ダルタニャン物語人物辞典 グリモー
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- グリモー【Grimaud】
- アトスの従者
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- グリモーさん【M. Grimaud】(1-27)
- ヴォーグリモー【Vaugrimaud】(byボーフォール公)(11-8)
第一部 第二部 第三部
第一部
- (1-7)
- アトスにひどく風変わりなしつけをされている。
- ちょっとした身振りや唇の動きだけで主人の意思が伝わるように馴らされていた。
- アトスの人柄や頭のよさに心から打ちこんではいるものの、いっぽうではご主人を火のように恐れていた。
- 言いつけとはまるで正反対なことをしでかした場合、怒られはしないが、いきなり引っぱたかれた。
- (1-27)
- 合図ひとつでご主人の気持ちを読むことになれているし、ご主人の気持ちは手にとるようにわかる。
- グリモーさん。(by亭主(2))
- 従者だが、育ちのいい男。自分を見習うような無礼な真似はしなかった。樽から飲んだだけ。(byアトス)
- 首はぐらぐら、ルーベンスの絵に出てくる酔っ払った半獣神にそっくり。着物のまえとうしろに、べっとり油がついている。それが極上のオリーヴだということは、亭主にはすぐ見当が付いた。
- (1-28)
- イギリス人がグリモーと話をしているのを見かけた。自分のところへ奉公に来ないかと言っていた。(byアトス)
- だんまり屋。(byアトス)
- (2-8)
- (2-16)
- (2-17)
- (2-18)
- 用心深い。主人の命令がない限り口をきかぬ男。(byアトス)
第二部
「アトスの従者。」(3,4,5巻)
- (3-17)
- グリモーのだんまりは、雄弁そのものだった。(byダルタニャン)
- (3-18)
- 3週間まえにヴァンセンヌの番人として雇い入れられる。
- 話すにも返事するにも身振りだけ。
- 口数がすくなくてよく働く。マザランとは対照的。
- (3-19)
- 20年の歳月もこの人物になんの変化ももたらさなかった。
- ますます無口になり、静かになった。
- グリモーが口をきかなくなってから、もう12年か15年たっている。
- (3-20)
- いかにも番人然とした風采。
- 眉が狭く、唇が薄く、鉤っ鼻で、頬骨が突き出た顔立ち。
- たのもしい男。(byシャヴィニー)
- 愛嬌たっぷりな微笑。
- アトスに仕込まれているので、態度にそつがない。
- (3-21)
- 聡明にして献身的な人物。(byローシュフォール)
- めったに口をきかないが、しゃべるとなると、なかなかうまいことを言う。(byボーフォール公)
- (3-24)
- (3-25)
- しかめ面。
- ボーフォール公の目には世界一の美男のように映る。
- 大理石のような表情。
- (4-5)
- ふざけたりするような男ではない。(自称)
- 口数のすくない代わりに、血のめぐりは人一倍早い男。
- (4-15)
- (5-1)
- 4人に仕えているうち、繃帯や湿布をする機会があまりにも多いので、いつしか外科医らしい風貌さえ身についていた。
- (5-4)
- 慎重なイギリス人そっくりに、物静かで、そっけなく、頑固一徹な人柄。
- (5-9)
- 実直者。
- アトスが呼ぶときの略称は『オー』。
- 抜け目のなさでは、スコットランド人に勝るとも劣らない。
- 猫のような身軽さ。
- (5-12)
- 痩せてひょろひょろはしていても、野良猫みたいにどこへでも昇りつく。
- パリーの弟とつきあっているうちに英語の片言を覚えた。
- (5-13)
- 一行の会計係。
- 勘定方だけでなく、道具方も兼ねる。帳簿の他道具袋も預かる。
- きわめて用心深い男。
- ひょろ長い身体。
- いつだって目が見える。夜も昼も同じ。(byムースクトン)
- 抜け目がない。(byムースクトン)
- 痩せ男。
- いたって良心的。
- (5-16)
- (5-24)
- (5-31)
第三部
- (6-4)
- すみれ色のセーターを着て、地のすけたビロードの大きな縁なし帽をかぶっている。
- グリモー爺さん(byアトス)
- のっぽの老人
- 白い顎ひげ。
- (11-8)
- (11-39)
- 年とともに少なくなった髪も白くなった。
- 厳しい、蒼白な老人。