ダルタニャン物語人物辞典
い
- イーヴ【Yves】
- ロクマリアでのアラミスの従僕3人のうちの1人。ブルトン人。アラミスの手配した小舟を管理。
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- イーヴ船長【le patron Yves】
- (11-28)
- イギリス人(たち)【les Anglais】
- アミアンの「金のユリ」の客。2人のイギリス人紳士。
うち1人はウィンター卿(1)
- 長い旅のあとなので、腹はへる、のどはかわく、いまにもぶっ倒れそうなので、物凄いけんまく。
多少外国なまりはあるが、流暢なフランス語でわめき立てる。
見かけはいかにも勇ましそう。
敵にうしろを見せるのが恥ずかしいと思ったのか、2人のうち向こう見ずなほうが、階段を5、6段降り、壁もこわれるほど扉を蹴飛ばした。(1-27)
- 風変わりなやつ。グリモーに、自分のところへ奉公に来ないかと言っていた。(byアトス)(1-28)
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- 酒蔵に閉じこもったアトスと一触即発。翌日賭け事でアトスとダルタニャンから馬を巻き上げる。
- 2人のイギリス人紳士【les deux gentilshommes anglais】
- (1-27〜28、30)
- イギリス人(たち)【les Anglais】(2)
- ダルタニャンと三銃士とリュクサンブールの裏手で決闘した4人のイギリス人。
うち1人はウィンター卿(1)
- いずれも名門の出。
アトスの相手:アトスが真っ先に敵を倒す。たった一突きで相手の急所を、心臓をぐさりと刺す。
この男の遺族は、一万五千ルイの年金を相続する。(byウィンター卿)
ポルトスの相手:ポルトスに股を刺される。それ以上抵抗しようとはせず、剣を投げ出したので、ポルトスが腕にかかえて馬車まで運んでやる。
アラミスの相手:アラミスの猛烈な太刀風にたじたじとなる。雲を霞と逃げて行った。
ダルタニャンの相手=ウィンター卿:ダルタニャンが脇腹に一突きくらわせ、敵の剣をはね上げる。命を助け、ウィンター卿に感謝される。
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- 医者【le chirurgien(le docteur)】
- トレヴィル殿の外科医
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- イッポリット【Hippolyte】
- [ラシーヌの「フェードル」に出てくる人物](1-29)
- 主人たちが困れば、従者たちも困らないはずはない。イッポリットの馬と同様である。
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- (1-29)
- イポリート、ヒッポリュトス。ギリシア神話では、アテナイ王、テセウスの子。