。
◇いやあ、なんだか2人で盛り上がっておりますよ〜。ミレディーさんも熱弁振るって絶好調!
「やあ、フィリップ。門を開けに来てくれたのかい?」
「さ、乳母に見つかったら大騒ぎだぞ。」(byフランソワ)
この2人のセリフがフランソワの全てを物語ってますよね〜。(また手抜きだよ)
<初登場主要キャラ>フィリップ・フランソワ
いよいよ園遊会当日。リシュリューの別荘では、護衛隊を始め銃士隊も加わり、厳重な警備をしいていた。ダルタニャンとジャンもまたリシュリューの別荘に忍び込んでいた。
鉄仮面たちの計画も最後の仕上げにかかっていた。鉄仮面は、ミレディーを捕らえた振りをしてフィリップのいる地下牢へ連れて行く。鉄仮面が2人を残して部屋を出て行くと、ミレディーの仲間の長髪の男が2人を救出しに来る。用意された馬車に乗り、フィリップは鉄仮面に扮して門番の目をごまかし、マンソンの別荘を後にしたのだった。
馬車はそのままリシュリューの別荘へ向かった。フィリップは座席の下に隠れ、護衛隊の目をごまかし、2人は邸に侵入する。
まもなくリシュリューから国王ルイ13世に紹介されるミレディー。一目でミレディーを気に入るルイに対し、アンヌ王妃は顔面蒼白となる。十分にルイに取り入っておいたミレディーは、夜になりフィリップの元へ戻ってくる。
いよいよルイが寝台へ入った。ルイが眠りについたのを確認すると、仕掛けが動き始めルイの寝台が下へ降りていく。地下にはマンソンと手下たちが待っていた。マンソンはルイを寝台から引き摺り下ろし、有無を言わさず鉄の仮面を被せたのだった。
同時に鉄仮面もまた行動を起こしていた。わざと目立つように現れて走り回り、追いかけてくる護衛隊や銃士隊を次々に相手にする。ダルタニャンとも剣を交えるが、しばらくすると逃げ出してしまい、そのまま行方がわからなくなってしまう。
一方、ルイのいなくなった寝台は今度は上へと上がって行き、ミレディーとフィリップの前に現れる。フィリップが寝台に身を横たえると、ミレディーは明日の朝一番に自分を呼ぶようにと声をかけ、フィリップを見送る。
鉄仮面は隠し通路を通って、マンソンと仮面をつけられたルイのもとへやってくる。ルイは鉄仮面と同じ衣装を着せられて、隠し通路から庭へと出されてしまう。その姿を見つけたダルタニャンは、ルイを鉄仮面だと疑いもせず捕まえ、銃士隊に引き渡したのだった。
◇さあ、鉄仮面とミレディーの計画はホント完璧な出来栄えでしたね〜…ここまでは。特に印象に残ったのは、フィリップと2人地下室に残されたミレディーさんが、再び扉が開いた時、さりげなくフィリップ王子を庇う姿勢を見せた所。演技とわかっていてもさすがというカンジでした。
あと、絵になるなあと思ったのは、アトスとアラミスに木の上から声をかけたダルタニャンとジャンの場面ですかね。木の葉の影がダルとジャンの姿に落ちていて。今回は作画綺麗でしたから。(作監が辻さんでしたね)
ちなみに超個人的なことですが、ミレディーさんの招待状に振られていた「1036番」という番号が、私にとっていろいろ思い入れのある番号と同じだったんで驚きました。
◇ロー&ジュサックコンビは今回も絶好調です。
◇久々のアラミスの「ポルトスツッコミ」です。来そうだな…と思うと本当に突っ込んでくれるのが実に気持ちいいですね〜(笑)。
◇文字にするとたいしたことないんですが、マンソン役の声優さん(村松康雄さん)、ホント名演技です!すんごい迫力で怖いんですよ。加えて絵もまたすごい迫力なんですよね。
アニ三「三大恐怖シーン」その2に認定。(っていうか、一番恐怖かも)
「表の太ったねずみは任せておけ。」(by鉄仮面)
◇ああっ、ポルトスさん太ったねずみ呼ばわりされてるよ〜。しかも見張りしてることもあっさりばれてるよー!