ダルタニャン物語人物辞典 ミレディー
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- ミレディー【Milady】
- 「イギリス生まれの絶世の金髪美女。アトスのかつての妻で、枢機官の腹心。」(1,2巻)
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- ウィンター伯爵(男爵)夫人【la comtesse(baronne)de Winter】(1-21)(2-33)
ミレディー・クラリック【Milady Clarick】(2-1、14、15)
アンヌ・ド・ブリュイ【Anne de Breuil】(2-15)
クラリック夫人【lady Clarick】(2-19)
シャルロット・バックソン【Charlotte Backson】(2-24、35)
ラ・フェール伯爵夫人【la comtesse de La Fère】(2-35)
シェフィールド男爵夫人【la baronne de Sheffield】(2-35)
ミレディー・ド・ウィンター【Milady de Winter】(2-35)
- [milady:英語のmy ladyの崩れた形。フランスではイギリスの貴婦人にたいする敬称として用いられる](1-1)
第一部 第二部 第三部
第一部
- (1-1)
- 年のころ21,2と見える妙齢の婦人。若い美しい婦人。
- これまで暮らしてきた南の地方ではまったく類のない美しい顔。(byダルタニャン)
- 青ざめた、金髪の女性。
- 渦を巻いた長い髪が肩の上に垂れ下がっている。
- もの憂いような青い大きな目、バラ色の唇、真っ白な手。
- (1-3)
- (1-8)
- ローシュフォールからなにか重大な使命を託されたらしい美しい女の旅人。
- (1-21)
- ウィンター伯爵夫人。バッキンガム公とけんか別れしていた。妬みぶかい女。枢機官の手先。
- マンの女。ダルタニャン自身もすばらしい美人だと思った女。
- (1-27)
- アトス25歳のころ、16の娘。
- (16歳のとき)若いだけに無邪気だが、どこかに激しい気性を秘めている。
- 司祭である兄と2人で小さな町に住む。
- 絶世の美人。
- 立派な家柄の出だという噂。
- 肩の上に百合の花の焼きゴテが入っていた。盗みの前科があった。
- 兄だった男は彼女の最初の恋人で共犯者。
- (1-28)
- (1-29)
- 美しいばかりでなく、相当な家柄の女性。
- ひざまずいているマットは、うしろに控えた黒い肌の少年が持って来たものだし、侍女が紋章入りのハンドバッグをもって控えているが、いま読んでいるミサの本はそこから取り出したものであった。
- 赤いマットの夫人。絶世の美女。
- 使いのものが入り口に待っていたし、りっぱなおしきせを着た馭者が、馬車のまえに腰かけていた。(byコクナール夫人)
- (1-30)
- 自分の生涯に影響をおよぼしそうな気がする。(byダルタニャン)
- 流暢なフランス語。
- (2-1)
- ウィンター卿の妹。
- ミレディー・クラリック。
- 宮廷の御覚えもめでたい。
- アドレスはそのころの高級住宅地ロワイヤル広場の6番地。
- 不思議な女性。(byダルタニャン)
- 枢機官の手先。
- 自分でもよくわからない感情から、知らず知らずのうちに、この女のほうに引かれてゆくような気がした。(byダルタニャン)
- ワルド伯爵とのあいだに恋愛が進行中。
- 世にも稀れな美しい金髪。(byダルタニャン)
- かわいがっている猿がいる。
- 一種の残忍さがその顔にあふれている。
- 表情の変わる早さは驚くばかり。
- 唇の美しさはまた格別で、まるでサンゴのよう。
- ウィンター卿は義理の兄にすぎない。ウィンター卿の弟と結婚、子供一人を残して先立たれた。
- イギリス人でなく、フランス人だという確信を持つ。(byダルタニャン)
まじりっけのない、品のよいフランス語を話す。
- (2-3)
- ふだんはつとめて隠しているかん高い声。
- 魔性の女。
- 牝獅子。
- (2-5)
- 娼婦のような卑しい魂の持ち主。(byダルタニャン)
- この女の魅力は不思議に強い。
- 気性が激しい。
- 気の弱い女とは違う。恥をかかされて気分が悪くなったりはしない。(自称)
- (2-6)
- キンキン響く声。
- なかなかのしたたか者。(byダルタニャン)
- (2-7)
- 腹黒い。
- 澄んだ目。
- ふっくらした真っ白な肩に百合の烙印。
- (2-8)
- 26,7歳の女。
- ブロンド。
- 澄んだ青い目で、異様に光る。
- 眉とまつげは黒。
- 背が高くて、すらりとして、左の糸切歯が1本欠けている。
- 茶色っぽい小さな百合の花、こってり塗りたくっているので、ほとんど目立たない。
- 怒ると牝の虎か豹といったところ。(byダルタニャン)
- 枢機官のスパイ。
- (2-12)
- (2-14)
- (2-15)
- ミレディー・クラリックという名前がアンヌ・ド・ブリュイの前身を隠した。(byアトス)
- 女らしさなどみじんもない。
- (2-18)
- けしからぬ女。ウィンター卿を殺して遺産を手に入れようとした。フランスで既に結婚した身だったのに、ウィンター卿の弟と結婚しようとした。肩に烙印があったので夫に追い出された。
- 幽霊みたいな女。一度見ただけで、だれしもおちおち眠れなくなってしまう。
- (2-19)
- ポーツマスからマンチェスターへかけて、これまで一度も聞いたことがないような、まじりっけのない英語のアクセント。
- クラリック夫人。
- ほのおのような目で相手の心を読み取り、秘密を嗅ぎ出してしまう。
- もともとはげしい気性の持ち主。
- (2-20)
- (2-21)
- ときには蛇のようになり、ときには牝獅子のようにもなる異常な性格。(byリシュリュー)
- (2-22)
- 負ける事を知らぬ悪の女王。
- 男まさりの魂。
- 表情たっぷりな動きの多い顔。
- (2-23)
- (2-24)
- 自分のいちばん大きな魅力が声にあることを自覚。
- シャルロット・バックソン。
- (2-31)
- 生まれつきの美貌と、気品のある身のこなし、それにいかにも気前のよい金づかい。
- 生まれつき丈夫な肉体。
- 気品の高さと、貴族的な身ごなし。
- (2-32)
- (2-35)
- 象牙かと見まごうほど白い手。
- むかし、タンプル・マールのベネディクト会の修道院の尼さんだった。
- (2-37)
- 罪悪、神通力、悪魔的な頭のひらめき。危険な手先。(byリシュリュー)
第二部
- (3-16)
- (4-4)
- 若くて美しい。25くらい。
- 金髪。髪の毛はふさふさして、肩の上まで垂れ下がっていた。
- 目は表情たっぷり。
- えも言われぬやさしい声。
- アンヌ・ド・ブリュイ。
- (4-12)
- 殺人と姦通の罪過を重ね、だれの目にも忌まわしい、血に飢えた牝豹のように人を脅かす女。(byウィンター卿)
第三部