ダルタニャン物語人物辞典 ポルトス

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ポルトス【Porthos】
三銃士の一人
  • 「三銃士中いちばんの大男で腕っぷしが強い。スタイリストで威勢がよく、女にもてる色男。」(1,2巻)
  • 「三銃士の一人。いまではデュ・ヴァロン卿。ダルタニャンに口説かれて、マザラン派の銃士として復帰する。」(3巻)
    「いまはデュ・ヴァロン・ド・ブラシュー・ド・ピエールフォン。マザラン側。」(4巻)
    「かつての三銃士の一人。いまはデュ・ヴァロン・ド・ブラシュー・ド・ピエールフォン。男爵になることが唯一の望み。」(5巻)
  • シュヴァリエ・デュ・ヴァロン・ド・ブラシュー・ド・ピエールフォン
    【le chevalier du Vallon de Bracieux de Pierrefonds】(3-18)
実在のポルトス
  • 1617年
  • イザック・ド・ポルトー【Issac de Portau】
第一部 第二部 第三部

第一部

「三銃士中いちばんの大男で腕っぷしが強い。スタイリストで威勢がよく、女にもてる色男。」(1,2巻)

(1-2)
  • 背の高い1人の銃士。
  • 高慢ちきな面構えの男。
  • 風変わりな服装。
  • ぴったりした空色の上衣。いくらか色あせて、すりきれている。
  • 腰につるした釣り革が、金の刺繍をほどこしたすばらしいしろもので、水に濡れた鱗が日光を浴びたようにキラキラと輝いている。
  • 肩の上には濃紫色のビロードの長外套を小粋に引っかけ、まえのほうから例のみごとな釣り革だけをのぞかせている。
  • 釣り革には恐ろしく大きな長剣がぶら下がっている。
  • 甲高い声。
  • 傍若無人に口ひげをひねる。
  • ナルシスのように自惚れの強い男。(byアラミス)
  • おせっかいを聞いてると、胸がムカムカする。(byアラミス)
(1-4)
  • 生まれつき見栄坊。
  • 大男。
(1-6)
  • 強い手頸。
(1-7)
  • おっとりした顔つき。
  • アトスとは全然反対の気性。
  • 口数が多いばかりでなく、声高にまくし立てる。相手が聞こうと聞くまいと、いっこう平気でいるのが身上。
  • しゃべるのが楽しみでしゃべり、自分の声に聞き惚れてしゃべる。
  • 学問以外の話ならなんにでも口を出す。
  • アトスほど風采が上がらないので、ひけめを感じる。
  • お洒落。
  • アトスに2番目に蹴落とされた腹いせに、自分の艶種を盛んに撒きちらす。
  • ヴィユー・コロンビエ街に住む。
  • 虚栄心が強くて、口数も多い。
  • 人まえも構わずにお惚気を言うやつ。(byアラミス)
  • アジャックス」byダルタニャン
  • 賭事にはすぐムキになる男。
(1-9)
  • 口の軽いのが生まれつき悪い性分。
  • 口数が多すぎるから女にもてない。(byアラミス)
(1-25)
  • おそろしく鼻っぱしらが強い。(by亭主(3)
  • 金使いが荒い。ふだんよほどぜいたくな暮らしをしていると見える。(by亭主(3)
  • 見かけほど乱暴な男じゃない。(byダルタニャン)
(1-26)
  • 気位が高い。
(1-27)
  • 銃士仲間でも腕っぷしの強いことで定評がある。
  • 巨漢。
(1-28)
  • 人がいい。まぬけなのっぽ。(byアラミス)
(1-29)
  • 偉丈夫。実行派でもあった。
  • 口ひげをひねり上げ、皇帝ひげを引っぱるのは、女をひっかけようというときいつもする癖。
  • ムースクトンがこまめに世話をやくので、懐中は無一文だが、押し出しはなかなか立派。
  • 帽子はいささかすり切れ、羽根飾りは色があせ、刺繍もあまりパッとせず、レースもほつれてはいるけれど、ポルトスは依然として美男子のポルトス。
  • 生まれつき美貌の持ち主だから、女に不自由はしない。(自称)
(2-2)
  • 天涯孤独の身。財産もなければ家族もない軍人。
  • ひとかどの食通。武骨な人間。
  • 見上げるような大男で、力は強そうだし、軍服を着ているところを見ると、身分もありそうだし、血色のよいのは、普段おいしい物を食べつけている証拠。
  • 食い意地が張っている。
(2-10)
  • 新しい制服に身をかためる。威風堂々たる姿。拍車が鳴り響き、よろいは輝き、剣が脚にぶつかって勇ましい音を立てる。
(2-32)
  • 馬鹿で、まぬけで、ぼんやりで、問題にもならない。(byミレディー)

第二部

「三銃士の一人。いまではデュ・ヴァロン卿。ダルタニャンに口説かれて、マザラン派の銃士として復帰する。」(3巻)
「いまはデュ・ヴァロン・ド・ブラシュー・ド・ピエールフォン。マザラン側。」(4巻)
「かつての三銃士の一人。いまはデュ・ヴァロン・ド・ブラシュー・ド・ピエールフォン。男爵になることが唯一の望み。」(5巻)

(3-6)
  • 快活。
  • 代訴人未亡人と結婚するため、引退。
  • 虚栄心が強い。
(3-7)
  • 大きな筆蹟。
  • 相変わらずのうぬぼれ屋。(byダルタニャン)
(3-12)
  • 6尺近い長身。
  • ポルトスと名乗っていたころから、料理にはやかましかった。(byプランシェ)
(3-13)
  • 巨漢。
  • 堂々たる体躯と、勇ましい顔つき。
  • 勇敢で人の好い人物。
  • 声はバリトンからバスに変わっていた。
  • 一人暮らしのせいか、むかしのような格好のよさは容易につけることができない。
  • 男やもめで年収は4万リーヴル。
  • まえよりも元気になった。牛一頭くらいなら、拳固でなぐり倒せる。
  • 羊の肩のような手。
  • もともと勘が鈍い。
  • ダルタニャンの言うことなら、一度も疑ったことがない。
(3-15)
  • ブラシューの殿さま。
(3-16)
  • すこし見栄坊だが、なかなかいいやつ。(byアトス)
(3-18)
  • シュヴァリエ・デュ・ヴァロン・ド・ブラシュー・ド・ピエールフォン。
(3-26)
  • 銀の刺繍をしたはでな上着。
  • 美貌で裕福な貴族。
  • 堂々たる偉丈夫。
  • 剣をとっては王国一の使い手。(byダルタニャン)
  • 筋骨隆々として、肩幅は広く、眼光けいけいとしている。
  • お金持ち。
(3-30)
  • 情にもろい。
(4-7)
  • 幅の広い顔。
(4-14)
  • まんまるにふくれた財布。(byアラミス)
(4-16)
  • 往時トレヴィル殿の銃士隊の花形だった巨人。
(4-22)
  • 相変わらず用心深い。
(4-26)
  • 恐るべき巨人の高貴なる胸。
(4-30)
  • 例の問答無用といったまなざし。
  • 自分の知るかぎり、もっとも暖かい心の持ち主で、最良の友、この上もなく立派な軍人。品性といい、趣味といい、勇気といい、真に貴族の名にふさわしい。(byアトス)
(4-31)
  • 例の悠揚迫らざる足どり。
  • 堂々たる体格と隆々たる筋骨。
(5-1)
  • 夕食がいちばん大事。
  • 腕は相当立つほう。(byダルタニャン)
(5-2)
  • 食い気に劣らず眠気もさかん。
  • 例の大きな目。
(5-4)
  • 密生した硬い髪。
  • 人よりも首ひとつ抜き出ている大男。
(5-5)
  • あの恐ろしい腕。まるで石投げ器の腕木のように、空中でびゅんと唸らせる。
(5-10)
  • でかい肩。
(5-11)
  • 冒険ごとが好きでたまらない。
(5-12)
  • 何事によらず力ずく。
(5-14)
  • レヴィアタンみたいに泳ぎが達者。(byダルタニャン)
(5-16)
  • 大きな足。
  • 人がよい。
  • ダルタニャンをかねがね尊敬していたので、友人の合図にはいつもおとなしく従う習慣になっていた。
  • 不愉快だと思ったら黙っていられない性分。(自称)
(5-24)
  • 恐るべき人物。(byコマンジュ)
  • ピカルディーの生まれ。(byアトス)
(5-26)
  • 目くばせの意味を悟るのが苦手。
(5-27)
  • えも言われぬお人好しな感じの目つき。
  • ふつうの人の腿くらいもある太い、隆々とした両腕。
  • 稀れに見る怪力の持ち主。(byダルタニャン)
  • 頭以外のところに力がある。(byダルタニャン)
(5-28)
  • 鋼鉄のような腕首。
  • 図体が大きい。
(5-32)
  • 人柄はよいが、だまされやすい。(byダルタニャン)
  • 忠誠無比、鋼鉄の腕を持つ。(byダルタニャン)
(5-34)
  • 大男。
  • 力強い低音。

第三部

(7-21)
  • 尊大な態度。
  • ぴったりとした胴着を着、ぜいたくな衣裳。
  • 背の高いがっしりした男。
  • 帽子には羽根飾りがいっぱいついている。
(7-22)
  • ものすごい悪筆。
(7-23)
  • 善良で気がよい。
  • 大きな目には一点のかげりもなく、やさしいまなざしを折にふれては友のほうに向ける。
  • 悪事はこれっぱかりも考えてはいなかった。
  • 140kgの体重。
  • 謙遜家。
(9-2)
  • 堂々たる風采の男。
  • ものに溺れるようなことは決してない。
  • 威厳に満ちている。
(9-10)
  • 髪の毛はたっぷりある。
  • 象牙のようにきれいで硬く健康な歯。
  • かわうそみたいに泳げる。