ダルタニャン物語人物辞典

マイヤール【Maillard】
ボナシュー
「大司教補に協力する乞食の総取締。じつはかつて(第1巻)のボナシュー。」(5巻)
  • サン・トゥースターシュ教会界隈に住む乞食。聖水係。
  • 背は低く小肥り。灰色の髪、褐色の目。皮肉な調子の声。感情を押し殺している。6年前はバスチーユにいた。
  • (4-17〜18)(5-33、36)
  • マザラン →詳細ページへ
  • 「枢機官。イタリア生まれの宰相。太后とは愛情で結ばれているが、人心は掌握していない。」(3巻)
  • ジューリオ・マザリーニ
  • 2〜3部
  • マチュー・モレ
  • 高等法院長
  • レス枢機官(大司教補)の言によれば、この男の示した勇気のほどは、ボーフォール公やコンデ大公に劣らなかったという。
  • 民衆に襲撃されるが、落ちつき払って対応。
  • (3-1)
  • マドレーヌ
  • チクトンヌ街、「牝鹿亭 ラ・シュヴレット」のおかみ。ダルタニャンにぞっこん惚れる
  • フランドル生まれ。25,6歳。みずみずしい美女。
  • 亭主が家を抜け出し姿を見せなくなると、死んだに違いないと主張して3年間一緒に過ごし、ダルタニャンに結婚をせまる。(3-6)
  • 口が堅い。美しいばかりでなく、頭の回転も速い。(byダルタニャン)(3-7)
  • なかなか愛想もよいし、洒落もわかる人。(byポルトス)(3-26)
  • チュルケーヌの奥さん。(byダルタニャン)(4-26)
  • マドロン・チュルケーヌ夫人
  • (3-6〜7、26)(4-16、26)(5-17、36)
  • マニカン →詳細ページへ
  • マリコルヌの友人。ギーシュの幼友達
  • 3部
  • マリー・テレーズ
  • ルイ14世の王妃
  • あっさりと飾りけのない身だしなみ。年若く、気持ちの素直で、好奇心にも富む。
  • (9-7)(10-40)
  • マリー・ド・マンシーニ
  • ルイ14世の最初の恋人。マザランの姪
  • ちょっと見劣りがするが、小股の切れあがった魅力的な女性。額に寄せたしわに気性の強さがはっきりと現れている。とりわけ目にいきいきと光を帯びている。黒い目。
  • (6-2、13)
マリー・ド・メディシス【Marie de Médicis】話題に上るのみの人
アンリ4世の王妃。ルイ13世の母親
  • 一生涯、枢機官の迫害を受けた(1-16)
  • [リュクサンブールに宮殿を建てさせた](2-18)
  • 自分のために苦しんだ人びとを馬鹿にしたため、二度目に追放されたときには、自分の息子にさえ見捨てられて、ケルンで亡くなる。(byアンヌ・ドートリッシュ)(3-4)
  • アトスの母がそばに仕えていた。(3-16)
  • リシュリュー枢機官の手によって追放される。(4-10)
  • コンデ大公を逮捕した。
    義理の母。自分を破滅の淵に引き入れたコンチーニ(アンクル元帥)に、黄金や、名誉や、愛撫を惜しみなく振り撒いた。(byアンヌ・ドートリッシュ)(4-21)
  • ブロワの州会議場で囚われの身となり、窓から脱出した。
  • 太后【】()
  • (1-16)(2-14、18)(3-4、16)(4-10、21)(6-1、4)
  • マリー・ミション
  • シュヴルーズ夫人の別名。侍女は、ミレディーの元を逃げ出してきたケティ
  • トゥールの気のきいた女性。(2-17)
  • アラミスの従妹。(byアラミス)トゥールの織り子。下着屋の娘。お針子。(2-18)
  • ボナシュー夫人の救出に一役買う。顔が広い。(2-30)
  • バッキンガム公爵の命が危ないというので、ラ・ロシェルの陣地から手紙を出して、知らせてやった娘。
  • 1633年10月11日、ローシュ・ラベイユの坊さんの家に一夜の宿を求める。
  • 身分が低い。男の身なりがすばらしくよく似合う。生まれつき気位が高い女性。王妃を姉と呼ぶ。世にもかわいらしい乗馬姿。コケット。
  • 1年後、生後3ヶ月の子供を揺り籠に入れて坊さんの家に送り届ける。1643年にフランスへ帰ると、子供の消息をたずねた。(3-22)
  • (2-17〜18、30)(3-22)(5-11、35)
  • マリーニ(伊)
  • 管区長に立候補する
  • ヴェニス人。
  • シニョール・マリーニ
  • (8-34)
  • マリオン・ド・ロルム*
  • 【17世紀きっての美姫、リシュリューに処刑された陰謀家サン・マールと親交があった。有名な娼婦】
  • (2-21、31)
  • マリコルヌ(1) →詳細ページへ
  • モンタレーの恋人
  • 3部
  • マリコルヌ(2)
  • マリコルヌの父。オルレアン町長
  • おひとよし。将来どころか目のまえのことにもまったく盲目。毎日3時から5時まで、ルイ13世時代に作られたグレーの服を着、大きなリボン飾りのついた靴をはいて散歩することにしている。
  • (7-31)
  • マリニー
  • フーケの同僚。大臣
  • 正式な訴訟が行われ、モンフォーコンに送られる。
  • アンゲラン・ド・マリニー
  • (10-8)
  • マルキアリ →フィリップ
  • ある身分の高い人物に瓜ふたつという理由でバスチーユ入りしている若い男
  • ベルトディエール第2号。実はルイ14世の双子の弟、フィリップ。
  • ひょうきんな男。仔羊のようにおとなしい男。小柄で髪の短い、あごひげののびかかった、美しい顔立ちの青年。23歳。無神論者の苦笑と殉教者の諦念の浮かぶ顔。
  • (8-4〜5)(10-28)
マルグリット【Marguerite】
ヴァネル夫人
  • (7-6、11)(8-7〜8)(10-7〜8)
  • マルシヤック公
  • 【のちのラ・ロシュフーコー公爵。『備忘録』の著者として有名】アラミスの恋敵
  • ラ・ロシュフーコー老公爵の長男。ロングヴィル夫人と気脈を通じ、老公爵とコンデ公とを、仲たがいさせようとしている、と取り沙汰されていた。(3-9)
  • 燃えさかる剣を持った守護天使。(byダルタニャン)(3-10)
  • マリー・ミションに、王妃から危険を知らせるための緑の本を届けに行く。マリー・ミションと侍女のために男性の服を見つけてくれる。シュヴルーズ夫人の古い友だち。マルシヤック公から、ロングヴィル夫人にラウルを推薦してもらう。(byシュヴルーズ夫人)(3-22)
  • ひどいやきもちやき。(4-2)
  • プランシェが知り合いになった大勢の貴族の1人。(5-17)
  • **公爵の項参照。
  • (3-9〜11、22)(4-2)(5-17)
  • マルスリーヌ
  • ラ・ヴァリエールの女中
  • (3-15)
マルタン【Martin】歴史上の英雄、神話、架空の人物等
旅籠屋の絵看板に描かれている
  • 聖者マルタンが貧乏人にマントの半分を与えている。(1-20)
  • 聖者マルタン【saint Martin】
  • (1-20)
  • シャンチイの旅籠屋「サン・マルタン」。ポルトスが置き去りにされた場所。
  • マルチニエ
  • バスチーユの囚人
  • ベーズモーの食事目当てに3度もバスチーユに入る。
  • (8-4)
  • マルトー親父
  • ヴァンセンヌの城のまえにある食い物屋の親父
  • 地方に静養に行くため、パリの食い物屋に店の権利を譲る。それまでお城のご用を勤めていた。
  • (3-20)
  • マルトー親父の後継者 →ノワールモン
  • パリの食い物屋。マルトー親父の後釜。愛嬌たっぷり。
  • (3-20、21)
  • マンシーニ
  • マザランの甥
  • ルイ14世の学友にとマザランがつけたが、ルイには嫌われる。
  • (3-4)
マンの男【l'homme de Meung】
ローシュフォール
  • (1-8)
マントの男【l'homme en manteau】
ローシュフォール
  • (1-18)