ダルタニャン物語人物辞典 ボナシュー
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- ボナシュー【Bonacieux】
- 「ダルタニャンの家主で小間物屋。枢機官にたぶらかされてその手先となる。」(1巻)
- 「大司教補に協力する乞食の総取締。じつはかつて(第1巻)のボナシュー。」(5巻:マイヤール)
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- ボナシュー氏【M. Bonacieux】
大家【le propriétaire】(1-8)
小間物屋【le mercier】(1-9)
ジャック・ミッシェル・ボナシュー【Jacques-Michel Bonacieux】(1-13)
亭主【l'hôte】(1-25)
マイヤール【Maillard】
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第一部
「ダルタニャンの家主で小間物屋。枢機官にたぶらかされてその手先となる。」(1巻)
- (1-8)
- 人のよさそうな顔つき。
- 3年ばかりまえ、縁あってボナシュー夫人と夫婦になる。
- 察しがいい。(自称)
- なかなかのお金持ち。
- ジャン・モッケの最近の航海にも、いくらか資金を出す。
- なかなか用心深い性質。
- (1-10)
- 悪いことなんか、なにひとつできない人。(byボナシュー夫人)
- (1-11)
- 金持ち。(自ら広言)
- まぬけな亭主。
- 堅気な小間物屋。
- (1-13)
- ジャック・ミッシェル・ボナシューという名前で、年齢は51歳、小間物屋を廃業して、フォッソワイユール街の11番地に住んでいる。
- 根強い利己心が浅ましい吝嗇と結びつき、そのすべてに極端な臆病さがしみこんでいる。
- 武家の生まれではない。
- 生粋のパリっ子。
- (1-14)
- (1-17)
- 正直な気のよい男。(byボナシュー夫人)
- たいへん欲が深い。(byボナシュー夫人)
- 向こう見ず。(byボナシュー夫人)
- 弱虫で、欲ばりで、お馬鹿さん。(byボナシュー夫人)
- 臆病でけちんぼ。
- (1-18)
- (1-23)
- (1-24)
- 目つきが陰険で、口の動かしかたが不愉快。(byプランシェ)
- 背の低いでっぷりした男。頭はごま塩、地味な安っぽい服。背の低い老人。(byサン・クルーの老人)
- どう見ても貴族じゃない。刀も下げていない。他の連中から安っぽく扱われていた。(byサン・クルーの老人)
- 下男かなんか。(byダルタニャン)
- (1-25)
- 陰気な性格。
- 顔色が病的で、黄色っぽく青ざめている。
- 顔にしわを寄せるとき、どことなく薄気味悪い感じがする。
- 太って、背の低い、頭はごま塩で、下男のような地味な着物を着ていた。
- 相当な悪党。(byダルタニャン)
- (2-8)
第二部
「大司教補に協力する乞食の総取締。じつはかつて(第1巻)のボナシュー。」(5巻:マイヤール)
- (4-17)
- 乞食。
- ほぼ6年このかた、サン・トゥースターシュ教会の階段で、信者たちに聖水を振り撒き、施し物を求めている。
- 乞食仲間の総取締。
- マイヤール。
- 年のころは65,6。
- 背は低いが、小肥りの男。
- 灰色の髪に、褐色の目。
- 顔つきには内心の苦悶がありありと、うかがわれる。
- 生まれつき邪悪な心を意志の力によって、おそらくは悔恨によって、おさえつけている。
- 隠しても隠しきれぬ皮肉な調子を帯びた声音。
- (4-18)
- サン・トゥースターシュ教会の聖水係。
- なかなか欲張り。(by大司教補)
- 余生を慈善事業に捧げると誓っている。(自称)
- 深い悔恨にとらわれた口調。
- 6年前に乞食となる。
- (5-33)
- 大司教補がむしゃくしゃしたときにいつも相手をさせられる。
- (5-34)
- 民衆の出というよりは、むしろ立派に乞食の仲間入りができそうな男。
第三部