ダルタニャン物語人物辞典 トレヴィル
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- トレヴィル【Tréville】
- 銃士隊の隊長を勤めている
- 「国王の股肱の臣にして、銃士隊長。度胸と機智と分別にみちた武士。」(1,2巻)
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- トレヴィル殿【M. de Tréville】(1-1)
トロワヴィル殿【M. de Troisville】(ガスコーニュの生家で)(1-2)
隊長殿【le capitaine】(1-5)
銃士隊長【capitaine de les mousquetaires】(1-6)
- 実在のトレヴィル
- 1598年
- アルノー・ジャン・デュ・ペイレ【Arnaud-Jean Du Peyrer】
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第一部
- (1-1)
- むかしダルタニャンの父親の隣人だった。
- 子供の頃ルイ13世の遊び相手を勤めた果報者。なぐられたよしみでルイ13世はトレヴィルに深い尊敬と友情を持つ。
- パリへの初旅の途中で5度も果たしあいをやってのける。
- 国王陛下の信頼も厚く、枢機官さえ一目置いている。
- 年に1万エキューの収入。
- その名前は町人のあいだでもしょっちゅう引きあいに出される。
- フランス王国第3番目の人物。(byダルタニャンの父親)
- (1-2)
- ガスコーニュの生家では、いまだにトロワヴィル殿と呼ばれている。
- いまをときめく人物。
- もとをただせばダルタニャンとそっくり。無一文で、度胸と機智と分別だけを元手に押し通して来た。
- 向こう見ずな勇気、それに血なまぐさい風の吹きすさぶこの時代を、ずうずうしく切り抜ける幸運に恵まれる。
- 父親はアンリ4世に仕え、リーグの一味にたいする戦いで目ざましい武勲をたてる。
- 父親から相続した遺産は一振りの刀と、「忠実にして強き」という銘句だけ。
- 刀さばきも鮮かに、銘句どおりに振る舞った。
- 番犬のように従順で、頭がよく、無際限な勇気を持ち、目先がきいて、手も早い、そうしためずらしい素質を一身に兼ね備えていた。
- その目は、だれが陛下のご機嫌を損じたかをすばやく見つけ出すためについている。
- 主君の弱点を握っている。抜け目がない。
- 部下たちの信望を一身に集め、飛ぶ鳥も落とすほどの勢い。
- 一流の陰謀家と伍していささかもひけを取らぬ策略を持ちながら、誠実な人間として一生を押し通した。
- 剣術や鍛錬で、腰も抜けるほど激しい修業を積みながら、色恋の道でもあえて人後に落ちず、当代きっての伊達者になりすまし、粋な口説にかけては並ぶ物なしと謳われたほど。
- 女運にめぐまれた果報者として、20年まえのバッソンピエールと並び称される。
- 人びとから讃美され、恐れられ、愛されていた。つまり人間の幸福の絶頂をきわめていた。
- 邸宅はヴィユー・コロンビエ街にある。
- (1-3)
- ありとあらゆる雷撃に身を固めたオリンポスのジュピターさながら。(byダルタニャン)
- 相手の腹の底まで読み取るような鋭い目。
- パリに出たときにはポケットに4エキューしかなかった。
- おべっかは好き。
- リシュリューを毛嫌いしている。
- (1-6)
- (1-7)
- (1-10)
- (1-15)
- 部下の兵士たちにたいしては父親も同然。ひとたび隊の制服をつけた以上は、この人から兄弟同様の援助と力添えを期待することができた。
- 銃士隊長として、どんな時刻にも(ルーヴルへの)参内を許されていた。
- ガスコン人らしい率直さと、軍人独特の荒っぽさ。
- リシュリューはトレヴィル殿の誠実さをつゆほども疑っていない。
- (1-18)
- (1-19)
- (1-23)
- すこし文学をかじっている。
- 老いたる軍人。
- 宮中で30年も暮らして来た。
- (1-25)
- 簡単に約束するような人ではなく、いったん約束すれば、それ以上のことをしてくれる。
- (1-27)
- (1-28)
- (2-10)
第二部
- (3-17)
- (5-33)
- 銃士隊長を引退している。(byダルタニャン)
- 銃士隊長は王家の最高の軍職。(byアンヌ・ドートリッシュ)
第三部