ダルタニャン物語人物辞典
は
- 博士の姪【la nièce du docteur】
- 神学者の姪
- 「博士の姪」の真似をして、なにも言わないことにする。(byダルタニャン)
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- バザン【Bazin】
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- アラミスの従者
- 「アラミスの従者。」(3巻)
- 「かつてのアラミスの従者。いまはノートル・ダム寺院の寺男。」(4,5巻)
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- バザン先生【maître Bazin】(1-27)(3-10)(5-19)
- 1〜3部
- バショーモン
- 参事官
- 騒ぎを起こした民衆が、石投げ(フロンド)をして遊ぶ子供たちにそっくりだと言ったことから、「フロンド党」という言葉が生まれる。
- (3-2)
- バッキンガム公爵【le duc de Buckingham】(1)
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- 「イギリス王チャールズ一世の宰相。王妃アンヌ・ドートリッシュの恋人。」(1,2巻)
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- ジョルジュ・ド・ヴィリエ
【Georges Villiers】【Georges de Villiers】(1-12)
- 1部
- バッキンガム公爵(2)(英)
- バッキンガム公(1)の息子。アンリエット王女に恋
- 根はお人よし。際立って美しい青年。高飛車な口調。傷つきやすい心を持ち、自尊心が強く、情にもろい。(3部)
- **父親の血を引いたのか恋愛に一途。愛しのアンリエットに近づく者はみな敵だと思い込むが、ラウルの高潔さに触れてからはトラブルメーカーの座をワルド君に譲る。
- ヴィリエ
- 3部
- バッソンピエール【Bassompierre】
- [当時フランスの軍事外交に尽力した著名な人物。反リシュリューの陰謀に加担した嫌疑で12年間バスチーユに監禁されていた](1-2)
- 女運にめぐまれた果報者として、トレヴィルと並び称される。当代きっての伊達者。(1-2)
- 戦争のできる勇敢な男。(byリシュリュー)(1-16)
- 信念の上では新教徒であり、『聖霊騎士団』の団員としては旧教徒。生まれはドイツ人だが、心はフランス人。(2-11)
- ラ・ロシェル戦でアングーレーム公爵、ションベールと、指揮権をめぐって権力争いする。(2-12)
- アングーレーム公爵と犬猿もただならざる関係。(2-21)
- リシュリューが死んでも、トランブレーは典獄長として居残り、バッソンピエールもそのままバスチーユにとどまる。17人の殿様の1人。バスチーユで死ぬ。太后に忠誠を捧げていた。(3-3)
- 古い宮廷の風流人の代表。(4-6)
- アンリ4世が暗殺されるまえの日に、一緒に将棋を指す。(4-27)
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- (1-2、16)(2-11〜13、21)(3-3、12、16)(4-6、27)(10-30)
- 元帥。
- パトー【Pathaud】
- 旅籠屋「サン・マルタン」(亭主(3))の召使の1人
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- ポルトスの手紙をコクナール夫人に届ける。
- コクナール夫人を「どう見ても50、お世辞にも美人とは言えない」と評す。
- (1-25)
- パトリック【Patrice】(1)
- バッキンガム公の腹心の家来
- 旅行のたびごとに主人のお供をし、フランス語がじょうず。大臣の大臣とも言うべき人物。
ダルタニャンの誠実な話しぶりに心をうたれ、みずからウィンザーまでダルタニャンの案内に立つ。(1-20)
- 主人の命令には唯々諾々と従う習慣になっている。(1-21)
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- パトリック(2)(英)
- グロスローの下で働く水夫
- よけいなことはなにひとつ言わずに立ち去る。
- (5-12)
- パトリュ【Patru】
- [17世紀の弁護士で作家、アカデミーの会員](1-26)
- パトリュ先生の弁論のように俗受けするだろう。(by修道院長)
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- パトリュ先生【Me(maître) Patru】
- (1-26)
- 母親【mère】
- ダルタニャンの母親。
- ジプシーの女から教わった万能膏の製法をダルタニャンに伝授。
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- おふくろ【mère】
ダルタニャン夫人【Mme d'Artagnan】
- (1-1)
- バラダス【Baradas】
- ルイ13世の廷臣
- 舞踏会当日、国王のお供をして市役所にやってくる。(1-22)
- ルイ13世の暇つぶしの相手。(10-24)
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- バラダス殿【M. de Baradas】
- (1-22)(10-24)
- パリー(英)
- 「チャールズ1世の侍従。」(5巻)
- 腹心。(4-27)
- 王のおそばを片時も離れなかった。(5-1)
- 忠実な従僕。老僕。(5-3)
- 国王の判決がくだってからというものは、泣きどおしだった。気が弱く悲歎に暮れているだけの従僕。(5-6)
- 後にチャールズ2世の従者になる。
- (4-27)(5-1〜3、5〜8)(6-1、35)
- パリーの弟(英)
- 国王を逃がそうとするが、見つかり、大けがを負う
- 森のはずれにある小さな家に住む。まだ若い男。負傷者。律儀な男。
- 忠良なイギリス人、忠義な下僕。(byアトス)(5-1)
- 斬られた頭を黒い絆創膏で、なんとかにつなぎあわせてある。ぼく独特のつなぎかた。(byダルタニャン)
- 例のスコットランド人。グロスローが面白がって、腕試しに斬りつけた。気の毒な男。頑健そのもののスコットランド人
- トゥウィード河の向こうで生まれた男は、おそろしく執念深いらしい。(byダルタニャン)(5-9)
- フランスへ来るよう勧めてみたが、かたくなに拒む。
- グロスローのそばにいたいから。(byムースクトン)(5-12)
- (5-1、9、12)
- ハリソン大佐(英)
- イギリス軍の軍隊の指揮官
- 国王を護衛し、ロンドンへ送る。
- 肉屋だか肉屋のせがれ。(byダルタニャン)(4-32)
- ダルタニャンにたいし、その身分や性格にふさわしい大歓待をしてくれる。(5-1)
- (4-32)(5-1〜4、6)
- パルティセリー
- 財務卿デムリの父親。リヨンの銀行家
- 悪党。(byルイ13世)絞首台にかけられる。
- (3-1)
- バルベ老公爵
- アトスのサロンに出入りする
- ラ・ヴァリエール家とも20年来親しくしている。足を痛めたルイズを自分の馬車に乗せてブロワへ送る。
- (3-15)
- バンスラード【Benserade】
- [17世紀のフランスの詩人](1-23)
[17世紀のフランスの宮廷詩人、劇作家]()
- いつかその文句(ヴィルギリウスの「アエネアス」第二章)を引用していた。(byトレヴィル)(1-23)
- 偉い詩人。(byバザン)(2-4)
- マザランが、若いころ向こうを張って詩を書いた。(3-2)
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- バンスラード氏【M. de Benserade】(1-23)
- (1-23)(2-4)(3-2)
- 引用した文句=「貢物を捧げる敵に心を許すな」(1-23)
- パンタロン(伊)*
- 【イタリア喜劇に登場する人物、道化役】
- マザランは彼のような道化役者にすぎないとアラミスが例える。(3-11)
- 新王宮には、お望みどおりの仮面が取り揃えてある。(byアラミス)(5-18)
- (3-11)(5-18)
- 番人
- ボーフォール公の番人の中の一人。番兵
- 人相のよさそうな人物。ボーフォール公がこの男のご機嫌を取るが、グリモーに追い出される。
- (3-20)
- 番兵
- 歩哨に立っている兵隊
- 熱心なカトリック教徒。清教徒の賛美歌を歌うミレディーに苦情を言って、フェルトンに叱り付けられる。
- (2-23)