ダルタニャン物語人物辞典 マザラン

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マザラン【Mazarin】
  • 「枢機官。イタリア生まれの宰相。太后とは愛情で結ばれているが、人心は掌握していない。」(3巻)
  • 「太后の恋人でもある、権謀術数にたけた宰相。」(5巻)
  • ジューリオ・マザリーニ【Giulio Mazarini】
    ジュール・マザラン【Jules Mazarin】
  • [周囲に反対がないので、新王宮の礼拝堂でアンヌ・ドートリッシュと結婚式を挙げている](3-1)
第二部 第三部

第二部

「枢機官。イタリア生まれの宰相。太后とは愛情で結ばれているが、人心は掌握していない。」(3巻)
「太后の恋人でもある、権謀術数にたけた宰相。」(5巻)

(3-1)
  • リシュリューの亡霊。
  • みごとなレースのついた赤いガウンをまとう。
  • 青ざめたひたい。
  • 生きた人間というよりは亡霊のような感じ。
  • 唇が青ざめている
  • 欲の皮がつっぱっている。
  • 46歳になったばかりで、どこかに若さが残っている。
  • 中背よりは少し低いが、すらりとした身体つき。
  • 皮膚はすべすべして美しい。
  • まなざしは火のように燃えている。
  • 大きいが均整のとれた鼻。
  • 威厳のある広い額。
  • 栗色の髪。縮れている。
  • 口ひげは少し黒い。いつも念入りにアイロンをあてる。
  • この上もなく美しい、手入れの行きとどいた両手。
  • [周囲に反対がないので、新王宮の礼拝堂でアンヌ・ドートリッシュと結婚式を挙げている]
(3-2)
  • 文学よりも音楽が好き。そのころまだフランスではめずらしいオペラを上演させていた。
  • 金さえもらえば、それで満足という男。(byコマンジュ)
  • ピエトロ・マザリーニの息子(byヴィルキエ)
  • フランスへ来たのは1634年か5年。
  • だれかが金の話を持ち出すとしかめ面をする。
(3-3)
  • 靴下と紫色の外套。
  • 髪やひげに丹念に手を入れ、香水をたっぷりつけていた。
  • おしゃれのせいか、年よりも若く見える。
  • 単純で芸のない人間。(自称)
  • フランス人に負けないくらい率直で、そのために損もすることもある。(自称)
  • 好人物。(自称)
  • 猫撫で声。ときどきシューシューという音が混じるのが毒蛇のような感じ。
  • 抜け目のない、狡そうな顔。
(3-5)
  • 人も知るごとく、宝石類に目がない。
(3-11)
  • ベンティヴォリオ枢機官の召使。悪巧みだけで出世した、取るにたらん男。(byアラミス)
  • 低い家柄に生まれた成り上がり者。(byアラミス)
  • 人に慕われる大政治家とは言えぬ。態度や気持ちにも貴族らしいところがなく、道化役者にすぎない。(byアラミス)
(3-17)
  • けちな陰謀家のイタリア人。いやしい男、大悪党。(byアトス)
  • 思ったより筆がたつ。(byダルタニャン)
(3-18)
  • もともとイタリア人で迷信家。
  • 例の愛嬌たっぷりな声。
  • 自分の宝物のそばではおちおち眠っていられないという、物語に出てくる慾張りにそっくり。
  • 口約束だけは気前がよかった。
(3-19)
  • ピッシーナ生まれ。
(3-26)
  • せいぜい小さな鷹くらい。(byダルタニャン)
  • お金持ちと聞くと、すぐ相手を尊敬する癖があるらしい。
  • 例の抜け目のない微笑。
(4-8)
  • 物当たりのやわらかな、抜け目のないイタリア人。(byアンリエット王妃)
  • 腹の中では悪いことを考えているかも知れないが、決して実行には移さない。(byアンリエット王妃)
(4-9)
  • どちらかといえば人を警戒する性質。
  • 明敏。
  • 白くて美しいのでご自慢の手。
  • 無能で病弱な大臣。(自称)
(4-17)
  • 分別もあり先の見通しもつく。
(4-20)
  • フランス語でしゃべる段になると、さっぱり調子が出ないが、イタリア語とスペイン語はお手のものだけあって、鮮やかな弁舌の冴えを見せる。
  • 喰わせ者。(by大司教補)
(4-21)
  • 抜け目のない政治家。
  • ジューリオ。(byアンヌ・ドートリッシュ)
  • 空元気は性にあわない。(自称)
(4-23)
  • いよいよもって喰えない親爺。(byダルタニャン)
  • いかにもイタリア人らしい狡猾さ。
(4-32)
  • イタリア人独特の奸知と術策を弄して国土を耕し、できるだけ多くの金をとりいれることばかりに汲々としている。(byアトス)
(5-2)
  • 太后といい仲の、例のけちなイタリア野郎。(byグロスロー)
(5-16)
  • 策士。(byダルタニャン)
(5-17)
  • アトスたちの一足先に到着した3人の貴族のうち、いちばん背の低い男。
(5-19)
  • 根は悪いおかたではない。(byブイヨン公)
  • 事実上パリの王さま。(byローシュフォール)
(5-22)
  • 南方から雲のように流れて来た。
  • 勘がよい。
(5-23)
  • マザリーニ。(byアラミス)
  • 利発そうな顔。
  • 国王も同然、フランス国王そのもの。(自称)
(5-24)
  • 軍服を身に着けると、押し出しのよい貴族のように見えた。
  • 例の抜け目のなさそうな薄笑い
  • もともと家柄も低く、フランスへ一旗挙げに来たイタリア人にすぎない。素性卑しき男。(byコマンジュ)
(5-26)
  • 毎晩のようにオレンジ畑を散歩し、政治の問題をあれこれ考える習慣がある。
(5-28)
  • 褐色のマントを羽織り、フェルト帽をまぶかに冠った乗馬服の男。
(5-31)
  • 腹黒い。(byアラミス)
(5-35)
  • 国王ほど勇気がない。

第三部

(6-8)
  • 年老い、顔色青ざめ、背が曲がる。
  • すばらしい記憶力と勘のよさを発揮。
  • 20年来、全ヨーロッパの外交官を手玉にとってきた策士。
(6-15)
  • 心の動揺を隠すため、にっと作り笑いをする。
(6-43)
  • 59歳。
  • 本当は漁師のせがれ。
(7-4)
  • 金をかき集めることばかり熱心な、フランス人だかイタリア人だかわからんようなやつ。