ダルタニャン物語人物辞典

  • 兵士(1)(英)
  • グロスローの使い
  • 下手なフランス語で、ダルタニャンとポルトスを呼びに来る。国王を「ネブカドネザル」と侮辱する。こちこちの清教徒。
  • (5-2)
  • 兵士(2)
  • バスチーユの兵士。ダルタニャンにあとをつけられる
  • なかなか利口そうな、しかもしっかりした顔つき。鼻が赤いことから、ブランデー好きと判断される。
  • (9-9)
  • ベーズモー
  • バスチーユの長官。典獄
  • 親衛隊にいた。マザランの親衛隊長だった。枢機官時代にダルタニャンたちと腹を割ってつきあった仲。ダルタニャンと35年来のつきあい。
  • ぼってりと太り、色艶もよく、まるまると脂が乗って、まるでチーズのよう。目はらんらんとして炭火のよう。50歳にも見えない。本当は60歳。監獄の料理人の元締と自称する。
  • ベーズモー・ド・モンルザン
  • (8-1〜6)(9-8〜9)(10-23、25、27〜28、34〜35、45)(11-3〜4)
ベーム【Besme】話題に上るのみの人
ルイ13世の廷臣の1人
  • [ルイ13世時代の有名な刺客](1-2)
  • 国王の不興を買い、トレヴィルが成敗。
  • (1-2)
  • ベック将軍(西)
  • 敵の指揮官の一人
  • (4-6)
ペテロ【Pierre】歴史上の英雄、神話、架空の人物等
聖ペテロ。アミアンの修道院長が話題に出す。
  • 法王たちは聖ペテロの後継者になる。
    聖ペテロは指でもって祝福された。それゆえ法王も指でもって祝福する。(by修道院長)
  • 聖ペテロ【saint Pierre】
  • (1-26)
  • 新約聖書に登場する人物、イエス・キリストに従った使徒たちのリーダー。聖ペトロ。
ペナフロー伯爵夫人【la comtesse de Penaflor】話題に上るのみの人
ポルトスが名前を挙げた婦人
  • あなた(コクナール夫人)のために、ペナフロー伯爵夫人を捨てたぼくなのに…。(byポルトス)
  • (1-29)
ペラギウス歴史上の英雄、神話、架空の人物等
[5世紀のイギリスの神学者、原罪を否定し、人間の自由意志を説いた](1-26)
  • ペラギウスやその亜流の口舌にのせられてはいかん。(by修道院長
  • ペラギウス(派)【pélagiens】
  • (1-26)
  • ペラギウス主義と呼ばれる教義を広く展開したが、後に異端とされた。
  • ベランガン
  • 侍従長
  • 太后がヴァル・ド・グラースへの参詣に随行させるつもりだった。
  • (4-24)
  • ベリエーヴル
  • コンデ公の指揮する部隊の指揮官の一人
  • (4-6)
  • ベリエール
  • 新王宮の中庭を歩いていた銃士
  • ダルタニャンに命じられ、大司教補の馬車を裏階段に廻して待っている。
  • (4-24)
  • ベリエール侯爵夫人
  • フーケの恋人
  • 自分の宝石を売り払い、フーケのために工面する。以前フーケにつれない仕打ち、にべもない拒絶をする。慎重。
  • 女らしい才気と、男性的な心の冷静さを兼ね備えている。(byフーケ)
  • さっぱりした気性の持ち主。28歳。夫を亡くしてから2年経つ。健気な女性。
  • プレッシ・ベリエール、エリーズ
  • (7-6)(7-11)(8-7〜8)
  • ペリッソン
  • 文学者。フーケの真の友人
  • フーケの第一の秘書と言った役。デムリとリョードを救うために、刑務所長を買収する役目を引き受ける。
  • フーケに「女でなくて残念」と言わしめる。自称ひどい醜男。かつての美男。天然痘で面相がくずれる。利口そうな穏やかな頭。検事総長職をフーケが手放そうとしないことを、ヴァネルに告げる。
  • (7-8〜11、26)(10-2、5〜7、33)(11-16、35)
  • ベルガルド
  • バッソンピエール、アングーレーム公爵に並んで、古い宮廷の風流人の代表。
  • (4-6)
  • ペルスラン(1)*
  • 1代目ペルスラン
  • 新教徒。抜け目のない男。カトリーヌ王妃の微笑を危険なものと思い、カトリック教徒に改宗する。一生器用に立ち廻る。死後の名声を考え、平凡な死に方を避け、たくみに死ぬ。
  • (10-29)
  • ペルスラン(2)*
  • 2代目ペルスラン
  • 大胆で定規のように正確な裁断師。
  • (10-30)
  • ペルスラン(3)
  • 王室ご用の仕立て屋。3代目。大ペルスラン
  • 仕立人頭。産を築く。布地にかけては一流の鑑識眼を備えている。80歳に近く、まだかくしゃくたるもの。才気もあり、いたずら好きでもあった。女にかけては目のないほう。
  • ジャン・ペルスラン
  • (10-29〜30)
ベルナジュー【Bernajoux】
リシュリューの護衛士。掌球場の門の前でダルタニャンと決闘し、重傷を負う
  • 仲間の連中がまえの日に敗北を喫したのをしきりに口惜しがって、折りあらば(銃士に)復讐したいと心に誓っていた。
    勇名はあまねく響き渡り、知らないのはただダルタニャン一人だった。争いごとでいちばん名前を知られていた。(1-6)
  • (1-6、15)
  • ベルヌアン
  • 「マザランの従者。」(3巻)
  • 二度呼子を鳴らすと来る。黒ずくめの男。不動の姿勢。黙々としてまるで幽霊のよう。(3-1)
  • 役人独特の落ち着き払った口調。(3-18)
  • 忠実。第三の関門。訪問者に対しては名うての頑固者。(4-9)
  • 半年ほどまえから、ダルタニャンを10ぺんも枢機官のところまで案内した男。(5-28)
  • ベルヌアン先生。(5-32)
  • 自分で信じたいことしか信じない人物。万事つきあいがよい。
  • よく口をはさむ。(byマザラン)
  • (3-1、4〜5、18)(4-9〜10、22〜24)(5-26、28、31〜32、35)(6-10、15、39、42、44)
  • ベルローズ*
  • 当代きっての名優
  • ダルタニャンの芝居のうまさはこの人物にもひけをとらなかった。
  • (3-5)
  • ペレース(西)
  • ロンドンの「ベッドフォーズ・タヴァーン」の亭主
  • もとスペイン人。新しい同胞の金でイギリスに帰化した男。(byアトス)
  • ウインター卿をえらく崇拝していた。(byアラミス)
  • アトスの顔を覚えていて、いちばんいい部屋を準備させる。気のきいた洒落を言う人物。
  • エル・セニョール・ペレース
  • (5-4)
  • ペロネット*
  • フィリップ(マルキアリ)の婆や。乳母
  • **ペロンヌ夫人と同一人物と思われる
  • (10-28)
  • ペロンヌ夫人*
  • ルイ14世が生まれたときの産婆
  • **ペロネットと同一人物と思われる
  • (10-3)
  • ベンヴェヌート・チェリーニ*
  • フィレンツェの巨匠
  • アトス邸にある、マリニャンの戦いが描かれた銀の水差しを作った。
  • (10-3)
  • ベンティヴォリオ枢機官*
  • マザランが昔仕えていた人物
  • マザランはこの人物の召使。(byアラミス)
  • (3-11、19)