ダルタニャン物語人物辞典
や
- 役人【le commissaire】(1)
- ラフマ
- バスチーユでボナシューを取り調べた役人
- いかめしい感じの顔つきで、鼻はとがり、頬骨は黄色く張り出している。小さいながらも鋭いギョロリとした目。いたちと狐とをつきまぜたような容貌。
よく動く長い首の上に乗った頭が、たっぷりした黒い法服から飛び出して、ゆらりゆらりと揺れている。ちょうど亀が甲羅から首を出すときの格好にそっくり。
枢機官の勢力や行動について、大いに長広舌を振るう。
はやぶさのようなまなざし。腹の底まで読み取ろうとする鋭いまなざし。(1-13)
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- 役人【le commissaire】(2)
- アトスを2番目に調べた役人
- 最初の役人と同様、アトスのてきぱきした陳述ぶりにどぎもを抜かれる。
なんとかして仇を討ちたいと考える。
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- ヤンセニウス【Jansénius】
- [17世紀のオランダの神学者](1-26)
- ヤンセニウスの「アウグスティヌス」の中に、それと似たような命題があるが、あのような異端の書は、おそかれ早かれ獄吏の手で焼かれてしまうだろう。(by修道院長)
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- (1-26)
- コルネリウス・ヤンセン。その著書は、カトリック教会によって異端的とされたキリスト教思想を流行させる。